どうしても生活感が出てしまう電源タップの配線問題。
使い勝手と見た目の両立を考えて、購入に至ったのが無印良品の「スチールタップ収納箱 フラップ式」でした。
スチール特有の重厚感と質感、指一本で開閉できるフラップ構造が生み出す使い勝手は、個人的に大正解。
今回は、実際に使ってわかった本音のメリット・デメリットに加え、愛用中のAnker製タップとの相性についても詳しくレビューします。
タップできる見出し
「無印良品 スチールタップ収納箱」の外観レビュー
今回紹介するのは「無印良品 スチールタップ収納箱」です。

フタがフリップ式になっていて、フタを閉じた時に金属同士がぶつからないようにラバーがついています。

電源タップを中に入れて、ケーブル類も一緒に詰め込むだけでスッキリ見えるのが最高です。


参考までに「無印良品 スチールタップ収納箱」を使う前の様子はこちら。
ごちゃごちゃ過ぎて、改善後に改めて見ると我ながら「うわぁ…」と声が出てしまいました笑

実際に使ってわかった良かった点
「無印良品 スチールタップ収納箱」を実際に使ってわかった、良かった点を紹介します。
「フラップ式」だから、使うときだけサッと開けてストレスフリー
一般的なケーブルボックスは、中身を確認したりスイッチを操作したりする際、蓋を丸ごと外す必要があるものがほとんどです。
しかし、この収納箱の最大の特徴である「フラップ式」は、指一本で持ち上げるだけ。
このわずかな差が、日々のストレスを劇的に軽減してくれます。

頻繁に抜き差しするスマートフォンの充電器や、節電のためにこまめに切り替えたい個別スイッチ付きのタップも、フラップ式ならワンアクションでアクセス可能です。
蓋を置き直す手間がないため、中が散らかるのを防ぎつつ、必要な時だけ「開けて使う」という動作が自然に習慣化されます。「隠す収納」にありがちなアクセスの悪さを、構造の工夫で見事に解決している点に感動しました。
スチール製×マグネット活用で、収納力がさらに拡張する
「無印良品 スチールタップ収納箱」が他社のプラスチック製ケーブルと違い、丈夫な「スチール素材」であることが特徴であり、大きな利点です。
マグネットが貼り付けられるので、ケーブルにマグネットホルダーを付けることで余ったケーブルをスッキリと収納できます。

他にもマグネット式の小物入れを横に貼り付けてデスク周りの文房具をまとめたりと、アイデア次第で収納力は無限に広がります。
単なる「箱」としてだけでなく、デスクサイドの「多機能ベース」として機能してくれるのが明確な特徴ですね。
プラスチック製にはない「重厚感」で、生活感をかき消す
無印良品らしいマットなホワイトグレーの塗装が施されたスチール体は、見た目の質感がとてもいいですね。
ちょっと重厚感があり、値段以上に高見えします。

山崎実業の「ケーブルボックス ウェブ L ホワイト」やニトリの「ケーブルBOX L」も店舗で実物をみて購入を検討しましたが、プラスチック製特有のテカり感が出て、どうしても安っぽさが出てしまうのが嫌でした。
ずっしりと重量があるため、太いケーブルの反発に負けて箱が浮き上がったり、滑ったりすることもありません。
視界に入る「配線のごちゃつき」を物理的に遮断するだけでなく、箱自体の質感がインテリアとして成立しているため、デスクの上に置いてもおしゃれに見えます。
我が家ではユニットシェルフの上に置いていますが、結構気に入っているスペースです。

生活感をできるだけ減らして、ミニマルで洗練されたワークスペースを構築したい人にとって、このスチール製で作らていることが他社製のケーブルボックスでは無く、これを選ぶ決定打になるはずです。
実際に使ってわかったイマイチな点、注意点
「無印良品 スチールタップ収納箱」を実際に使ってわかったイマイチな点、注意点を紹介します。
内寸は狭め。大きな電源タップは入らない可能性アリ
「無印良品 スチールタップ収納箱」は他社製ケーブルラックより小型なため、見た目が非常にスリムでスタイリッシュですが、そのぶん内部の有効スペースが結構タイトです。
特に注意したいのが、6個口以上の長さがある電源タップや、コンセントに対して垂直に差し込むタイプの大きなACアダプタです。
実寸では横32cm、縦10cm、高さ4cmです。
今使っているタップのサイズを測るのはもちろん、「アダプタを刺した状態での高さ」も確認しておくことをおすすめします。



見た目をスッキリさせるために余ったケーブルを詰め込みたくなりますはずなので、その分のスペースも意識しましょう。
余裕を持った配線管理をしたいなら、あらかじめ中に入れるものを厳選し、コンパクトなタップに買い替えるなどの割り切りも必要になります。
スチール製ゆえの「重さ」と「硬さ」のため設置場所やキズへの配慮が必要
本製品の魅力である「スチール素材」は、裏を返せばその硬さと重さがリスクになることもあります。
底面に滑り止めのゴムが付いていますが、何度も引きずってしまうとゴムがハズれて接地面と金属がダイレクトに擦れる形になるため、接地面を傷つける原因になりかねません。
スライドさせる用途が多いのであれば底面にフェルトシールを貼るといった工夫が必要です。

また角もエッジが立っているため、床に置いている場合にもし蹴とばして壁にぶつけてしまうと、自分の足と壁に大ダメージを与える可能性もあります。
我が家ではテレビボードの近くにも設置していますが、蹴ってしまわない位置に置いています。

小さな子どもがいる家庭では設置場所には気を付けたほうがいいですね。
フラップの「隙間」から埃が入るため、定期的な内部掃除は必須
フラップ式という構造、またフラップの開き口周りと左右のケーブル出し口も広めに取られているため、長期間使っているうちにどうしても内部に埃が侵入してしまいます。
完全に密閉されているわけではないため、メンテナンスフリーとはいきません。

プラスチックのように静電気を帯びて埃が貼り付くわけではありませんが、それでも定期的にフラップを開けて、内部をハンディワイパーなどで掃除することをおすすめします。
フラップ式なら開閉が簡単なので、掃除のハードル自体は非常に低いで助かります。
「埃を完全に防ぐ」というよりは、「簡単に掃除ができるから清潔を保ちやすい」というスタンスで付き合うのが正解ですね。
【活用例】Ankerの電源タップと組み合わせると、とても便利
内寸の狭さを懸念していたので、いい電源タップが無いかな~と探していたところ、「Anker USB Power Strip (10-in-1, 20W)」が良さげで、組み合わせもバッチリでした。

AC差込口が6個、USBポートが4個付いているスリムなモデルで、USBポートの配置がちょうど左右のケーブル出し口にピタッと合うので、そこから綺麗にケーブルを取り出せます。


AC差込口もよっぽどデカいもので無ければ余裕で収まりますね。
ちょっと傾斜が付いているので、垂直じゃない分スペースを確保してくれています。
結果として余ったコードを収納するスペースが生まれるようになっていて助かっていますね。

まとめ
本記事は「無印良品 スチールタップ収納箱」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介しました。
- デスクの配線がどうしても片付かない
- ケーブルボックス特有の「安っぽさ」が苦手
- 掃除のしやすさと使い勝手の両方を追求したい
といった悩みをあなたが持っているなら、ぜひ使ってみて下さい。


