自動通話録音、文字起こしアプリ「コネクト」を使った感想を本音で紹介

ビジネスで電話をするとき、通話記録が簡単に取れたらいいのにな…と考えたことはありませんか？

iPhoneを使って電話をする場合、通話が録音できない仕様になっているので忘れた時に聞き返すってことができないんですよね…

そんな悩みを持っている人に紹介したいのが電話を録音して、会話内容をAIが自動的に文字起こししてくれる通話アプリ「コネクト」です。

電話するだけで自動的に録音してくれるので「電話の内容をメモし忘れちゃった…」というときも安心できます。

本記事では「コネクト」の機能、実際に使って良かった点、イマイチな点や注意点を紹介します。

サービスの特徴、機能を紹介

「コネクト」について機能、特徴を紹介します

「コネクト」公式サイトはこちら。

電話内容を自動的に録音し、文字起こしまでしてくれる

「コネクト」は電話内容を自動的に録音し、AIを使ってその場で文字起こしをしてくれるサービスです。

本来なら電話内容が録音できないように設計されているiPhoneでも、電話した内容そのまま録音ができちゃいます。

こちらからの発信だけでなく、着信でもサービスが利用できます。（一部設定が必要）

電話が終わると、その内容がチャット形式で記録されます。

通話した会話の録音、内容の記録を自由にダウンロードすることもできちゃいます。

「コネクト」の公式サイトに使い方がイメージしやすい4コマ漫画があるので、ぜひ参考にしてください。

「コネクト」公式サイトはこちら。

利用料金プラン（無料プランもあり）

「コネクト」の利用プランは以下の3パターンです。

• Freeプラン
• 60分チャージプラン
• かけ放題プラン

利用できる時間はアプリにわかりやすく表示されています。

フリープラン（Free plan）の画面はこちら。

かけ放題プラン（Unlimited plan）の画面がこちら。

かけ放題プランのみ通話録音データ、通話記録のダウンロードができます。

運営会社ですらアクセスできない強固なセキュリティ

「コネクト」で録音された通話データは、自分自身しか利用することができないように守られています。

運営会社もアクセスできないように暗号化し、安全に使えるセキュリティシステムになっています。

コネクトは、暗号化技術とボイスマスキング技術を使い、お客様ごとに固有のキー（key）値を付与し、ご本人様のみが暗号化されたデータにアクセスできるようになっております。

そのため、コネクトの運営チーム、および従業員含め、記録された暗号化データにアクセスすることはできません。

コネクトは機密性の高い音声データを扱っており、強固なセキュリティシステムを構築しております。

より安心・安全にご利用いただけるよう日々改善を行ってまいりますので安心してご利用いただけますと幸いです。

引用元 コネクト公式サイト FAQ

通話データ以外にも運営会社には最低限の情報が渡りますが、サービスの提供、改善、新規サービスの開発のためだけに利用され、それ以外の目的では利用されません。

セキュリティについてもっと詳細を知りたい！という場合は運営会社「株式会社アトラスコネクト」のプライバシーポリシーを参照ください。

実際に使ってわかった、よかった点

「コネクト」を実際に使ってみてわかった良かった点を紹介します。

「コネクト」公式サイトはこちら。

普段使っている電話番号がそのまま使える

「コネクト」は専用のアプリから電話をしますが、普段使っている電話番号からの発信となり、着信相手にも普段使っている番号がそのまま表示されます。

通話の品質もいつもの電話と全く変わりません。

ただ操作するアプリが違うだけなので、気軽に使うことができますね。

自動で録音してくれる機能が想像以上に便利

「コネクト」を使って電話すると、その時に話した内容が自動的に音声データとして録音してくれます。

ボイスレコーダーのように、録音ボタンを押し忘れちゃった…というミスがありません。

録音した音声データは聞き取るのに問題無いクリアな音で、電話で話した感じのまま聞こえます。

通話内容がチャット形式で表示されて見やすい

通話内容の文字起こしは馴染みのあるLINEのトークみたいに表示されます。

ただ、後ほどイマイチな点でも紹介しますが文字起こしの精度は良くありません。

それでも、会話者と発言内容が明確に分かれて表示されるのは助かります。

使って感じたイマイチな点、注意点

「コネクト」を実際に使って感じたイマイチな点、注意点を紹介します。

「コネクト」公式サイトはこちら。

アプリの起動時間に少し時間がかかる

Apple純正の通話アプリと比べると、立ち上がりに少し時間がかかります。

実際に両アプリの起動時間を比較してみたのが以下になります。

「コネクト」アプリの起動時間はこちら。

Apple純正 通話アプリの起動時間はこちら。

体感にすると「コネクト」は起動にかかる時間が約3秒でApple純正の通話アプリは約1秒です。

ちょっとした差ですが、急ぎ電話したい時はちょっとイライラするかもしれません。

連絡先画面右側にあるクイックアクセスが漢字表記で使いにくい

「コネクト」の連絡先画面は登録名での表示順番になります。

漢字で表示されるなど、表示ルーティーンが分かりにくく使いにくいですね。

特に連絡先でフリガナを登録して表示順番を使いやすいようにカスタマイズしている客先もいたのですが、「コネクト」では無意味になりました。

電話をかけたい相手の素早く見つけるには検索ボックスを利用してください。

通話の文字起こし機能はお世辞にも良いとは言えない

「コネクト」の目玉機能、AIによる通話の自動文字起こし機能ですが、現状だと使用するには厳しいものがあります。

実際の通話とAIの文字起こしで、どの程度差が出るか台本を用意して通話を試しました。

以下が台本です。

→お世話になります。

→はい、大丈夫です。

→今週頭に会議がありまして、稟議は無事通りました。

→お願い致します。

→承知しました。よろしくお願い致します。

→承知しました。後ほどメール致します。

→失礼致します。

実際に文字起こしされた内容は以下になります。

台本を使ってゆっくりと話した内容なので、どちらかが早口でしゃべるとさらに精度は下がります。

もし議事録として文章に残す目的だけでサービスを検討している場合、正直言って実用レベルには至っていないのでやめておいた方が無難です。

メインの使い方は「通話の自動録音と、その録音データを探すメモ」

文字起こし機能を単体で使うには厳しいですが、録音した音声を探すためのメモとして活用すると便利です。

録音データがたくさん溜まっていくと「どの相手と、何を話したか」を確認するために各音声ファイルをチェックするのがすごく大変。

そんな時文字起こしの精度はイマイチでも、話した内容がなんとなくわかるだけで音声ファイルを探すのが楽になります。

2分の会話を10個確認する場合、単純計算で20分かかります。

それが文字起こしデータで事前にチェックできれば、時間としては2〜3分で終わります。

「どの録音データだっけ…？」とデータを探す手間が省けると考えると嬉しいですね。

まとめ　電話での「言った、言ってない」が無くなる通話アプリ

本記事では「コネクト」の機能、実際に使って良かった点、イマイチな点や注意点を紹介しました。

iPhone純正の通話アプリではできない、音声の録音ができるのは便利です。

文字起こしの精度は正直イマイチですが、まだ始まったばかりのサービスなので今後の改良に期待ですね。

本記事があなたのビジネスライフに役立てば嬉しいです。

「コネクト」公式サイトはこちら。

Appストアで「コネクト」を見てみる。