Amazonのメンズビジネスシューズ売れ筋ランキングで上位にあった「Persyuair」というメーカーの革靴が安かったので、ものは試しと思って購入してみました。
いきなり結論ですが、安さは魅力ですが正直イマイチに感じる点が多かったです。
同価格帯でもっと良い革靴はあるし、もう少し予算があるならデメリットを全て克服した革靴が買えちゃいます。
本記事は「Persyuair」の外観レビュー、を実際に履いてわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介します。
「Persyuair」の外観レビュー
今回紹介するのは「Persyuair」です。
革質 | 2.0 |
デザイン | 2.5 |
履き心地 | 1.5 |
歩きやすさ | 2.0 |
コスパ | 1.5 |
総合 | 2.0 |
サイズは25.5cmを購入しました。
革靴はスニーカーとサイズの測り方が違うので注意してください。
目安としてスニーカーのサイズから-0.5〜1cmが正しいサイズです。よしじゅんの場合スニーカーは26.5cm、革靴は25.5cmを履いています。
包装は箱ではなく、ビニール袋に入って届きました。
特にぶつかって傷んだりはしていませんでしたが、ぶっちゃけ幸先不安です。
4つのモデルを展開しており、今回は左上のストレートチップ/外羽根式を購入しました。
紐を通す穴(アイレット)の数は3つです。
Amazonの商品ページや商品と一緒に同封されている紹介資料では「2018年創業」で老舗となっています。老舗と名乗っていいのか…
左足の外側から見るとこんな感じ。
右足の内側から見るとこんな感じ。
革全体に光沢が出るような仕上げになっています。
つま先はこんな感じ。
ストレートチップと言いながら、少し曲線を描くような軌道になっています。
踵側から見るとこんな感じ。
内側はこんな感じ。
中敷は取り外せるタイプで、結構薄くてクッション性もあまり無いですね。
裏面は普通のラバーソールです。
特に細かな工夫はありません。
ソールとアッパーの間にフェイクステッチが刻まれています。
これがあるとちょっと高級っぽく見えるので、好印象です。
【余談】「Persyuair」はどこの国のメーカーか考察してみた
「Persyuair」というメーカーをGoogleで検索しても出てこなかったため、いろいろ調べてみました。
結論としては、ほぼ間違いなく中国のメーカーになります。
商品説明には【シュウ厳選靴】とあり、シュウ ケンエイ氏の名前もあったのでGoogleで調べてみましたが全く情報が出てきませんでした。
日本の商標登録をしているとのことで、「経済産業省 特許庁」の商標検索で調べると「Persyuair」の商標が登録されていることを確認しました。
- 登録6255350
- 氏名又は名称:周建榮
- 住所又は居所:中華人民共和国
ということで、中国のメーカーだろうと推測しました。
実際に履いてわかった良かった点
「Persyuair」を実際に使ってわかった、良かった点を紹介します。
定番からちょっとハズしたデザイン
「Persyuair」は日本で履かれている革靴の定番から、すこしハズしたデザインになっています。
真上から見るとストレートチップのラインがカーブを描いていますが、正面から見ると直線に見える不思議な設計です。
また靴紐を通す穴(アイレット)の数が3つと、ちょっとドレッシーな印象です。
同価格帯の靴は一般的な5穴で作られているのがほとんどなので、差別化されていますね。
外羽根式で、ちょっとカジュアル寄りな印象なのもポイントです。
フォーマルな内羽式のストレートチップしか持っていないという場合、気分転換でちょっとハズしたデザインの「Persyuair」を選ぶのもアリですね。
ただ後述する注意点が多すぎるので、あくまで革靴についてよく知っている人が「あえて狙って選ぶ」のでなければ失敗します。
「Persyuair」実際に履いてわかったイマイチな点、注意点
「Persyuair」を実際に使ってわかったイマイチな点、注意点を紹介します。
化学薬品の嫌な臭いが気になる
「Persyuair」を開封した際、合皮(フェイクレザー)を作るときに使われる薬品の臭いがかなり残ってました。
結構鼻につく臭いなので、苦手なら嗅ぐだけで気分が悪くなるかもしれません。
私が買って失敗した…と感じる臭すぎる革靴「DUKLUCAK」のモンクストラップよりはマシでしたが、気になるのは間違いありません。
Amazonのレビューでは「臭いがひどすぎる!」という口コミが多く見られたので、アタリを引いたのだと思います。
風通しの良いところにしばらく(2週間ほど)置いておくと臭いはマシになりましたが、購入してすぐ履けないのは明確なデメリットです。
冠婚葬祭などフォーマルな場では履けない
「Persyuair」は冠婚葬祭などのフォーマルな場で履くにはちょっと厳しいです。
- 外羽根式
- ストレートチップが曲がっている
- アイレットが3穴
と、カジュアルに見える要素が多いです。
固くないビジネスシーンなら履くことができますが、少なくとも重要な客先に履いていく気持ちにはなれません。
安いからといって、就活生が買うのも絶対やめておいたほうがいいと思います。
状況問わず、オールマイティに履ける革靴を探しているのであれば、別の靴を買うようにしてください。
圧迫感がきつく、長時間履くと疲れる
「Persyuair」は甲部分の高さが低めに作られていて、足の甲を抑えられているような圧迫感を感じます。
正直、幅広甲高な日本人の足に合っていません。商品説明文に書かれている「日本人の足によく合わせて」という言葉、絶対適当に書いたでしょ…
またソールは薄めで、歩いた時の衝撃が足へダイレクトに伝わってきます。
ちょっと履くくらいであれば大丈夫ですが、たくさん歩くような仕事をしているならすごく疲れるハズ。
疲れにくく快適に履ける革靴を探しているのであれば、別の革靴をおすすめします。
「Persyuair」の革靴 評判、口コミ
「Persyuair」の革靴について評判、口コミをまとめました。
良かった評判、口コミ
値段の安さに言及する口コミが多かったですね。
イマイチな点もありつつも、価格から考えると妥協できるという意見がよく見られました。
4ヶ月目のレビュー
他の方のレビューのとおり、フェイクレザーのツンと鼻をつく臭いはたしかにキツイです。臭いが気にならなくなるのに約2ヶ月はかかります。この値段でデザインやホールド感は素晴らしいと思います。個人的には靴底の色目がおしゃれで好きです。靴ベラを使わずに履いているためか、踵部分の革はクタクタになってます。このあたりが同時期に購入したテクシーリュクスには勝てません。2,000円の価格差は伊達じゃないと感じてます。でも、コスパを考えると十分合格点だと思います。
悪くは無いけど過度な期待は禁物
作りが悪いとか質感が悪いとかはありませんが、紐の通す回数が少ないとか中敷きが少しダサいとかソウルのゴムが微妙とか全体的に安っぽい感じはします。ただ、価格を考えれば安くてしっかりした作りだとは思います。
コスパ
注文後、直ぐに到着
包装も丁寧でした
私の足の問題ですが、注文したサイズでは足の甲部分がやや低かったかも?
もう0.5cm上のサイズを注文したほうが良かったかも
この低価格で、充分満足できる商品でした
イマイチな評判、口コミ
やはり匂いに言及しているコメントはとても多かったです。
正直、生理的に耐えられない人は無理して買わないほうがいいと思います。
くさい
履き心地はいいですが、皮?の臭いが強いです
疲れる。
ASICSのスニーカーのような革靴が売り切れていたので、当座を凌ぐためにこちらを購入しましたが、んー、やっぱりASICSがいいですね。
とにかくこの靴は疲れます。
足の裏が痛くなる。
あと、全体的に革が薄いですね。
絶対買わない方がいいです!
【良かったところ】
・革が柔らかめで足が痛くならない【悪いところ】
・中敷がとても薄くてクッション性がない
・革が削れやすい(親指の内側)
・ソールが剥がれやすい
まとめ
本記事は「Persyuair」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介しました。
革質 | 2.0 |
デザイン | 2.5 |
履き心地 | 1.5 |
歩きやすさ | 2.0 |
コスパ | 1.5 |
総合 | 2.0 |
一言でまとめると、ちょっと変わった見た目重視の革靴です。
革靴をたまにしか履かず、とにかく安さを求めるならアリですが、本音を言うと別の革靴を買ったほうがいいと思います。
安さは魅力ですが、シーンをかなり選ぶ&イマイチな履き心地を考えるとパフォーマンスが悪い=コスパが悪いです。
とにかく価格を抑えたいなら同価格帯で上位互換といっても差し支えない「Poerkan」のストレートチップを、もう少し高くなってもいいなら本革で圧倒的な履き心地・歩き心地の「テクシーリュクス」のストレートチップ TU-7774をおすすめします。
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