新電力って聞いたことありませんか?
「イマイチよくわからないし、関係ないや〜」と思っていませんか?
実はちょっとだけ調べるだけで、毎月の電気料金が安くなるかもしれません。
少しでも電気料金を下げて、家計の負担を減らすチャンスです。
浮いたお金で美味しいものを食べるために、新電力について考えてみませんか?
・新電力って安心できるの?
・新電力に変えるメリット、デメリット
・どの新電力がお得なのか簡単に調べる方法
電力自由化が始まって、自分に合う電力会社とプランを見つけられたら電気代がすごく節約できるようになりました。 ですが、電気代を計算してお得な電力会社を探すのってめんどくさいですよね? 「電気代を安くしたいけど、計算するのが面倒[…]
新電力って何?小学生でもわかるように仕組みを解説
新電力についてわかりやすく解説していきます。
電力を「販売」している会社が増えて、選べるようになった
これまで電力は大手電力会社10社が独占して販売していました。
具体的に言うと
- 北海道電力
- 東北電力
- 東京電力
- 北陸電力
- 中部電力
- 関西電力
- 中国電力
- 四国電力
- 九州電力
- 沖縄電力
の10社です。
以前は他の業者がまったく参入できませんでした。
インフラ関係(電気、水道等)は独占事業にすることで安定供給ができるのですが、競争原理が働きません。
競争が働かないので、料金も安くなりにくい状況が続いていました。

しかし電力自由化が始まったことにより、新たに電力事業に参入した会社が一般家庭に電力を「販売する」ことが許可されました。
新しく参入してきた電力会社のことを「新電力」と呼びます。
新電力会社が増えていったことによって競争が生まれ、私たちは安いプランを探して、乗り換えることができることになりました。
・電力を「販売」する企業が増えた。
・企業が増えて競争することにより、お得な料金プラン、サービスが出てきた。
「発電」しているのは大手電力会社で昔と変わらない
「新電力に切り替えても、停電したりサービスの質が低下するんじゃないの?」と思いますよね。
全く問題ありません。
電力を「発電」している会社はこれまで通り、大手電力会社10社です。
電力を販売する会社(新電力業者)は、大手電力会社から電力を買い取って、個人に販売しています。

大手電力会社も「発電部門」と「販売部門」が分かれた
電力自由化により、実は大手電力会社でも組織が変化しています。
2020年までに会社内で「発電部門」「送電部門」「販売部門」を切り離されます。
これまでは「大手電力会社」と契約していましたが、これからは「大手電力会社の販売部門」と契約することになります。
継続して大手電力会社と契約する場合、特に手続きは必要ないと思いますが、頭の片隅に置いておくといいかもしれません。
新電力との契約は安心できるのか
新電力って、イマイチ安心できないですよね?
よしじゅんも最初は信用していませんでした(笑)
ただ、調べていくうちに仕組みが分かり、不安になる必要が無いことが分かりました。
停電になったりしないのか
「これまで大手電力会社と契約していたけど、停電になったことなんてなかった。新電力会社と契約して停電になったりするんじゃないの?」
と不安に思う気持ちがありますよね?
新電力会社に契約を変更したからといって、停電になりやすくなることはありません。
電気の「発電」はこれまでと変わらず、大手電力会社が行なっています。
大手電力会社が作った電気を、別の会社から買っているだけです。
電気の質に関しては気にしなくて大丈夫です。
・電力を作っている大元は大手電力会社なので、停電したりサービスの質が下がることはない。
・どこの電力会社と契約していても、停電する時は一緒。
しっかりとした会社が運営しているのか
「名前も聞いたことないし、新しく会社の運営ってしっかりしているの?」
と疑いたくなる気持ち、とってもわかります。

会社が電気を販売するときは、国の審査が必要になります。
国が認めた企業しか販売することができないので、しっかりとした運営がされている会社と判断して良いでしょう。
また、有名な大手企業もどんどん電気販売事業に参入しています。
・国が認めた会社しか電気を販売できない
・大手企業もどんどん参入している
契約先の会社が倒産してしまった場合、電気が使えなくなってしまうのか
「国が審査した会社だといっても、潰れてしまうことがあるんじゃないの?」
「万が一契約先の会社が倒産した時、電気が使えなくなるんじゃないの?」

契約先の新電力会社が倒産しても電気が止まることはありません。
もし、契約先の新電力会社が潰れてしまった場合、発電事業者(大手電力会社の発電部門)が引き続き電気を供給することが決まっています。
新たな電力会社と契約するまでは大手電力会社の「経過措置プラン」に自動的に引き継ぎされます。
「経過措置プラン」は大手電力会社の標準プランと同じ内容です。
・契約している電力会社が倒産しても、大手電力会社の経過措置プランに自動的に切り替わる。
・新たな電力会社をゆっくりと探すことができる
新電力に切り替えた時のメリット
新電力に切り替えたときのメリットについて紹介します。
電気料金が安くなるのは本当に魅力的ですね。
月々の電気料金が安くなる
新電力会社はより多くのお客さんを獲得しようと努力しています。
競争が激しくなって、どの会社も安くてお得なプランを提供しています。
また基本料金無料など、自分の生活にピッタリ合ったプランを選ぶことができます。
- 一人暮らし、日中は外出していて家には寝に帰る という人 →基本料金無料のプラン
- 自宅で仕事をするフリーランスで結構電気代がかかる という人 → 使用電力が大きくなるほど割引が増えるプラン

必要事項を記入するだけで、一番お得になる会社とプランを教えてくれます。
比較するだけは無料なので、気になった人はぜひ試してください。
電気料金比較サービスをまとめた記事をこちらで紹介しています。
最近の光熱費を見て、なんでこんなに高くなってるの…?と感じませんか? 外出もちょっとしにくくなっているので家でテレビを見たり、エアコンをつける時間が増えて電気代が高くなっていますよね… これから景気が悪くなっ[…]
・自分の生活にあったプランを選ぶことができる。
・比較サイトを使うことでとても簡単にお得なプランを探すことができる。
ほかのサービスと合わせて、さらにお得になる
月々の電気料金がお得になるだけでなく、他のサービスと連携してもっとお得になる新電力の会社もあります。
例えば【楽天のでんき】。
他の電気会社から楽天でんきに変更すると楽天ポイントが2,000ポイントもらえます。
さらに電気料金が200円かかるごとに楽天ポイントが1ポイントもらえます。

楽天でんき以外にも、他会社から乗り換えた時にAmazonギフト券がもらえたりと多くの会社が独自サービスを提供しています。
・電気料金が安くなるだけでなく、ポイントがもらえるなど他のサービスと組み合わせてもっとお得になる。
新電力に切り替えた時のデメリット
新電力に切り替えたときのデメリットを紹介します。
解決方法はあるのですが、人によっては新電力に変えるのをためらうかもしれません。
プランによっては、逆に電気料金が上がる可能性がある
選んだプランによっては、逆に電気料金が高くなってしまう可能性があります。
独自サービスに魅力を感じて契約したけど、月々の料金プランは高くなってしまった…といったことがありえます。
家族構成が変わる時は注意が必要です。
結婚、子供が生まれた時、子供が独り立ちした時などの家族の人数が変わる時は、電力の使用量が大きく変わります。
家族構成に変更があったときは、その時にプランを見直すようにしましょう。
・家族構成が変わる時は、電気料金が上がってしまう可能性が高い。
・すぐにプラン見直しする事で解決できる。
支払い方法が限定される
大手電力会社への支払い方法はいろいろありました。
- クレジットカード
- 口座振替
- 振込
自分のライフスタイルに合わせた支払いができていました。
新電力会社の支払いはほとんどがクレジットカードになります。
クレジットカードを持っていない人、できるだけクレジットカードで支払いをしたくない人は新電力の契約ができなくなってしまいます。
・支払い方法は基本的にクレジットカード。
新電力ってお得になるの?仕組みや不安に思う点を小学生でもわかるように紹介 まとめ
本記事は新電力についてとてもわかりやすい解説、メリット、デメリットを紹介しました。
自分のライフスタイルに合わせて少しでも家計に優しい新電力会社を選びましょう!
本記事のまとめ
・電力自由化によって、新しく参入した電力会社のことを新電力という。
・どの電力会社と契約しても、質、サービス、停電の可能性は変わらない。
・自分のライフスタイルに合わせたプランを選べるようになった。
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