2026年4月の改正道路交通法により、自転車を「イヤホンを使用して周囲の音が聞こえない状態で運転する行為」が禁止となりました。
対策のイヤホンを探さなきゃな~と考えていたところに、タイミング良く耳を塞がない開放型イヤホン「EarFun Clip 2」のレビュー依頼をいただきました。
実際にしばらく使い込んでみたところ、思っていた以上に使い勝手が良くて、自転車用としてかなりいい感じです。
ただ実際に使って分かった注意点もあったので、本音でレビューします。
本記事は製品をメーカー様に提供いただき、試したレビュー記事になります。
内容については自由な意見を記載することを条件としているので、本音で書いています。
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「EarFun Clip 2」の外観レビュー
今回紹介するのは「EarFun Clip 2」です。

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- 有効期間:2026年7月31日まで
耳を挟み込むようなクリップ形状で、とても軽いです。

ツル?の部分はシリコンのような手触りになっていて、クニクニと曲がるようになっています。
本体側面に物理ボタンがあり、押す回数、長さでコントロールできます。

イヤホンにマグネットが付いていて、ケースに収める際には吸着するように収納されていきます。


ケースは楕円形で、AirPods Proのケースとほぼ同じ大きさです。


実際に耳に装着した様子がこちら。

操作部分は耳の後ろ側に来ます。
この位置は操作しやすいですね。

付属品として、USB-C to A のケーブルが付いています。

アプリを使うことでゲームモードへの切り替えやイコライザーなど、細かな設定ができます。

電源オンオフなど、操作した際の音声を日本語にも切り替えられます。
一度日本語に設定してみましたが、なんかダサい気がしたのですぐ英語にもどしちゃいました笑

音質について
高音から中音域が非常に聴こえやすくチューニングされています。
個人的には好みですね。
DALIに近いような音ですね。BOSEのような響く低音ではありません。
低価格帯のイヤホンにありがちな「低音を強めにして全体の粗さを誤魔化す感じ」は一切ないですね。
開放型なのに、インイヤーに近いような音の鳴り方をしてくれます。
音がはっきりと耳に届き、全体的にボヤける感じがなくてrazikoも聞き取りやすかったです。
実際に使ってわかった良かった点
「EarFun Clip 2」を実際に使ってわかった、良かった点を紹介します。
快適な付け心地
「EarFun Clip 2」は耳の軟骨(耳輪)に引っ掛けるようにして装着します。
締め付け感は全くありません。

非常に軽量で付け心地が良く、作業に集中していると「マジで付けていることを忘れるレベル」で快適です。
一見すると少しプランプランするような頼りない装着感に思えますが、実際には安定しており、自転車やランニング程度の運動であれば外れる心配はありませんでした。
一点だけ注意が必要なのが、マスクとの併用です。
無意識にマスクを外した際、イヤホンにマスクの紐が引っかかって一緒に外れてしまうかもしれません。(1敗)
良好な操作感
「EarFun Clip 2」本体でのオーディオ操作はタッチセンサーではなく、物理ボタンを押し込むタイプで、物理ボタンを押す回数、長さでコントロールします。
タッチタイプは耳の位置を微調整しただけで誤作動が起こることがありますが、物理ボタンならその心配がありません。
自転車に乗っている時、手袋をしていても問題無く反応するのがありがたいと感じました。
見た目のスマートさを求めてタッチタイプを採用するモデルが増えるなか、あえて実用性を追求している姿勢には好感が持てますね。
安定した接続性
「EarFun Clip 2」は、2026年6月時点での最新メジャー規格であるBluetooth 6.0を採用しています。
実際に通勤の満員電車の中で使ってみましたが、電波が飛び交う過酷な環境でも音が途切れることなく、非常に快適に使い続けることができました。
とはいえ、電車の中などの雑音が多い場所ではさすがに開放型ではなくノイズキャンセリング機能付きのイヤホンのほうがおすすめなのは間違いないですね。
電車の中では素直に「AirPods Pro3」を使っています。
実際に使ってわかったイマイチな点、注意点
「EarFun Clip 2」を実際に使ってわかったイマイチな点、注意点を紹介します。
付属資料の日本語が若干怪しい
中国製メーカーの製品では良くあることですが、付属資料の日本語が若干怪しいです。
例えば「イヤーファン」が「イャーファン」と表記されていたり、不自然な箇所で改行されていたりします。

私のような古のAmazonユーザーは日本語表記の違和感に過敏に反応するよう訓練されているので、ユーザーにメリットであるはずのキャンペーンが、逆に不安を煽る形になっています。
説明書の日本語は違和感が無いので、非常にもったいないと感じました。

LDAC接続はAndroid端末のみ
「EarFun Clip 2」でハイレゾ相当の高音質を楽しむにはLDAC接続が必須ですが、できるのはAndroid端末限定です。
Windows環境では標準だとLDAC接続は対応していませんが、サードパーティ製のソフトを導入することでLDAC接続が可能になります。
代表的なソフトとして「Alternative A2DP Driver」(有料ソフト)があり、私も実際に使っています。
しかし残念ながら、「Alternative A2DP Driver」を使っても「EarFun Clip 2」ではLDACで接続できませんでした。

ソフトのFAQを見てみたところ、ダメなら製品側に問い合わせてみてね(意訳)とのこと。

ということで実際に問い合わせして確認した際の返信がこちら。
Windowsは標準でLDACに対応しておらず、サードパーティ製ソフトウェアとの組み合わせによってはLDAC接続が正常に認識されない場合があります。
EarFun Clip 2のLDAC機能自体はSonyのライセンス認証を取得した正式対応機能で、LDAC対応のAndroid端末では問題なくご利用いただけます。
今回の事象は、製品側ではなく、ご利用のWindows環境やドライバーとの組み合わせによる影響の可能性があります。
ということで、おそらくWindows環境およびAlternative A2DP Driver側の制限や互換性の問題かと思います。
もしかしたら他のソフトや、BTA30 ProといったOSのドライバーを介さずに高音質コーデックで接続できるものを使えば接続できる可能性はあるかもしれませんが、持っていないので検証できませんでした。
参考までにApple製品は元々どれもLDAC接続に対応していないので、LDAC接続はあきらめましょう。
イヤホンのケースが滑りやすい
「EarFun Clip 2」のイヤホンケースはツルっとした素材で作られていて形状も卵のような楕円形になっています。
手やポケットから滑ってポロっと落としやすいので、結構注意が必要です。
実際、クロスバイクに乗っている時にポケットから落としそうになりました。
ストラップホールがあれば解決する問題だと思うので、次期モデルでの改善を期待したいポイントです。
他イヤホンとの聴き比べ
「EarFun Clip 2」と他社製の開放型イヤホンSOUNDPEATSの「GoFree2」を聴き比べをしてみました。

再生デバイスはiPhoneでApple Musicを使い、楽曲はYOASOBIの「祝福」を試聴しています。
音の良さを求めるならAndroidのLDAC対応機種で聴くのが良いのは間違いありませんが、今回は使い勝手重視の環境で音を比較しました。
| イヤホン | 音の特徴 |
|---|---|
| EarFun Clip 2 | 高~中音が強め 耳の近くで聴こえる しっかり音楽を楽しみたいとき向け |
| SOUNDPEATS Gofree2 | 自然な高音の響き 強めな味付けの低音 空間を活かしたBGM向き |
EarFun Clip 2

全体的に高~中音が強めの味付けです。
音が近くで鳴っている感覚があり、どちらかと言えばカナル型イヤホンの聞こえ方に近い印象を受けます。
「ながら聴き」であっても、しっかり音楽を楽しみたい時に適したモデルです。
また快適な装着感で、長時間つけていても耳が痛くなることは無く、重さも軽いので疲れません。
SOUNDPEATS GoFree2

こちらは若干低音が強めで、少し遠くで音が鳴っているような感覚です。
ヘッドホンやスピーカーの鳴り方に近く、BGMとしてのながら聴きにはこちらの方が適しているかもしれません。
ただ、長時間装着していると少し耳が痛くなってくるのが気になりました。
こちらのほうが重たいですが、そこまで気になりませんでした。
まとめ
本記事は「EarFun Clip 2」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介しました。
私が求めていた自転車用イヤホンという目線で見たら、最適解かと思います。
自転車に乗って家まで帰ってきて、そのままつけっぱなしで音楽を楽しむことも多いですね。
本記事があなたのイヤホン選びの参考になれば幸いです。