Steamゲーム歴17年の私ですが、Apple Arcadeでも楽しいゲームがあるかな?と思って実際に色々遊んでみました。
スマホゲーの延長レベルだな…と感じるタイトルが多いのは事実ですが、しっかり探せばPCゲーマーでも楽しめるタイトルが思った以上にあるので、正直かなり楽しめました。
本記事では実際にプレイして面白かった、Macで遊べるおすすめのApple Arcadeゲームを紹介します。
タップできる見出し
ぜひ遊んでほしいApple Arcadeゲーム
塊魂 Rolling LIVE
名作しかない塊魂シリーズで、たぶん10年ぶりくらいの新作です。(もっとかな?)
この作品に続いて、「ワンス・アポン・ア・塊魂」が2025年に発売されたので、往年の塊魂ファンにはフィーバーの風が吹いています。

塊をコロコロ動かして散らばってるモノとくっつけることで雪だるまのように大きくしていきます。
今回は流行りを意識した世界観で、王様がライブ配信をするという設定です。
視聴者を増やすため、ファンの期待に応えるため、王様は王子にどんどん過激な指令をしていきます。
コメントがどんどん届くので、自分が配信している気持ちにもなれます。
序盤はこれまでのシリーズと違ってアクの少ない王様だなぁ…と感じました。
アクの強い王様も最高に面白いので、気になった人はSteamで売られている過去シリーズをぜひ遊んでみて下さい!めっちゃおもろいです。

ゲームの難易度は結構厳しめで、評価MAXを獲得しようと思うとかなり効率よくプレイしないと目標まで届かないですね。
1回あたりのプレイ時間は短めなので、トライ&エラーを繰り返して高評価を目指しましょう。
あとこのシリーズ、とにかくBGMが良すぎることが有名です。
「なな~なななななっなな~塊魂〜」で始まる「塊オンザスウィング」はたぶんどこかで聞いたことがあると思います。めっちゃ耳に残りますから。
参加しているアーティストが豪華すぎて、そりゃ曲のクオリティ高いよな…と思います。(スキマスイッチ、チャーリー・コーセイ、松崎しげる、新沼謙治、こっちのけんと、Daokoなどなど)
ウィキペディアで塊魂サウンドトラックアルバムの項目を見ているだけですごい面々が関わっているなぁと楽しめます。
塊魂シリーズの楽曲は数年前にサブスク配信がスタートされているので、過去に塊魂をプレイしていた人はぜひ聞いてみて下さい。
音楽に包まれよう。
1億曲と30,000プレイリスト以上が聴き放題。
Balatro+
ポーカーとローグライクを組み合わせたデッキ構築型ローグライクゲームです。
ポーカーの役を揃えてスコアを稼ぎ、決められた回数以内に規定ポイントの獲得を目指します。

ポーカーのルールがわからなくても、楽しく遊んでいるうちに勝手に覚えます。
そして、普通にポーカーをしているだけではまず勝てません。
ゲームが進むにつれて手に入る「ジョーカー」カードで、ポーカーをぶっ壊す必要に迫られます。
ジョーカーは役の点数を乗算したり、特定のカードを強化したりと、まさにチート級の能力を持っていて、これらのジョーカーが連鎖させて一瞬でスコアが何十倍、何百倍にも跳ね上がります。
敗北寸前でも、たった一枚のジョーカーが火を吹き、一気に点数を稼ぎ出した瞬間はマジで脳汁がドバドバ溢れ出てきます。
また独特のレトロでサイケデリックなビジュアルとサウンドがゲームの雰囲気と最高にマッチしていて、上手くスコアが跳ね上がった時の派手なエフェクトがマジで中毒になるくらい快感です。
Macで遊べるおすすめのSteamゲームを紹介している記事でも挙げているタイトルで、あまりにも楽しくて、高難易度の実績を達成するまでやり込みました。
(Steam版の表記は「Balatro」ですが、ゲームタイトルに記号の+が付いているのがApple Arcadeのタイトルという意味でゲーム内容に変化はありません。)

1回のプレイ時間が短くてサクサク遊べるので、ちょっと寝る前のスキマ時間でプレイできちゃいます。
そしてハマって、睡眠時間を削ってしまったことが何度もあります。
この記事を書いている時点では53時間遊んでいるみたいです…
オープンワールドRPG並みに楽しめることは私が保証します。
太鼓の達人pop tap beat
ゲーセンで誰もが見かけたことがある太鼓の達人のAppleArcade独占タイトルです。
流れてくる「ドン」と「カッ」のアイコンに合わせて、タイミングよく叩いていくゲームです。

AppleArcadeによる配信なので、他音ゲーとは違って全曲「広告なし・追加課金なし」が嬉しいですね。
もちろんスタミナ制、ガチャ制といったものも無いので、気の向くままプレイできます。
学生時代や「DrumMania」や「GUITARFREAKS」、「jubeat」といった音ゲーをゲーセンでプレイしていたので、今更太鼓の達人を楽しめるかな~と思っていましたが、想像していたより面白くハマっています。
「ドン」と「カッ」しかないから簡単だろうと舐めていましたが、曲の難易度を上げると普通に難しくて楽しいです。
家庭用太鼓の達人をプレイする際にはよく「太鼓の達人専用コントローラー」(通商タタコン)が使われますが、私はコントローラーでプレイしているので「太鼓の達人pop tap beat」が対応しているかはわかりません。
もし遊べている人がいたらコメントから情報共有して頂けると助かります…
版権の問題でどうしようも無いとはわかっているのですが、楽曲の多くが本人楽曲ではなく、カバー曲なのがちょっとイマイチですね。
曲名の横にアーティスト名が書かれているものは本人楽曲なので、ついついその曲ばかり遊んでしまいます…
ぷよぷよパズルポップ
言わずと知れた、ぷよぷよのAppleArcade独占タイトルです。(通称ぷよポップ)

おなじみの「4つ以上つなげて消す」という基本的なルールはそのままで、アドベンチャーモードやチャレンジダンジョン、ひとりでぷよぷよ、みんなでぷよぷよ、とことんぷよぷよといった様々な方法で遊べます。
小学生のときに「す~ぱ~なぞぷよ ルルーのルー」をプレイして以来ぷよぷよに触れてこなかった、連鎖をまともに組めない超ビギナーの私でも楽しく遊べています。
そんな私のような人をターゲットにしているのか、アドベンチャーモードでは初心者向けに救済システムがしっかりと準備されていて、お助けアイテムやぷよの落ちる速度を調整することができます。
実際、お助けアイテムをフル活用することで、相手が強くなってきても何とか戦えている状況です。笑
ぷよ勝負の前にはゆるふわとした「まんざい」が繰り広げられて、ほのぼのとした雰囲気になります。
何気にフルボイスで力が入ってるな~と感じました。
私がぷよぷよクソ雑魚ナメクジなのでソロプレイしか遊んでいません。
プレイしてもガチ勢にボコボコにされるんだろうな…
これから上達して頑張りたい!という人には「レッスン」モードも充実しており、ゼロから連鎖の組み方を学ぶことが可能です。
【参考】個人的に賛否両論・イマイチだったゲーム
Card of Darkness【イマイチ】
ジャンルとしてはローグライク×カードゲームです。
カードの山を開きながらゴールまでに道を切り開いていくゲームで、敵、回復薬、お金、装備をピックしながら進んでいきます。

チュートリアルとステージ1までは面白く感じましたが、面白いと思ったのはマジで最初だけでした。
運要素がとても強く、同じステージであっても何も考えずにタップするだけでゴールまでたどり着けることもあれば、逆にどう頑張ってもクリアできないときがあります。
結果として試行錯誤したり頭を捻ったりすることに力をかけるよりも、デスペナルティが無いのでさっさとリスタートして良いカード配置を狙ったほうがうまく行きます。
運要素>>>実力ということに気付き、一気に冷めてしまいました。
パズル&ドラゴンズ ストーリー【賛否両論】
スマホ黎明期のゲームで一番有名といって過言ではない「パズドラ」の課金要素が無い、買い切り(といっていいのか?)バージョンです。

スタミナやガチャ、広告といったソシャゲーあるある要素が無いので、その点だけでも気持ち良くプレイできます。
指でパズルを操作する時間が本家より長い(本家の約倍近い?)のでじっくり取り組めるため初心者向けで、私のような過去にちょっとだけ遊んでいた復帰勢も気軽に遊べます。
本家のようなコラボキャラが存在せず、インフレが無いのでゲームバランスも良好。
経験者向けの手ごわいステージも用意されているので、ベテランプレイヤーでも楽しめます。
ここからはこのゲームのイマイチな点ですが、とにかくストーリーが薄すぎる。
ステージを選ぶたびに、ナレーターが一言二言発言するだけ。
たまにキャラクターが出てくるものの、掛け合いが全くなく勝手に話されるだけ。
飴玉1つを水に溶かしたジュース?くらい薄いです。
正直、よくこの内容でタイトルにストーリーを表記しようと思ったな…と感じます。
また別の点として、本作ではガチャが無いためモンスター(本作ではクリーチャーと呼ぶ)は全て生産(クリエイト)することになるが、クリエイト時の演出画面スキップが無いため、待ち時間がダルいのもイマイチに感じます。
画面を押し続けると倍速はできるが、それでも長いですね。
数も多く、図鑑を埋めるためにひたすらクリエイトを繰り返すのが苦行になるので、なんでスキップボタンが無いのだろうか…と思います。
結論として、ただパズルゲームを楽しむだけであればおすすめできますが、RPGのようなストーリーを求めるのであればやめておいたほうがいいですね。
【参考2】Mac以外なら遊べるおすすめゲーム
Apple Arcadeで配信されているゲームは機種によって遊べるタイトルが違います。
なぜかMacが一番少ないので、Mac以外で遊べる面白いゲームも参考として紹介します。
Steamでやり込んでいるゲームだけに絞ってピックアップしています。
Macで遊びたい人はSteamかApp Storeで購入するようにしてください。
Slay the Spire+
デッキ構築型ローグライクの金字塔で、ローグライク好きなら知らない人がいないほど有名なゲームです。

ターンごとに配られるカードを使い、限られたエナジーをリソースに攻撃、防御、スキルを駆使して敵を打ち破ります。
重要なのは、どのカードをデッキに迎え入れるかという「選択」で、ピックの結果がいかに手持ちのカードとシナジーを生み出して火力を出せるか、いかに被害を抑えられるかの答えとなります。
逆にデッキのコンセプトに合わないカードは邪魔になるため、あえて取らない「選択」も大事になってきます。
挑戦する度にマップ構造、出現する敵、手に入るカードやアイテム「レリック」が変化するため、一度として同じプレイにはならず、何度もプレイしてしまう中毒性の高さが魅力です。
このゲームにハマりすぎて、私が別サイトで運営しているゲームブログで最高難易度A20H攻略情報の記事を書いてしまうくらいほど楽しいので、もしあなたもハマったのであれば、ぜひそちらも参考にして下さい。
このゲーム、敵がかなり強いので序盤で負けてしまうのは結構当たり前です。
もし、あなたがこのジャンルを初プレイで、最後のボスまで倒せたなら神として崇めます。
Steam版とAppre Arcade版では、なぜかカード名が若干異なるので注意してください。
カードの効果自体は変わりません。
Vampire Survivors+
画面中から押し寄せてくる敵を避けつつ、敵を倒していく弾幕ゲームです。
操作は移動だけで、勝手に攻撃してくれるのでお手軽かつ、中毒性がとても高くて沼に浸かってしまうような体験ができます。

このゲームの特徴は「成長の爆発」と、中毒性のある「演出」です。
スタート時から押し寄せてくる敵が時間経過とともに強く、数も激しくなります。
それに対抗するためにこちらも経験値を貯めて武器やアイテムを強くしていき、組み合わせによっては進化もしてきます。
この成長していく過程の演出が最高で、ゲーム開発者が過去にカジノゲームを作っていた経験を活かしてパチンコの当たり演出のようになっています。
少し前まで敵から逃げ回っていたのに、あたり演出後にこちらの火力が上がって狩る側に回り、文字通り数千体の敵を一掃する瞬間は脳汁ドバドバです。
冗談抜きで、お金がかからず、合法的にまるでヤクのような高揚感を味わえます。
武器とキャラ数も豊富で、組み合わせてシナジーを見つけ出すのが楽しくて、何度もプレイしたくなる仕組みになっています。
このゲームが流行りすぎたので、以降「ヴァンサバライク」というジャンルで呼ばれる派生ゲームが大量に生み出されたほどです。
1ゲーム30分間と決まっているので、ぜひサクッとプレイしてみて下さい。そして快感の沼にハマってください。
Apple Arcadeで遊ぶうえで知っておきたい注意点
ゲームは配信終了になる可能性がある
Apple Arcadeで配信されているタイトルは、Appleとの契約の関係で配信終了となってしまう可能性があります。(調べたところ3年契約が多いようです。)
これはXbox Game Passなどの他社ゲーム定額サービスと同じ仕組みで、仕方が無いところですね。
Apple Arcadeの規約として、配信終了後も最低2週間はプレイし続けられるようになっているので、配信終了が決まってしまったタイトルは急いで遊ぶようにしてください。
「アメージング ボンバーマン」を遊んでみたかったのですが、私がApple Arcadeに加入する前に配信終了になっていたみたいです…
端末によって遊べるゲームが異なる
slay the spire+、Dead Cells+など、せっかく面白いゲームがあるのになぜかMacだけ遊べないようになっているタイトルが結構あります。
iPhoneやiPad(いくつかのタイトルはApple TVも)では遊べるので、気になった人はそっちでプレイしてみて下さい。
まとめ
本記事ではApple Arcadeのゲームで、私が実際にプレイして面白かったものを本音で紹介しました。
まだまだ遊べていないゲームも多いので、随時更新していきます。