よく行く飲み屋の知り合いから「読書にわざわざKindleの端末を使う必要ある?」と聞かれました。
私個人はKindle端末を愛用していますが、不要派の話を聞いて「もし、私がこんな考えor特徴だったらKindleを使っていないな…」と納得したので、Kindle端末がいらない人の特徴をまとめました。
必要派として、Kindle端末があったほうがいい人の特徴もまとめているので、購入には両方の考えを把握したうえで検討してください。
- 雑誌がメイン
- たまにしか読まない
- サクサクした動きが何より大切
- とにかく安く抑えたい
- 本を「所有」したい
- Wi-Fi環境がない
- Kindle以外の電子書籍サービスも使う
- 寝る前に読書をする
- 読書に集中できる環境が欲しい
- バッテリーをあまり気にしたくない
- 日向ぼっこしながらの読書が好き
- 読む本を、その時の気分で選びたい
- 片手で、大きな画面で本を読みたい
- 文字サイズを大きくしたい
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Kindle端末がいらない人の特徴
反対派の意見を聞いて、Kindle端末がいらない人の特徴をまとめました。
読む本は雑誌がメイン
雑誌とKindle端末の相性は、正直イマイチです。
Kindle端末はカラー表示ができないので、雑誌によくある鮮やかな写真を楽しむことができません。
両開きのページは片方のページだけ表示されるので、迫力が感じられません。
iPadやFireタブレットではカラー表示、かつ両開き対応なのでしっかり楽しめます。
雑誌メインで考えているなら、そちらを使うようにしてください。
Kindle端末が向いているのは図や画像、絵が少ない一般書籍です。
漫画も問題無く読むことができますが、端末によっては画面サイズの関係でちょっと迫力が足りなく感じるかもしれないので「Kindle Paperwhite」以上のモデルを選ぶようにすると幸せです。
私は漫画もがっつり読むので「Kindle Oasis」を使っています。
たまにしか本を読まない
年に数冊本を読むくらいであれば、なかなかKindle端末の恩恵を感じられにくいです。
Kindle端末で読書するメリットをざっくりまとめると以下の4つです。
- 画面が大きくて読みやすい
- E-inkディスプレイで目が疲れにくい
- 片手で読めて、腕に負担がかからない
- Kindle本は紙の本より少し安く購入できる(新刊)
当たり前ですが本を読む機会が少ない=Kindle端末の利用頻度が低い場合は、メリットを感じる機会が少なくなります。
「本を読む際の快適さ-Kindle端末代」の計算式で考えるとわかりやすいです。
この式でメリット感じられない場合は、わざわざKindle端末を買う必要はありません。
個人的な目安としては、月に1冊もKindle本を読まないのであれば、Kindle端末は不要です。
逆にそれより多いのであれば、しっかり活用できると思います。
端末がキビキビ動かないとイラっとする
Kindle端末は本を選ぶ際や次のページに移動する際、処理にワンテンポかかります。
目安としては、紙の本を1ページをめくる時間と同じくらいです。
タップして約0.3秒後に画面が切り替わるイメージです。
表示の切り替わりに少し時間がかかるE-inkディスプレイの特徴なので仕方がない部分なのですが、人によってはもっさり感にイラっとしてしまうかもしれません。
スマートフォンのような素早い動きをイメージしていると、まず失敗します。
個人的には普通に読む分には困りませんが、ざっとページを飛ばしたいとき切り替わりテンポが遅いのでストレスを感じます。
付箋や検索機能、シークバー移動などの対策があるので、慣れてからはそこまで気にならなくなりますが…
本の「所有」をしたい
所有欲を満たすための本を買う時は、紙の本を買うようにしてください。
その比率が高いのであれば、Kindle本自体を購入する頻度が低くなるのでKindle端末は不要です。
Kindle本に限らず、電子書籍は書籍データを閲覧する「利用権」の購入です。
紙の本のような「所有権」ではありません。
めったなことが起こらない限りはありませんが、以下のような状況でKindle本が読めなくなるリスクがあります。
- Amazonが潰れる
- Kindle本の提供サービスから撤退
- Amazonアカウントの停止・凍結
電子書籍最大手のAmazonが潰れるとは考えにくいですが、可能性としては0ではありません。
ただ一度電子書籍の利便性はバツグンなので、上手に紙の本とKindle本を使い分けるのが賢い使い方ですね。
私はコレクション目的などの手元に残しておきたい本は紙で、学びのために手軽にサクッと読みたい本はKindle端末で読むように使い分けています。
Wi-Fiの環境が無い
Kindle端末はネットワーク経由で、書籍データを端末にダウンロード保存します。
そのため、Wi-Fi環境は必須となります。
自宅にWi-Fi環境が無い場合は、どこかの無料Wi-Fiに接続してまとめて保存する等の工夫が必要です。
Kindle Oasisのみ無料4Gに対応したモデルがありますが、その分端末代が高くなっています。
スマートフォンのテザリングを使ってダウンロードもすることができますが、本の内容によってはギガを結構消費するので注意してください。
文字中心の本なら気にならないデータ量ですが、漫画や雑誌だと結構データ量が大きいです。
とにかく安く本を読みたい
とにかく本にかかる費用を抑えたい場合、紙の本をおすすめします。
紙の本のほうが、安くor無料で読める機会が充実しています。
- ブックオフなどの中古本を狙うと安く買える
- 図書館で無料で読める
- 本を売って差額を回収できる
Kindleの場合、電子書籍の値段にプラスでKindle端末代がかかると考えると、さらにお金がかかります。
ただ新刊やベストセラー本を買い、かつ売ることを考えていない場合はKindle本のほうが安い価格で購入できるのでそこまで考えなくて大丈夫です。
イニシャルコストの紙の本か、ランニングコストのKindle本か、どちらに重点を置くかですね。
どんどん本を買っていくとKindle端末代の差額くらい簡単に回収できます。
またKindle本はお得に購入できるキャンペーンが定期的に開催されています。
キャンペーン中の割引本や、書籍購入時のポイント還元率がアップするタイミングを狙うのであれば結構安く本を購入することができます。
50%オフはもちろん、ちょっと古い漫画などは99円になるキャンペーンが開催されるので、セール情報を逃さないようにしてください。
さらに、本の読み放題サービス「Kindle Unlimited」を合わせて使うことで、Kindle端末を買ったその月に元を取ることも可能です。
月に1~2冊本を読めば元が取れるサービスなので、お得に本を楽しみたい人はぜひ活用してください。
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Amazon以外の電子書籍も使うことがある
Kindle端末はKindle本を読む専用で作られた端末です。
囲い込み戦略の一環でもあるので、Amazon以外の電子書籍サービスで購入した本はKindle端末で読むことができません。
電子書籍サービスは数多くあります。本のジャンルによって使い分けていたり、安くなるキャンペーンをしているところで購入するようにしている人とってはKindle端末の恩恵は少ないです。
あくまで他社の電子書籍サービスが使えないだけで、ちょっと特殊な使い方になりますが自炊本を読むための端末として活用することはできます。
家に大量の本があって置き場に困っている…という人にとってはとても便利です。
手間のかかる裁断作業は外部委託が充実しているので、ぜひ検討してみてください。
逆に、Kindle端末があったほうがいい人の特徴
反対派の意見をまとめましたが、私自身はKindleを手放せないくらい愛用している必要派です。
Kindle端末があったほうがいい人の特徴をまとめたので、同じような考えを持っている人はぜひ参考にして下さい。
寝る前に読書したい
寝る前にKindle本を読もうと考えてるなら、Kindle端末一択です。
読書専用に作られているだけあって、目に優しい設計になっているので夜でも安心して使うことができます。
簡単に紹介すると、Kindle端末の画面は暗い部屋でも読みやすい明るさに調整してくれるフロントライト方式です。
ライトが画面を照らして、反射した光を見る構造になっています。
一言でまとめると、ライトの下に置いてある本を読んでいる感じです。
反対にiPadやiPhoneの画面はバックライト方式です。
ライトの光が液晶を通して目にダイレクトで入ってきます。
一言でまとめると、ライトの電球を直接見つめているような感じです。
どっちの方が目に優しいか…明らかですよね。
読書に集中する環境を作りたい
Kindle端末は、読書以外のことができません。
読書しかできないから、逆に本の内容に集中することができます。
物語に没頭して、読み終わったときにカタルシスを感じられるのが幸せです。
iPadなどのタブレットの場合、LINEなどの通知が読書の邪魔をすることが多くあります。
またアプリ間の切り替えが簡単すぎるが故に、他のことに気を取られて集中力が削がれてしまいます。
どうせ同じ本を読む時間、集中しないともったいないですよね?
もし最近本を読んでいるときに集中力できないな…と感じるならKindle端末を使ってみて下さい。
バッテリーをあまり気にしたくない
本を読みたいとモチベーションがあがったとき、確実に読める環境であることはとても大切だと思っています。
逆に「読みたいのに充電が無かった…」となるのはマジで最悪です。
Kindle端末はどれもバッテリーのもちが良く、充電頻度も少なくて済むのでバッテリー管理の手間がかかりません。
私が持っているKindle Oasisの場合、1回の充電で6週間利用することができます。
1回の充電で最大6週間利用可能 (明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合)。ライトの設定やワイヤレス接続の使用状況によって利用できる時間は異なります
引用元 Amazon公式サイト
余裕をもって月一ぐらいで充電するようにしていますが、バッテリーで困ったことはありません。
もし電池が少なくなった場合、端末上に早めにお知らせが表示されます。
その日の間はハードに使ってもバッテリーはもつので安心です。
iPadのような一般的なタブレットだと普通に使っているだけでバッテリーの消費が多く、毎日のように充電が必要です。
実際、夜に読書をしようと思ったけど、バッテリーが無くなって泣く泣く断念…ということがありました。
日向ぼっこしながらの読書したい
天気の良い日に、公園のベンチで本を読むのって気持ちいいですよね。
そんな時にKindle端末を持っていけば、ポカポカ陽気と共に快適な読書が楽しめます。
別にiPadでもできるか…と思ってやってみたことがあるのですが、Kindle端末と比較すると本当に読書しにくい環境でした。
太陽光がiPadの液晶に反射して目に入ってくるので、画面がすごく眩しくて読みにくいんですよね。
いちいち太陽光を気にして座るベンチを変えたり、端末を持つ向きを変えるのがマジで面倒くさかったです。
それ以降、公園でiPadを使って読書することは無くなりました。
読む本を、その時の気分で選びたい
読みたい本がコロコロ変わる気分屋さんにとって、Kindle端末は良い相棒です。
Kindle端末自体があなたの動く本棚なので、いつでも読みたい本を開くことができます。
紙の本は重量の問題で持ち歩けても数冊ですが、Kindleであれば何千冊もの本を持ち歩けます。
現実はそこまで多くの本を保存しておく必要はありませんが、経験上読むかもしれないな…という本を10冊ほど保存しておけば、困ることはまずありません。
持ち歩くのが面倒で読む機会が無くなって積読が増えてしまった…という経験があるなら、どこでも読むことができるKindle端末が解消してくれますよ。
逆に手軽に読めるからといって、買い過ぎて積読にならないように注意してください。
私も買い過ぎて積読してしまう習性があるので、ストック量を漫画10冊、小説2シリーズ、その他5冊になるようにセルフ縛りをしています。
片手で、大きな画面で本を読みたい
片手で本を読みたいなら、Kindleのほかにスマートフォンという選択肢があり、大きな画面で本を読みたいならタブレットという選択肢があります。
ただ片手で、かつ大きな画面で本を読みたい場合はKindleしか選択肢がありません。
iPadはモデルにもよりますが、重量があるので片手で持ち続けるのはシンドイです。
一番軽いiPad miniでも約300gもあるので、両手持ちがベターです。
端末 | 重さ |
---|---|
Kindle | 158g |
Kindle Paperwhite | 205g |
Kindle Oasis | 188g |
Kindle Scribe | 433g |
iPad(第10世代) | 477g |
iPad mini(第6世代) | 293g |
iPad Air(第5世代) | 461g |
iPad Pro(11インチ 第4世代) | 466g |
Kindleはスマートフォンより少し重たいくらいの約200gなので、片手で持ち続けることができます。
どちらの手で持っても簡単にページ送りができるので、腕が疲れてきたら持ち換えたらOK。
片手で読書ができるおかげで、通勤時に吊革を持ちながらKindleで本を読んでいます。
文字サイズを大きくしたい
細かい文字を読むのがしんどいな…と感じる場合、Kindle端末なら簡単に文字サイズを大きくできます。
紙の本には無い、大きな利点です。
文字のフォントや太さも調整できるので、あなたが読みやすいように調整してください。
ただ、本の挿絵、図の大きさはKindle端末のサイズに依存してしまうので注意が必要です。
それらは長押しで拡大表示させることは可能なので、表示が小さくて見にくい場合はうまく活用してください。
電子書籍サービスはAmazonしか使う予定が無い
Kindle本以外の電子書籍サービスを使う予定がない場合は、今すぐKindle端末を購入して大丈夫です。
Kindle端末を使っているうちに、すぐ元が取れます。
Kindle本はキャンペーンが豊富で、特にプライムデーなどの大型セールを活用すると安く本が購入できます。
他の電子書籍サービスでもクーポンやキャンペーンを開催していますが、Kindle本と比べてそこまで安く購入できるわけでもありません。
どのストアで何の本を買ったのか把握しておく必要があるのも面倒です。
漫画の重複購入などのミスも防ぐためにも、1つのストアにまとめるほうが便利で、必然的に最大手のAmazonになります。
また他の電子書籍サービスだと潰れて本が読めなくなる可能性も考慮する必要があります。
超大手のAmazon資本であれば、さすがに潰れて読めなくなる危険性は低いです。
Amazonが潰れるにしても、他の電子書籍サービスはすでに駆逐された後だと思います…
まとめ
Kindle端末がいらない人の特徴、逆にあったほうがいい人の特徴をまとめました。
- 雑誌がメイン
- たまにしか読まない
- サクサクした動きが何より大切
- とにかく安く抑えたい
- 本を「所有」したい
- Wi-Fi環境がない
- Kindle以外の電子書籍サービスも使う
- 寝る前に読書をする
- 読書に集中できる環境が欲しい
- バッテリーをあまり気にしたくない
- 日向ぼっこしながらの読書が好き
- 読む本を、その時の気分で選びたい
- 片手で、大きな画面で本を読みたい
- 文字サイズを大きくしたい
人によって読書への向き合い方、考え方は違うので、一概に正解が無い問題なのかもしれません。
無責任にKindle端末の購入をおすすめして、失敗するのが一番悲しい結末だと思います。
購入を検討する際には本記事の考え方、特徴を参考してください。
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