Audibleは耳で本が楽しめる良いサービスで愛用しているのですが、正直デメリットに感じる部分もあります。
デメリットを知ったうえでAudibleを聴くことが一番うまく活用できるので、2018年からAudibleを使っている私が、感じたデメリットを紹介します。
デメリットを上回るメリットを実感しているので、継続して使い続けています。
一部の項目についてはデメリットを軽減、回避する方法もあわせて紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。
目を休ませながら、本を楽しもう!
12万以上の作品が聴き放題
デメリット
他のサブスクサービスと比べて、月額料金が高い
オーディオ本が聞き放題になる「Audible会員」の費用は音楽聞き放題などの他のサブスクサービスと比べて、月額料金が高いです。
サービス名 | 金額(月額) |
---|---|
Audible | 1,500円 |
Amazon Music | 通常会員 1,080円 プライム会員 980円 |
Apple Music | 1,080円 |
Spotify | 980円 |
radiko | 385円 |
Audibleに限らずオーディオ本は製作コストが高くなるので、それが金額に反映されるのでどうしても値段が高くなってしまいます。
- ベースの書籍代
- ナレーターの費用(数日間の収録+人気ナレーターの場合はさらに単価UP)
- サーバー代などの諸経費
競合サービスも少なく、価格競争が進まないのも理由の一つだと思います。
Audibleのライバルとして名前が挙がるのが「audiobook.jp」くらいで、ほぼ2強の争いです。
どちらのサービスも使ったことがありますが、一言でまとめると
- 質の「Audible」
- 安さの「audiobook.jp」
ですね。
全ての本が読み放題ではない
Audible会員は12万以上の作品が聴き放題ですが、全ての本が読み放題というわけではありません。
一部のベストセラー本が読み放題の対象になっていないので、ちょっと残念ですね。
- 嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え
- FACTFULNESS
- 1%の努力
- 逆ソクラテス
- 小さな習慣
見分ける方法として、ストアページのボタン表記をチェックしてください。
「ライブラリーに追加」と表示されている本が聞き放題の対象タイトルです。
Audibleアプリでは「再生」、「ライブラリーに追加」と表示されます。
「購入」と表示されているものは聴き放題の対象外タイトルです。
Audibleアプリでは聴き放題対象外と表示され、サンプルを聴くことができます。
ただAudible会員であれば聴き放題対象外の本を30%オフの割引価格で購入できるので、2冊購入すると月額会員料金の元が取れます。
購入を検討しているタイトルがあるのであれば、その時だけ会員に登録する方法もアリです。
Audibleアプリ経由では購入することができません。
ブラウザ経由で購入するようにしてください。
Audibleに単品購入タイトルだけの特集があるので、気になる人はぜひチェックしてみて下さい。
書き言葉で、表現が固い
Audibleは書籍をナレーターが読む「朗読」なので、表現が「書き言葉」になります。
話し言葉ではないので、慣れるまでちょっと聞きにくく感じます。
特に学術書などの研究者が書いた本は表現が固く感じます。
ラジオのような砕けたわかりやすい表現を期待しているとがっかりするかもしれません。
ジャンルによっては聴きやすく、対話形式のインタビュー本やエッセイ本などは聴きやすいものが多いです。
「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」はタイトル通り、語りかける話し方なのでスッと耳に入ってきました。
ナレーターによって面白さが変わる
メリット、デメリットのどちらにもとれることですが、ナレーターによって本の面白さが変わります。
ナレーターによってはイントネーションや発音、息遣いに「あれ?」と感じてしまうことがあり、本の内容だけに集中することができなくなってしまいます。
どうしても相性が悪いな…と感じた作品は、紙や電子書籍で読むのが無難です。
逆に、ナレーターのおかげで本の内容にのめり込めるように面白く感じることもあります。
アニメの声優さんが朗読している場合、アニメキャラが物語を語っているような感じになるのでめちゃくちゃ気分があがって楽しめます。
これまで興味の無かった作品でも「この声優さんが声を当てているなら聴いてみようかな」という気持ちになって世界が広がりますよ。
内容が頭に入ってこないタイミングがある
Audibleは聴く本なので耳さえ空いていればいつでも楽しむことができますが、意外と聴くタイミングを選びます。
何か集中する作業との相性が悪く、並行してAudible本を聴いていても全く頭に入ってきません。
特に視覚情報のインプット(SNS、LINE、ネットでの探し物)との相性は最悪です。
そのようなタイミングであれば、作業を邪魔しない音楽を聴くほうが無難です。
家事などのルーティーン作業中や移動中など、頭を使わないけど時間がもったいないな…という時にAudible本を聴くようにしてください。
Audibleの内容が頭に入ってこない理由と、頭に入りやすくなるコツ・対処法をこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。
強調部分がわからない(太字・アンダーライン・マーカー他)
普通の本は太字やアンダーライン、マーカーなどの表現によって重要部分が強調されていますが、Audible本は音声だけの表現になるので視覚的な強調部分がわかりません。
装飾の多いビジネス書や自己啓発書、How to本がちょっとわかりにくく感じてしまうかもしれません。
逆に学術書や小説などのジャンルでは気になりません。
ナレーター側も声だけで強調部分が伝わるように声のトーンや抑揚、スピードなどの表現を工夫しています。
物語性の高い内容であれば、感情表現豊かなナレーターの朗読のほうがわかりやすく、面白いですね。
図、表などの参考資料を読むのがちょっと面倒
本に挿入されている図や表などの参考資料は、Audibleのアプリを経由して見ることができます。
ただ、わざわざアプリを使って資料を見るのがちょっと面倒だと感じることが多いです。
図や表はもちろん、文章もiPhoneの小さな画面だと読みにくいので、さらにイマイチポイントです。
そもそも耳だけで楽しむ機会が多いAudibleと、参考資料の相性は悪いと言わざるを得ません。
対策として、参考資料が多いAudible本を聴くときはiPadなどの画面が大きいタブレットを使うようにしてください。
表示される画面が大きくなると圧倒的に見やすくなるので、快適度が全然違います。
ラインナップが有名タイトルのみ
オーディオブックは製作に多くのコストがかかるため、制作に選ばれるのは作ったら必ず聴かれるベストセラーorロングセラーの本になります。
「話題になっていたあの本がAudible本になっているから、聴いてみようかな?」という使い方が基本になります。
ラインアップが有名タイトルのみになるので、マイナーだけど面白い本を開拓したい!という人には向きません。
どちらかというと「audiobook.jp」のほうがマイナータイトルを扱っているので、そちらをチェックしてみて下さい。
デメリットを帳消しにするくらい、メリットのほうが大きい
Audibleはデメリットに感じる項目もありますが、それを帳消しにするくらいメリットのほうが大きいです。
- 実力ある有名ナレーターの、良質な朗読が聴ける
- 監修・編集が入った質の良いコンテンツが楽しめる
- 空いているスキマ時間を有効活用できる
といったメリットがありますが、なによりスキマ時間が自己投資になる点でAudibleに価値を感じています。
読書したいけど、なかなか時間が取れない…ってありますよね?
読書自体が好きで、自己投資にもなって一石二鳥だと感じているのですが、仕事や家事、子どもの面倒に追われてなかなか読書の時間がとれません。
そんな状況であっても、Audibleならスキマ時間に本が聴けるので助かっています。
値段も他のサブスクサービスと比べて高めですが、本を購入する金額だと考えるとそこまで高くなく、むしろ割安に感じます。
ビジネス書の値段が1冊1500円くらいするので、1冊聴くだけで元が取れる計算です。
Audibleはデメリットに感じる項目もありますが、それを帳消しにするくらいメリットのほうが大きいです。
私の場合は一か月の通勤の時間に最低でも約3冊のオーディオブックが聴けるので、間違いなく元が取れています。
まとめ
本記事は私がこれまでAudibleを使ってきて感じたデメリットを紹介しました。
デメリットを事前に知っておくことで、Audibleを上手に活用できます。 使い方を工夫して、メリットをしっかり享受しましょう。
あなたのAudibleライフが快適になれば嬉しいです。
目を休ませながら、本を楽しもう!
12万以上の作品が聴き放題
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