新入社員のみなさん、革靴についてあまりよくわからないんじゃないでしょうか?
今まで履く機会もほとんど無かったと思います。
社会人になって初めて向かう会社、良い印象を与えたいですよね?
革靴に関してはこれさえ見ておけば間違いありません。
画像付きで解説するので、安心して新生活をスタートしましょう。
【新入社員、新社会人におすすめの革靴まとめ】
要素 | 基準 |
---|---|
つま先の形 | ・ストレートチップ ・プレーントゥ |
靴紐を通す部分の形 | ・内羽式 |
色 | ・ブラック ・ダークブラウンなどの暗い色 |
ブランド | ・コスパを求めるならケンフォード ・長く履き続けたいならリーガル、スコッチグレイン |
特徴別でおすすめの革靴をまとめている記事は以下にまとめています。
新入社員、新社会人におすすめな革靴は決まっている
学生時代に革靴を履く機会は就職活動くらいではないでしょうか?
革靴の正しい選び方がわからず、値段の安さや好みのデザインで選んでしまいます。
しかし、ビジネスに向いている(=新入社員、新社会人が履くべき)革靴は決まっています。
ビジネスに向いている革靴は以下の通りです。
・靴ヒモを通す部分のデザインは内羽式
・カラーはブラック、ダークブラウンなどの暗い色
と言われてもイメージできないですよね?
すぐ見てわかるように、画像と一緒に新入社員、新社会人におすすめな革靴の形を紹介します。
おすすめな革靴のデザイン
新入社員、新社会人におすすめな革靴のデザインを画像と一緒に紹介します。
②紐を通す部分は内羽式
つま先のデザイン
ストレートチップ
革靴のつま先部分にラインが入っている革靴です。
ストレートチップはつま先部分に横向きに縫い目が一直線に入っているタイプです。
この形が一番フォーマルで、新入社員、新社会人が履いて間違いないデザインです。
また、一番フォーマルなデザインなので、冠婚葬祭に履くべき革靴でもあります。
「急に明日葬式に出ることになった…」という状況になっても大丈夫なように、必ず1足は持つことをおすすめします。
プレーントゥ
つま先部分になにもラインが入っていないシンプルな革靴です。
プレーントゥのほうがストレートチップより若干カジュアル寄りです。
あくまでストレートチップと比較したらというだけなので、ビジネスの場で履いても全く問題ありません。
もうすでにストレートチップの革靴を持っていて、「2足目に違うデザインが欲しい…」という際に検討をおすすめする革靴です。
靴紐を通す部分のデザイン
靴紐を通す穴がある部分の革がどうやって縫い付けられているかの違いです。
内羽根式と外羽根式があります。
内羽根式がフォーマル
内羽根式はフォーマルな印象を与えます。
靴紐を通す部分が甲革の内側に縫い付けられています。
外羽根式は少しカジュアル
外羽根式のほうが無骨、カジュアルな印象を与えます。
靴紐を通す部分が甲革の外側に縫い付けられています。
とても固い職場でない限りどちらを履いても問題ありませんが、無難なのは内羽根式です。
1足は内羽根式、2足目からは好きなほうを選ぶのが良いと思います。
おすすめな革靴の色
新入社員、新社会人におすすめな革靴の色を紹介していきます。
②職場によってはOKなダークブラウン
フォーマルカラーのブラック
革靴の色といえばブラックを想像する人が多いのではないでしょうか。
それだけ間違いない色で、冠婚葬祭で履いて大丈夫な色です。
お堅い会社や銀行マンの場合、黒しか許されない会社もあります。
最初は様子見で黒色の革靴を購入して、上司や先輩の様子を見ながら他の色を試していくのをお勧めします。
少し挑戦のダークブラウン
黒色の革靴は持っているし、少し違う色の革靴に挑戦したい!というあなたにはダークブラウンの革靴をおすすめします。
よっぽどお堅い会社でない限り、ダークブラウンぐらいであれば上司からなにか言われることはありません。
やめといたほうが良い革靴
職場の雰囲気がわかるまでは、ちょっとやめておいたほうが…という革靴を紹介します。
②メダリオン(穴の空いた装飾)がついたもの
③ローファー、ウイングチップ
冒険しすぎな明るい色の革靴、濃淡の激しい革靴
明るい茶色の革靴はカッコいいのですが、結構目立ちます。
明るければ明るいほどカジュアルに見られがちで、また暗い色でもグラデーションが激しい場合はカジュアル路線です。
最初は明るい革靴は避けておいたほうが無難です。
私が持っている革靴を一部を並べてみました。
左から ブラック、ダークブラウン、バーガンディ、チェスナットの色です。
ブラック、ダークブラウンまでは基本大丈夫ですが、バーガンディ、チェスナットは会社によっては厳しいかもしれません。
上司、先輩の靴を参考にしながらどこまで攻めるか試してみるのが良いと思います。
つま先に装飾(メダリオン)が付いている革靴
メダリオンは穴が開いているような装飾です。
つま先に装飾(メダリオン)が付いている靴はカジュアル寄りのため、最初はやめといたほうが無難です。
それまでに「よしじゅんといえば革靴!こいつは革靴にはうるさいぞ…」というキャラ作りをしました。
その根回しの結果、「よしじゅんならいいか…」という空気を作ることに成功(笑)
もちろんフォーマルな装いが必要な場面、接待では履いていきません。
ローファー、ウイングチップ
ローファーやウイングチップなど、カジュアルな形の革靴はやめておいたほうがよいです。
ローファーはビジネスの場でも履くことができる革靴ですが、さすがに新入社員、新社会人はやめておくほうが無難です。
オフィスカジュアルの服装が許される職場ならありですが、そうでなければやめておきましょう。
ウイングチップは爪先が羽のようなWの形をしています。
この革靴は私がプライベートで履いている革靴です。
つま先がWの字になっていて、とてもカジュアルな印象を与えます。
仕事で使うのは絶対にやめておきましょう。
おすすめの革靴ブランドと、モデル紹介
新入社員、新社会人におすすめな革靴ブランド、メーカーを紹介していきます。
②価格が安い(5,000~30,000円)
③本革を使っていて、しっかり手入れをすることで3年は履くことができる
以上の基準を満たす革靴を紹介します。
スニーカーのような革靴でリーズナブル テクシーリュクスの「TU-7774」
全ての新入社員におすすめできる革靴はテクシーリュクスの「TU-7774」です。
- 価格が安い
- スニーカーのように歩きやすい
- ビジネス向けの要素が詰まっている
- 本革
といった、新入社員(というか一般的なビジネスマン)が求める要素が全て満たされる革靴です。
正直、革靴にそこまで興味のない人はこの靴を常に買い換えていけばOKなレベル。
5000円前後とお手頃な値段で、スニーカーのような履き心地なので革靴ビギナーでも安心して履くことができます。
テクシーリュクスはアシックスの子会社、アシックス商事が展開しているブランドです。
コンセプトは走れるビジネスシューズで、歩きやすさに特化した革靴を作っています。
おしゃれな革靴って、きれいだけど歩きにくいことが多くないですか?革が固かったり、足に負担がかかったりして疲れやすいんですよね…テクシーリュクスの革靴はスニーカーのような歩きやすさに特化した革靴です。テクシーリュクスの[…]
私も長時間歩くときに「TU-7774」を履いています。
革靴特有の固い履き心地は全く無く、本当にスニーカーを履いているような感覚になります。
もっと詳しく知りたい!という人へ、テクシーリュクス「TU-7774」のレビュー記事はこちらにまとめています。
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テクシーリュクスは「スニーカーのようなビジネスシューズを作る」をコンセプトにしているブランドで、アシックスの子会社が提供しています。 Amazonで人気No1革靴ブランドですが、数多くのモデルを展開していて[…]
知名度No.1、リーガルの「25ARBE」
リーガルは日本の革靴ブランドです。
日本人の足に合わせて質の高い革靴を作っており、とても履きやすいです。
価格帯は2~3万円台です。
圧倒的に知名度が高く、「おっ!しっかりした良い革靴履いているね!」と周りの反応も良いので革靴の話題になっても恥ずかしくありません。
おすすめは「811R」です。
足幅が2Eと細身で、とてもスタイリッシュで若い人に合うデザインです。
きめ細かい質の良い革で、履きシワが付きにくい設計で日常から使いやすいのが嬉しいですね!
社会に出て最初の1足は長く履きたい!という人におすすめの革靴です。
逆に履き潰す目的であれば、他の革靴をおすすめします。
日本人のなかで一番知名度が高い革靴ブランドといえばリーガル。リーガルの革靴はデザイン、特徴ごとにラインナップがとても豊富です。正直どれを選んだらいいか、わからないですよね?数多くあるリーガルの革靴の中からデザイン別、[…]
コスパ最強でリーガルの兄弟ブランド ケンフォードの「KB48」
ケンフォードはリーガルの兄弟ブランドで、良い革を使っているのに安いのが特徴です。
先ほど紹介したテクシーリュクスの革靴と比べると、値段の上がり幅以上に質が良くなっています。
コスパに関してはケンフォードが最強です。
価格帯は1万円台です。
リーガルと同じ革を使っているのに半額以下で、革靴の製法が違うだけです。
3~5年で革靴を履き潰すのであればケンフォードをおすすめします。
私が履いているのはケンフォード「KB48」です。
革靴の内側に「MADE IN JAPAN」と「REGAL CORPORATION」が金文字で表記されています。
革に撥水加工をしていて、雨に強く汚れが付きにくいのが嬉しいポイント。
お手入れの回数が少なくなるのが本当に助かります。
もっと詳しく知りたい!という人へ、ケンフォード「KB48」のレビュー記事はこちらにまとめています。
ビジネスで革靴を履くとき、どうせなら質の良い革靴が欲しいですよね?しかし、革靴にそこまで高いお金もかけられませんよね…?よしじゅん良い革質と安さの両立した革靴が欲しいけどあるかな?そんなとき、あの有名なリ[…]
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【参考】私が購入して失敗した革靴「ルミニーオ lut715-bk」
参考までに過去に私が購入してマジで失敗した革靴「ルミニーオ lut715-bk」を紹介します。
安い革靴を見つけて、モノは試しだな〜と思って購入しましたが後悔しています。
この革靴はつま先の形が変わった形をしていて、斜めにカーブを描くデザインです。
つま先がとても細く、トンガリ靴ですね。
皮の表面がシボというより、ただのシワシワな仕上げでとても安っぽい。
ヒールの高さが普通の革靴より高く、バレバレなシークレットシューズみたいです。
極め付けはソールのデザインがよくわからない派手なデザインになっています。
歩いた時や足を組んだ時、結構見える部分なのにこれはちょっと…
一言でまとめると、ホストが履く革靴です。
こんな革靴で会社に行くと間違いなく(あいつ、何考えてるんだ…?)と思われます。
箱を開けて、そのままゴミ箱入りとなりました。
あなたは私と同じ失敗をしないでください。
会社の同期と革靴談義をしているときに「革靴に5,000円以上かけられないわー」との発言がありました。革靴オタクのよしじゅんとしては(せめて10,000円くらいから選ぶんじゃないかな?)と思ったところもありますが、相手の意見も尊重する[…]
革靴ビギナーに送る、知っておきたい豆知識
これから革靴を履く機会が増える!という人に向けて、知っておきたい豆知識を紹介します。
革靴とベルトの色は統一すること
社会人になってしばらくすると、いろいろなカラーの靴が欲しくなると思います。
そんな時にやってしまいがちな失敗が、それぞれ異なる色の革靴とベルトを組み合わせてしまうこと。
新しく革靴を購入する際には、かならず同色のベルトを購入するようにしてください。
価格帯別にみる革靴の大まかな特徴、相場
これまで20足以上の革靴をレビューした私が、価格帯ごとにざっくりと特徴をまとめてみたので参考にしてください。
価格帯 | 特徴 |
---|---|
3,000円前後 | 致命的な欠陥がある ハズレしかない |
5,000円〜10,000円 | お手頃価格 履き潰し前提 当たり外れが大きい |
10,000円〜30,000円 | マイナーブランドが多い ビジネス用として十分な質 ソールを交換できない製法が多い(5年が限界) |
30,000円〜50,000円 | 有名ブランドが多い 革靴にこだわりがある人が履く ソールを交換して長年履くことができる |
50000円以上 | 高級ブランド 趣味の世界 |
本ブログでは10,000円以下の革靴を中心に良い点と悪い点を本音でレビューしているので、購入時はぜひ参考にしてください。
新入社員、新社会人におすすめな革靴 まとめ
イオンなどには3,000円で購入できる革靴があるのですが、あまりおすすめできません。
どうせなら最初から永く使うことができる革靴を購入しましょう。
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Amazonで革靴を購入しようと思っても、「結局、どの革靴を選んだらいいの?」と悩みませんか?レビューを参考にしようと思ってもなかったり、記述が少なくてよくわからなかったり…そこでAmazonで売られている革靴で、私が実際に[…]
特徴別でおすすめの革靴をまとめている記事は以下にまとめています。