自宅でモニターアームを使い始め、便利さに感動して会社でもぜひ導入したいと行動を起こした、よしじゅんです。
書類を広げることが多い会社でこそモニターアームは使うべきだ!と考え、会社の経費で購入できないかと相談したところ、見事にダメだと言われました…
「自分で買うならできるだけ低価格で揃えたい…」と思い、「Eono モニターアーム デュアル」を購入して設置しました。
手ごろな価格ながらモニターアームの機能としては必要最低限の機能を満たしており、とても快適に使えています。
会社で使う備品を自腹で買うのはとても嫌でしたが、モニター下に書類が置けて作業効率が上がってサボり時間が増えたので許せる気持ちになっています。
本記事は「Eono モニターアーム デュアル」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介します。
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「Eono モニターアーム デュアル」の仕様と外観レビュー
今回紹介するのは「Eono モニターアーム デュアル」です。
項目 | スペック |
---|---|
調整方式 | 固定式 |
取付方法 | クランプ式 グロメット式 |
対応モニターサイズ | 13〜27インチ |
耐荷重 | 8kg(各アーム) |
チルト角度 | 180°(±90°) |
スイベル角度 | 180°(±90°) |
回転角度 | 360° |
対応VESA規格 | 75mm×75mm 100mm×100mm |
Eono(イオーノ)はAmazonの商品販売サイトで「Amazonブランド」と表記していますが、あくまでAmazonから認可を受けたサードパーティメーカーです。
細かいパーツには分かりやすいように記号が割り振られていて、画像はありませんが説明書もついてきて直感的に組み立てられました。
まずはポールを設置します。
机の天板に挟み込んで設置する「クランプ式」と天板に穴を開けて設置する「グロメット式」のどちらにも対応していますが、今回は「クランプ式」で設置しました。
アームの取り付けはポールに差し込んで、六角を締めるだけ。
後述しますが、アームとモニターはブラケット式で取り付けます。
実際に取り付けた様子がこちら。
アームにケーブルホルダーがついているので、通すだけで配線整理ができるのが良いですね。
外観レビューは以上になります。
「Eono モニターアーム デュアル」を実際に使ってわかった良かった点
「Eono モニターアーム デュアル」を実際に使ってわかった、良かった点を紹介します。
- アームにモニターを接続しやすい設計
- 左右方向への移動がやりやすい
ブラケットタイプなので、アームにモニターを設置しやすい
「Eono モニターアーム デュアル」はアームにモニターを接続するときに、取り付けを簡単にするブラケットを使用するので設置が楽チンです。
この価格帯でブラケットパーツが付属で付いてくるのは驚きでした。
まずモニター側にVESA規格のブラケットを取り付けます。
VESA規格とは、液晶ディスプレイやテレビなどの映像機器を、壁掛け金具・アーム・スタンドなどに取り付ける際に使うネジ穴の間隔について定められた国際標準規格のことです。
引用元 サンワサプライ公式サイト
Video Electronics Standards Association(略称:VESA)という組織が策定したため、VESA規格と呼ばれています。VESAマウント規格・FDMIと呼ばれることもあります。
ネジ穴の縦×横の間隔サイズが規格として定められており、「100×100mm」などのように表記されます。
VESA規格に対応した製品であれば、様々な製品の中からどれを選んでも問題なく取り付けることができます。
モニターアーム側の出っ張りにブラケットを上から乗せるだけで設置できます。
私が自宅で使っているモニターアーム「エルゴトロンMXV」はモニターとアームを直接取り付けるタイプなので、モニターを持ちながらネジ止めするのが大変でした。
重たいモニターを持ちながらの作業はツラいうえに、落とさないようにヒヤヒヤなんですよね…
ブラケットパーツも売られていますが、それだけで「Eono モニターアーム デュアル」の半額以上の値段なんですよね。
取り付けが本当に楽になるブラケットが付いているのは本当に助かります。
左右への移動は想像以上に動かしやすい
「Eono モニターアーム デュアル」はいわゆる固定式と言われるモニターアームでガススプリング式、メカニカルスプリング式と違い、あまり動かして使うことを想定していない構造です。
とはいえ、固定させる六角を適度な強さにすることでモニターの左右側には軽い力で動かせるので、位置調整がしやすいですね。
モニターを左右に動かす機会が多いのであれば、六角でロックをしないで運用しても全然OK。
左右に少し動かす用途くらいであれば、値段の高いスプリング式を買う必要はありません。
「Eono モニターアーム デュアル」を使って感じたイマイチな点、注意点
「Eono モニターアーム デュアル」を使って感じたイマイチな点、注意点を紹介します。
- モニター同士の高さ調整機能に期待しすぎないこと
- モニターを取り付けた状態で高さ調整はやめた方が良い
モニターの種類が違う場合に活用する「高さ調整機能」はあくまで微調整用
「Eono モニターアーム デュアル」にはモニターの高さを微調整する機能がついています。
モニター裏側にある六角を操作することで微調整できますが、あくまで微調整です。
違う種類のモニターを取り付けた際、キレイに並べるために少しだけ高さを調整するためのものです。
左右の高さを大きく動かすような使い方はできないので注意してください。
また左右に同じモニターを並べる場合は、そもそも高さ調整機能を使わないので全く気にする必要はありません。
モニター設置後に上下へ移動させるのは、ほぼ無理
横方向の移動はやりやすかった「Eono モニターアーム デュアル」ですが、高さの調整となると話は別。
上下方向の六角を緩めると動かせますが、2枚のモニター+アームの重量を支えながら位置調整するのは地獄です。
面倒くさい…と感じながらも、モニターを取り外す必要があります。
幸いにもモニターの取り外しはブラケット式で簡単なのがまだマシですね。
上下方向に動かす機会が多い場合は、やはりスプリング式を選んだ方が無難です。
まとめ 必要最低限な、高コスパモニターアーム
本記事は「Eono モニターアーム デュアル」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介しました。
モニターアームに必要な機能を最低限満たしているので、費用を抑えて探しているなら間違いないと思います。
ただ、あくまでモニターの位置をあまり動かさないことが大前提です。
頻繁にモニターの位置を動かすなら、スプリング式を選ばないと後悔します。
自宅で使っている「エルゴトロンMXV」は軽い力で狙った位置にピタッと固定できるので気に入っています。
エルゴトロンMXVを実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点はこちらの記事にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
参考 モニターのチルト部分が固く、調整が難しい個体もあるとの情報あり
Amazonのレビューを見る限り、モニターのチルト部分が固くて調整しにくい個体もあるようです。
手が痛いw
この手のアームは、初めてでしたのでいろいろ苦労しました。
引用元 Amazon
特に、皆さんが書かれている、チルトの部分。どうしてもお辞儀してしまい、どうしたものかと思って、半ばやけ気味に締めましたら、なんとか固定できました。ただ、手がめっちゃ痛かったですw
やるときは、皮手袋なり、タオルをあてるなりしないと、ほんときついです。
耐久性はわかりません。
私が購入したものは固めではありましたが、強く力を入れると問題なく調整できるレベルでした。
チルト部分の調整にはかなり力がいることを覚えておいてください。