Apple Musicのロスレス/ハイレゾで、いい音を本当に楽しめていますか?
再生環境の整備ができていなかったり、簡単な設定ミスでせっかくの高音質が無効化されているかもしれません。
本記事は、ロスレスを確実に楽しむためにチェックするポイントを網羅しました。
しっかり確認して、あなたのミュージックライフをより良くしましょう!
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確認するチェック項目
Apple Musicをロスレスで楽しむためのチェック項目をまとめました。
イヤホン・ヘッドホンは有線接続?
無線接続はロスレスを楽しめません。
Apple製品のハイエンド機であるAirPods Proシリーズでも、AirPods MAXでもダメです。
有線のイヤホン、ヘッドホンで聴くようにしてください。
3.5mm端子のイヤホン・ヘッドホンは変換アダプタを接続して、Apple Musicを再生する端末と有線接続できるようにしましょう。
Apple製品だと「Apple USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ 」があります。
USB-C端子で直接接続するイヤホン・ヘッドホンもOKです。
AppleからはEarPods(USB-C)が発売されて、ロスレスに対応しています。
また、最近のワイヤレスヘッドホンであれば充電端子がUSB-Cになっていて、これをケーブルで直接繋ぐと有線接続で音が聴けるモデルが多いのでそちらでも大丈夫です。
(ただ、その際も後ほど紹介するDAC機能があるか確認は必要です。)

イヤホンジャック変換アダプタはロスレス対応?
安物のイヤホンジャック変換アダプタはロスレスに対応していません。(いわゆるアナログ型)
見た目では判断がつかないのがやっかいです。
基本的には購入時に「ロスレス対応」や「ハイレゾ対応」の文面を探すしかありません。
USB-C接続で音が聴けるモデルのイヤホン・ヘッドホンには大抵DAC機能が付いていてロスレスに対応しているので、そのまま接続するだけでOKです。
それでも一部の安い機種ではDAC機能が付いていないので、記載を確認するのが確実になります。
先ほど紹介した「Apple USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ 」はApple公式サイトにロスレス対応していると記載がありました。
(Lightningタイプでの表記になっていますが、後発かつ性能が上のUSB-Cが対応していないとは考えられないので大丈夫です。)
AppleのLightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを使ってロスレスオーディオを聴くことはできますか?
はい。Lightning – 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタは、iPhoneのLightningコネクタからオーディオを伝送する作りになっています。DA(デジタル/アナログ)コンバータを内蔵し、24ビット/48 kHzのロスレスオーディオに対応しています。
ハイレゾロスレスまで楽しみたいとなると、結構いい値段のDACが必要です。
私はどうせならハイレゾを楽しみたい!と思ってMacで音楽を楽しむときはZEN DACを使っています。

iPhone、iPadで音楽を楽しみたいときは小さいDACの方が使い勝手が良いので「iBasso Jr. Macaron」と可愛いイヤホンの「iBasso Jr. GELATO」を使っています。

「ミュージック」アプリの設定はOK?
Apple Musicを再生する「ミュージック」アプリの設定を確認しましょう。
- 「設定」アプリを開く。
- 「ミュージック」(または「音楽」)をタップ。
- 「オーディオの品質」をタップ。
- 「ロスレスオーディオ」のスイッチをオンにする。
- 「モバイル通信ストリーミング」「Wi-Fiストリーミング」「ダウンロード」**のそれぞれで、以下のいずれかを選択します。
- ロスレス(最大24ビット/48 kHz)
- ハイレゾロスレス(最大24ビット/192 kHz)
古いOSだと上記項目が出てこない場合があるので、その際は最新OSにアップデートしてください。
楽曲はロスレス対応?
Apple Musicはすべての楽曲がロスレス形式で提供されているわけではありません。
ロスレス音源なのか確認するには「ミュージック」アプリから楽曲ごとにアルバムまたはクレジット等から確認できます。


通信速度は遅くない?
ロスレス、特にハイレゾロスレスはデータ量が非常に大きいです。
ストリーミング再生で楽しむ場合は通信速度の速い環境を用意する必要があります。
データ通信ではなくWi-Fi推奨です。(有線なら完璧)
通信速度が遅いと楽曲の再生が止まってしまわないように自動的にデータ容量の小さい圧縮音源に切り替わってしまうという情報を見たことがあるのですが、ミュージックアプリの項目を見ているとおそらくそれは無さそうだと思います。
(もし間違っていたら教えてください…)
端末にダウンロードしてしまうのも手ですが、データ容量がめちゃくちゃ多いのがネックです。
参考までにAIに3分間の楽曲の圧縮音源、ロスレス、ハイレゾのデータ量の違いを聞いてみたところ以下のように返ってきました。
- 圧縮音源 約3MB~ 6MB
- ロスレス 約10MB ~ 36MB
- ハイレゾ 約50MB ~ 145MB以上
もしアルバムごと端末にデータを保存しようと思うと、かなりのストレージ容量を喰ってしまうことを覚えておきましょう。
まとめ
本記事は、ロスレスを確実に楽しむためにチェックするポイントを紹介しました。
高音質を阻む壁を特定し、クリアなサウンドを手に入れてください。




