本記事は購入したKindle本を家族間で共有する方法を紹介します。
注意しないと家族間でプライバシーが駄々もれになるので注意が必要です。
対策についても紹介しているので、ぜひチェックしてください。
Kindle本を家族で共有する方法
Kindle本を購入したAmazonアカウントを家族で共有することで、誰でも同じ本を読むことができるようになります。
旦那が購入したKindle本を、妻が自分のiPhoneで読むシーンをイメージしてKindle本を家族で共有して使う方法を紹介します。
Kindle本の共有元のAmazonアカウント情報(メールアドレス、パスワード)が必要になるので準備してください。
共有される側の端末でKindleアプリをダウンロードし、Kindle本を購入したAmazonアカウントのメールアドレス、パスワードを入力します。
2段階認証を設定している人はワンタイムパスワードを入力します。
Kindleアプリのホーム画面が開くと完了です。
Kindle本を家族で共有するときの注意点と対策
Kindle本を家族で共有するときの注意点と、対策を紹介します。
何の本を読んでいる(いた)のかバレてしまう
アカウント共有するとライブラリー情報も共有されるので、相手が何の本を読んでいるのか全てわかります。
残念ながら隠す方法はありません。
Kindle端末であれば機能制限を活用することで端末内にダウンロードした本だけを見せることができるので、見せたくない本を隠せます。
iPhoneやiPad、AndroidのKindleアプリでは制限できません。
普通の本を読むだけなら問題ありませんが、官能小説などのアダルト作品や趣味嗜好がバレたくない作品を読みたい場合は要注意です。
以前購入した本のうち、バレたくないものを削除することはできます。
Kindle本の共用をする前に、ヤバい本を隠してしまいましょう。
Prime Reading、Kindle Unlimitedの本は履歴が削除しきれないので、注意してください。
対策
購入したKindle本を「削除」することで、ライブラリから完全に削除することができます。
Amazonのウェブサイト経由でのみできる操作で、Kindleのアプリではできません。
やり方についてはkindle本の購入・閲覧・検索した履歴を削除する方法を紹介している記事で詳しく解説しています。
アカウントから完全に削除してしまうため、また読みたい!となった場合は再度購入する必要があります。
残念ながらライブラリから非表示にするだけの方法はありません。
Amazonのショッピング注文履歴にはある機能なので、ちょっと残念ですね。
同じ本を読んだ場合、読み進めた位置がおかしくなる
Kindleは読み進めた位置をデバイス間で同期させる機能「Whispersync」があります。
最後に読んでいた側に合わせて同期が反映されるので、先に読んでいた側の位置がズレてしまいます。
一人が色々な端末で読む場合には嬉しい機能なのですが、アカウントを共有しているときは邪魔な機能です。
対策
Kindle端末orアプリの設定にある「Whispersync」機能をオフにすることで、読み進めた位置の同期が無くなります。
「Whispersync」は読書位置、メモ、ハイライトなどデータを同期する機能です。
オフにするとこれら機能がすべて使えなくなるので、その点だけ注意してください。
家族にKindle本を購入される可能性がある
端末にもよりますが、Kindle本を共有する状態=対策をしておかないと勝手に家族が本を購入することができる状態になります。
特にKindle端末は1タップで本を購入できる手軽さが、逆に危険です。
誤って購入してしまった本は未読かつ1週間以内であれば返品できる可能性があります。
ただ部分的にでも読んでしまうと返品できません。
本が部分的に読まれている場合または不正利用の疑いがある場合は、返金が拒否されることがあります。
引用元 Amazon公式サイト
iPhoneやiPadのKindleアプリではKindle本の直接購入はできないので大丈夫です。
ただ、IDとパスワードを共有している状態になるので、Web経由では購入できてしまうことを留意してください。
対策
購入させたくない端末で機能制限を設定することで、ストアにアクセスできないようになりKindle本を購入されないようになります。
Kindle端末、Android端末で有効なやり方です。
このときPINの設定が必要になるので、忘れずに覚えておきましょう。
家族に特定されやすい数字は避けて下さい。
iPhone、iPadの場合はブラウザ(Safari)からAmazonのサイトにログインできないよう2段階認証を設定することで、勝手に購入することを防ぐことができます。
Kindle本以外のAmazonに関するデータが共有される可能性がある
Kindle本はAmazonのアカウントに紐づけられています。
AmazonのID、パスワードを共有することになるのでAmazonの閲覧履歴、買い物履歴、Kindle本の内容など、Amazonに関する情報が全て共有されます。
対策
あくまであなたのアカウントを貸すだけであれば、ログイン時の2段階認証を設定するようにしてください。
これであなたが許可していない端末からAmazonへログインし、情報を見られることが無くなります。
また新たに家族共有のAmazonアカウントを作成し、そのアカウントでKindle本を購入するのもおすすめです。
Amazon側が「アカウント切り替え機能」を準備しているくらいOKな手法です。
私も家族共用アカウントと、自分用アカウントで分けています。(出品目的で複数アカウントを作るのはNGです。)
新しいメールアドレスor携帯番号とクレジットカード(又は他の決済方法)を用意する必要がありますが、簡単に作れますよ。
よくある質問
何台まで同時に利用することができるの?
1アカウントで最大6台まで利用することができます。
同じ本を同タイミングで読むことはできるの?
問題なくできます。
Mac、iPad、iPhoneの3台同時に同じ本を読んでみましたが、問題ありませんでした。
このような使い方をする場合は読書位置がごちゃごちゃにならないように、全ての端末で「Whispersync」をオフにしておきましょう。
まとめ
本記事ではKindle本を家族で共有して活用する方法と注意点を紹介しました。
Kindle本を共有する=Amazonアカウント自体を共有することになるので、Amazonアカウントにバレたくない情報が入っている場合は本記事で紹介した対策を活用してください。
個人情報を守るためにも、家族以外には絶対に共有しないようにしましょう。
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