「Kindle Unlimited=本の読み放題サービス」なので一見するとお得なサービスですが、場合によってはおすすめしません。
どんなサービスもそうですが、あなたに合うかが大切です。
あなたが「思っていたより活用できなかった…」と損してしまわないように、おすすめしない理由を説明していきます。
逆におすすめしない理由を知ったうえで、「自分には当てはまらないなぁ」と感じたなら活用できること間違い無しです。
ぜひあなたの使い方に合うかぜひチェックしてください。
Kindle Unlimitedをおすすめしない理由
Kindle Unlimitedをおすすめしない理由を解説します。
自分に当てはまるかも…と思った場合は要注意です。
Kindle Unlimitedに加入しても、読書時間は増えない
現時点で読書の習慣が無くて、これから読書を増やそう!と考えている場合はちょっと待ってください。
Kindle Unlimitedに加入したからといって、読書の時間はマジで増えません。
「Kindle Unlimited」は現時点で毎月本を読んでいる人が、本代を安くするために加入するためのサービスといっても過言ではありません。
テレビやネット、ゲーム、その他何気なく過ごしている時間であなたの可処分時間は、すでに埋まっていると思います。
他の余暇時間を減らす覚悟があるなら大丈夫ですが、今の生活にプラスして読書の時間をとろうと大概失敗します。
仕事や家事、育児で時間を追われる現代人はなかなか読書の時間が取れないのも仕方がないですけどね…
アンケート結果でも月に一冊読まない人が大半です。
平均で1カ月に何冊くらい読書をするか尋ねたところ、「1冊未満(数カ月に1冊)」(53.3%)が最も多く、次いで「1冊~4冊」(27.0%)、「5冊~9冊」(10.6%)、「10冊~14冊」(5.0%)、「20冊以上」(2.3%)、「15冊~19冊」(1.8%)という結果に。「1冊以上」本を読んでいる人の割合は46.7%と半数以下だった。
引用元 マイナビニュース
私も偉そうに言っていますが、なかなか読書する習慣が身につきませんでした。
子どもが生まれたことを機にゲーム時間を制限し、子育ての空いた時間でようやく読書をするようになりました。
スキマ時間を埋める目的であれば、耳だけで本が聞ける「Audible」のほうが長続きします。
特にAudibleは通勤で歩いているときや家事をしているときにも本が楽しめるのでおすすめです。
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話題の新刊はUnlimited対象になりにくい
話題の新刊はKindle Unlimited対象にならないことがほとんどなので、読むことができません。
売れ筋の本は普通に売ったほうが利益出ますもんね…
新刊を無料で読みたいなら図書館で借りられるので、そちらを利用しましょう。
最近の図書館はネットで予約できるので便利です。
話題作の場合は予約で順番待ちをしないといけないのが弱点ですが…
逆に少し旬を過ぎたベストセラー本、ロングセラー本はKindle Unlimited対象になることが多いので狙い目です。
またラインナップは定期的に変わるので、少し時間をおくと読みたい本がKindle Unlimited対象になるかもしれません。
そんなときは迷わず加入して楽しんじゃいましょう。
ラノベ・漫画のラインナップが少ない
Kindle Unlimitedでラノベや漫画をたくさん読もう!と考えている場合は、絶対やめておいたほうが良いです。
読める漫画の数はそこそこあるように見えますが、全巻読み放題の対象になっている作品は少ないです。
1~3巻まではKindle Unlimited対象にするけど、4巻以降は購入してね!というスタンスが多いですね。
逆にブックオフで100円で投げ売りされているような古い作品は全巻対象になっていることもあります。
漫画やラノベをがっつり読みたいのであればコミックシーモアやブックウォーカーなど、特化しているサブスクに加入したほうが幸せになれます。
読みたい作品が全巻Kindle Unlimited対象であることを確認した場合のみ、短期間だけ加入するようにするのは全然アリです。
できるだけお金をかけずに漫画を楽しみたい場合、インディーズ漫画や縦読み漫画のFliptoon(作品ごとに毎日1話無料で読める)などの選択肢があります。
逆にビジネス書や一般小説、洋書はラインナップが豊富なので、これらのジャンルが読みたい場合は全く気になりません。
雑誌をたくさん読みたい!という場合は雑誌特化の「楽天マガジン」がおすすめです。
本代を安くしたいだけなら「Prime Reading」がある
Kindle Unlimitedに加入する前に、まずPrime Readingを活用できないか確認するようにしてください。
Prime ReadingはPrime会員なら無料で本が読めるサービスで、対象本はKindle Unlimitedタイトルの中から数百冊が選ばれます。
ラインナップは豊富ではありませんが、読みたい本が見つかればラッキー程度で探しましょう。
なんせタダで読めますから。
対象本は結構な頻度で入れ替わるので、暇つぶし程度であれば十分かもしれません。
雑誌もいくつかあるので、よくGetNaviや習慣アスキーなどを流し読みしています。
タブレット、Kindle端末を持っていない
Kindle Unlimitedはスマートフォンの画面でも読むことができますが、小さい画面だと読みにくくて目が疲れやすいです。
長時間読むには画面の大きいタブレット又はKindle端末が無いとかなりシンドイです。
Kindle端末は読書に特化した端末で電子インクを使っていて目に優しいので、特に夜に読書をする予定であればぜひ使ってみて下さい。
サクッと読む場合はエントリーモデルの一番安いKindleで十分です。
画面が大きいほうが好みならKindle PaperwhiteやKindle Oasisを選びましょう。
私のように漫画を良く読む場合は解像度が高く、見開きを全画面表示できる上位モデルのKindle Oasisがおすすめです。
iPadなどのタブレットでもOKですが、夜に読書する場合は目に優しくなるようNight Shiftなどのブルーライトカット機能を活用しましょう。
精読派は元が取りにくい
Kindle Unlimitedは当たり前ですが、数多くの本を読むほどお得なサービスです。
一冊の本をじっくり読んで、気に入ったら何度も読み返したい!という場合は相性は良くありません。
元を取りたいから…と無理に速く読んで、中身を理解できないのは本末転倒です。
落ち着いて読むためにも、個別で購入するようにしてください。
逆に、速読の練習をしてみたいと考えているなら、数をこなすための本を確保できるKindle Unlimitedに加入するのはおすすめです。
では、どんなときならKindle Unlimitedはおすすめなのか
Kindle Unlimitedをおすすめしない理由を説明しましたが、逆にどんな人にとってはおすすめなのか簡単にまとめたので紹介します。
すでに読書の習慣がある
既に読書が習慣になっている人はKindle Unlimitedが本当におすすめです。
1~2冊読めば元がとれる計算なので、毎月購入している本代をガクッと安く抑えることができます。
本を買いに行く手間も省けるので、より読書時間が増やせることを考えるとさらに便利です。
もしハズレの本を引いてしまっても、もったいないから最後まで読み続けなきゃ…という気持ちにならないのも嬉しいです。(サンクコストが発生しない)
読書術を活用する(したい)
読書術を活用して効率良く読書をする場合もKindle Unlimitedはおすすめです。
たくさん読むほど元が取れるKindle Unlimitedと、数多く読める読書術を組み合わせるとマジでコスパ最強。
私はある程度知っている分野について学びを深めたいときに目次を見て必要な個所だけを読む読書術を活用しています。
これから読書術を学びたいな!という人にとっても、練習のために数多くの本が読めるので便利です。
Kindle Unlimited対象本にも読書術について書かれた本がたくさんあるので、学ぶのにうってつけ。
マイナー本が好き
あなたがマイナー本が好きなら、迷わずKindle Unlimitedに加入して大丈夫です。
メジャータイトルは普通に売れるので、なかなかKindle Unlimited対象になりませんが、
マイナー本や売れ行きがイマイチだった本は発刊から早い段階でKindle Unlimited対象になることが多いです。
ブックオフでもホコリが被っていそうな本でも、買うといい値段がすることが多いのでKindle Unlimitedを利用することで節約することができます。
日焼けやページ破れの可能性も無いので安心です。
様々なジャンルの本が読みたい
1ジャンルを狭く深く掘り下げていくような読み方だとラインナップが少ないように感じますが、広く浅く様々なジャンルの本が読みたい!という場合もKindle Unlimitedはおすすめです。
各カテゴリーにそれぞれ有名タイトルが用意されているので、あらかじめ気になるタイトルがあるかチェックしてみて下さい。
特に英語の本が好きな人にはおすすめで、和書より洋書のほうが圧倒的にラインナップが豊富です。
購入するつもりの本がKindle Unlimited対象になっている
あなたがもともと購入を検討していた本がKindle Unlimited対象の場合、一か月だけKindle Unlimitedに加入して読みましょう。
本の値段にもよりますが、Kindle Unlimited加入費用のほうが安い場合はめちゃくちゃラッキーです。
Kindle Unlimitedの値段より本のほうが安い場合でも、プラスで一冊ほど読めば元が取れると思います。
読み返す必要ことが想定される本であれば、そのまま購入したほうがいいですね。
まとめ
本記事ではKindle Unlimitedをおすすめしない理由を紹介しました。
簡単にまとめると
- 読書の習慣・時間・環境が揃っているか
- 読みたいジャンルのラインナップは豊富か
- Prime Readingで代用できないか
この3つを頭に入れておくと、失敗しません。
これらをクリアしているなら、間違いなくKindle Unlimitedを上手に活用できます。
まだ迷うな…と感じる場合は無料期間中に試すだけならお金もかからないので、一度使ってみて下さい。
Kindle Unlimitedの退会方法をこちらの記事で紹介しているので、不安な人はぜひ参考にして下さい。
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