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【SOUNDPEATS Engine4】音質全振りワイヤレスイヤホン

by よしじゅん

ワイヤレスイヤホンはどんどん多機能化の傾向にあります。

逆に音にだけこだわって、それ以外の便利機能を削いだ音質全振りのイヤホンが「SOUNDPEATS Engine 4」です。

  • 良い音を楽しみたい
  • 便利機能はいらないから、安くしたい
  • Androidユーザー

の条件が揃った人におすすめのイヤホンです。

本記事は「SOUNDPEATS Engine 4」の外観レビュー、実際に使って分かった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介します。

本記事は製品をメーカー様に提供いただき、試したレビュー記事になります。

内容については自由な意見を記載することを条件としているので、本音で書いています。

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「SOUNDPEATS Engine 4」の外観レビュー

今回紹介するのは「SOUNDPEATS Engine 4」です。

SOUNDPEATS Engine 4
特徴スペック
重さ44g
接続方法Bluetooth(LDAC,AAC,SBC)
構造カナル型
再生周波数帯域20Hz〜40kHz
ドライバの大きさ同軸デュアルダイナミック型(10mm、6mm)
マイクあり
ノイズキャンセリングあり(通話のみ)
外音取り込みモードなし
連続再生時間イヤホン本体単体 最大12.5時間(SBC接続時)
充電ケースとの併用 最大43時間(SBC接続時)
イヤホン本体単体 最大8時間(LDAC接続時)
充電ケースとの併用 最大28時間(LDAC接続時)
充電方法USB-C
音質クリアに響く高音
主張しすぎない低音
付属品イヤーチップ
充電用USB-Cケーブル

高級感のある外箱で、価格以上に見えます。

SOUNDPEATS Engine 4

イヤホンケースはプラスチックのような素材で作られていますが、キレイな光沢仕上げになっています。

SOUNDPEATS Engine 4

重さが44gしか無く、手に取ってみると本当に軽く感じます。

イヤホン単体の重さは6gで、とても軽量です。

画像ではわかりにくいですが、ケース本体の裏側のヒンジ部分にロゴマークがさりげなく記載されています。

SOUNDPEATS Engine 4

ケースの底部には充電ポートと、ペアリングボタンが並んでいます。

SOUNDPEATS Engine 4

イヤホンは磁石でくっついており、手で摘まんで取り出すタイプ。

SOUNDPEATS Engine 4

イヤホン自体の磁力が強くて、ケースの裏フタやゼムクリップなどがくっついてしまうので、ちょっと注意が必要です。

SOUNDPEATS Engine 4

L/Rの表記が裏側に記載されていて、Lが青色、Rが赤色と認識しやすいのがいいですね。

SOUNDPEATS Engine 4

耳に装着する部分がちょっと斜めを向くような形状で、しっかり装着するにはちょっとコツが必要です。
(後ほど詳しく紹介します。)

SOUNDPEATS Engine 4

付属品としてサイズ違いのイヤーチップ、充電用のUSBケーブルがついています。

SOUNDPEATS Engine 4 USBケーブル

実際に耳に装着した様子がこんな感じ。

主張しすぎず、いい感じですね。

耳への変な圧迫感も無く、長時間つけていても痛くなることはありませんでした。
さすがにAirPods Proのような着けていることを忘れるレベルの快適さではありませんでしたが、一般的なカナル型イヤホンを着けている感覚です。

「SOUNDPEATS Engine 4」を他イヤホンと聞き比べしてみた

「SOUNDPEATS Engine 4」の実力を調べるため、他メーカーのワイヤレスイヤホンと聞き比べを行いました。

音質比較 Engine4、AirPods Pro、Soundcore Liberty Air 2 Pro
  • SOUNDPEATSの「Engine 4」
  • Ankerの「Soundcore Liberty Air 2 Pro」
  • Appleの「AirPods Pro」

※ノイズキャンセリング機能、イコライザー無しでの比較

聞き比べた特徴を、以下の表でまとめました。

イヤホン音の特徴
Engine 4しっかり主張する高音
控えめ低音
楽器の音が近く、ボーカルの声が遠い
Soundcore Liberty Air 2 Pro高音の響きが控えめ
ズンズンとした強い低音
ヘビメタ、ロック向き
AirPods Pro高音、低音ともに控えめ
ボーカルの声が際立つ
長時間聞いても聴き疲れしない

「SOUNDPEATS Engine 4」は透き通るような高音がキレイに響いていて、低音も主張しすぎながらもしっかり聞こえます。
楽器が近くで鳴っていて、ボーカルの声がちょっと奥から聞こえるように感じます。

音質比較 Engine4、AirPods Pro、Soundcore Liberty Air 2 Pro

近い価格帯的で販売しているAnkerの「Soundcore Liberty Air 2 Pro」は低音が強く、ズンズン響いて聞こえます。
ヘビメタやロックに向いていますが、高音の響きが弱くて金管楽器や女性ボーカルの透る声が楽しみたい場合は不向きです。

音質比較 Engine4、AirPods Pro、Soundcore Liberty Air 2 Pro

Appleの「AirPods Pro」は低音が一番控えめで高音も主張しすぎず、ボーカルの音が際立つように聞こえます。
長時間聴いていても疲れない、万人ウケする音だと思います。

音質比較 Engine4、AirPods Pro、Soundcore Liberty Air 2 Pro

あくまで私の好みですが、音を楽しむだけでいえば「SOUNDPEATS Engine 4」≧「AirPods Pro」>「Soundcore Liberty Air 2 Pro」の順番です。

実際に使ってわかった、良かった点を紹介

「SOUNDPEATS Engine 4」を実際に使ってわかった良かった点を紹介します。

臨場感のある音が楽しめる

「SOUNDPEATS Engine 4」は高音質をアピールポイントにしているワイヤレスイヤホンで、実際に聴いてみると想像していた以上に良い音が聞こえてビックリしました。

低価格帯のイヤホンやろ…とぶっちゃけ、ナメてました。反省しています。

ロック系の音楽を聴く際、ギターやベースの音が自分の近くで鳴っていて、そのちょっと奥でボーカルが歌っているように聞こえます。

Engine4 hearing
SOUNDPEATS Engine 4の聞こえ方

「SOUNDPEATS Engine 4」とAirPods Proを比較すると、三角形上で演奏しているように聞こえるのが「SOUNDPEATS Engine 4」、一直線上に並んで演奏しているように聞こえるのがAirPods Proです。

AirPods hearing
AirPods Proの聞こえ方

好みの問題だと思いますが、音楽をじっくり楽しみたい!というときは「SOUNDPEATS Engine 4」のほうが好みですね。
逆にポッドキャストなどのラジオを聴くときはポップノイズが気になるので、AirPods Proのほうが良かったです。

音質は低価格帯のイヤホンにありがちな低音を強くして誤魔化す感じではなく、クリアな音が楽しめます。

しっかりと鳴るが主張しすぎない低音、澄んで聴こえて刺さりすぎない高音のバランスがいい感じに取れています。

便利機能を切り捨てたゆえの、低価格

「SOUNDPEATS Engine 4」は最近販売されているイヤホンには主流の、

  • ノイズキャンセリング
  • 外音取り込み機能
  • 防滴・防水

といった便利機能がありません。

低遅延のゲームモード、通話時限定の声が聴きとりやすくなるノイズキャンセリング機能はありますが、それくらいです。

家の中で音を楽しむ用途なら不要な機能なので、ばっさりとオミットして価格を下げています。
個人的にこういった割り切った設計には好感が持てますね。

同社が作っている別製品には便利機能をウリにしているモデルもあるので、どうしてもその機能が欲しい…という場合はそっちを狙うものアリですね。

使って感じたイマイチな点、注意点を紹介

「SOUNDPEATS Engine 4」を実際に使ってみて感じたイマイチな点、注意点を紹介します。

しっかりと装着するのに、ちょっとコツがいる

「SOUNDPEATS Engine 4」を耳に装着する際、ちょっとコツがいるので慣れるまで時間がかかります。

SOUNDPEATS Engine 4

ただ耳にスポッと入れるだけでは、耳の穴とイヤホンの間に微妙な隙間が空いてしまいます。
耳に入れた後、少し回転させることで耳にピタッとフィットします。

慣れてしまえば問題ありませんが、慣れるまでは丸い形状も合わさってポロっと落としそうになることがありました。

いきなり外で装着しようとして落としてしまう前に、必ず家で練習するようにしてください。

実力を十分に発揮するには「LDAC」に対応した端末が必要

「SOUNDPEATS Engine 4」はより良い音を出すために、ハイレゾ音源を再生できるBluetooth規格「LDAC」に対応しています。

SOUNDPEATS Engine 4

LDACはソニーが開発した日本オーディオ協会の“Hi-Res Audio Wireless”に認定されたコーデック技術で、一言でまとめると大量の情報一気に送れるので、高音質のハイレゾ音源が再生できる技術です。

SONYの公式サイトにLDACの説明が記載されています。

対応製品にSOUNDPEATSの記載がありませんが、今後掲載されるのではないかと思います。

もともと良い音で鳴らしてくれますが、ハイレゾ音源を再生することでもっと心地よい音に浸ることができます。

ここで注意点として、音楽を再生する端末側もLDACに対応している必要があり、現時点では一部のAndroid端末、ウォークマンなどのDAP(デジタルオーディオプレイヤー)しかありません。

一般的に普及しているApple製品、Windowsパソコンでは再生することができません。

Androidのスマートフォンを使っている人は問題ありませんが、iPhoneユーザーではどうしてもAAC接続になってしまうので、フルの実力は発揮できないことを念頭に置いておいてください。

また最近はストリーミング再生でもハイレゾ音源に対応していますが、ハイレゾ音源のデータサイズはとても大きいので、外出先で聴くとすぐにパケット(ギガ)が無くなってしまうので、その点も注意してください。

専用アプリの使い勝手がイマイチ

「SOUNDPEATS Engine 4」は専用のアプリを使ってイコライザーを行うことができますが、正直使い勝手がイマイチです。

SOUNDPEATS アプリ

アプリを使うためには新規登録でメールアドレスが必須で、結構手間に感じました。
またログイン画面がちょっとわかりにくく、画面が最適化されていない印象があります。

SOUNDPEATS アプリ

アプリの評価がめっちゃ悪く、そもそも登録すらできないというレビューがちらほらあります…

正直、アプリを使わなくても良い音が楽しめたので「しっかりとイコライザーを自分好みに調整したい!」という拘りが無ければアプリをインストールしなくても良いかと思います。

とはいえアプリを使わないとファームウェアのアップデートができないので、何か困ったことがあったらアプリを入れたら解決するかも…という認識ぐらいが正解な気がします。

まとめ 音質だけに焦点を置いたワイヤレスイヤホン

「SOUNDPEATS Engine 4」の外観レビュー、実際に使って分かった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介しました。

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Amazonで購入する場合、クーポンコードを入力するとさらにお得に購入できるので、ぜひ使ってください。

クーポンコード ENG4BLGA

良い音をできるだけ安く、そのぶん便利機能はいらない!というAndroidユーザーにおすすめのイヤホンですね。

iPhoneユーザーでも気持ちよく音が楽しめるイヤホンですが、せっかくならLDACの実力を発揮できるAndroidのほうが高音質の恩恵を受けられます。

逆に周囲の環境がうるさい場所で聴くにはノイズキャンセリング機能が無いので向かないため、別のイヤホンを探したほうが幸せになれると思います。

本記事があなたのイヤホン探しに役立てば嬉しいです。

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