- 「VRで遊ぶとき、もっと臨場感を高めたい」
- 「耳元で囁かれているような音を鳴らしてくれるイヤホンを探している!」
といった悩みを持っている人に、ぜひおすすめしたいのが「Final E500」です。
音響工学、音響心理学、空間音響学に基づいて設計されたイヤホンで、約2000円という手ごろな価格で購入できるのにエグいほど臨場感が味わえます。
正直、最初は半信半疑で使ってみましたが、評価が良い理由が聴いた瞬間にわかるイヤホンです。
本記事は「Final E500」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介します。
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「Final E500」の外観レビュー
今回紹介するのは「Final E500」です。
機能 | 特徴 |
---|---|
イヤホンのタイプ | カナル型 |
重さ | 15g |
ケーブルの長さ | 1.2m |
ドライバー | 6.4mmダイナミック型 |
感度 | 98dB/mW |
インピーダンス | 16Ω |
イヤーピースのサイズ | 5サイズ(S、SM、M、ML、LL) |
「Final」は日本の神奈川県にあるイヤホン、ヘッドホンのメーカーで、手頃な価格のイヤホンから高級ヘッドホンまで数多く手がけています。
Eシリーズは音の方向性、臨場感に特化したシリーズで、その中でもE500は最廉価モデルになります。
裏面にはスペックが記載されています。
カナル型のイヤホンで、ブラックのみのシンプルな外観です。
とてもわかりにくいですが、イヤホン部に型番とL/Rを見分ける表記があります。
プラグ部はL字になっています。
イヤーチップは最初から付いているものを合わせて5サイズあります。
元々付属しているのは真ん中のMサイズです。
イヤーチップを外すと6.4φダイナミック型ドライバーユニットが見えます。
反対側にはFinalのロゴマークが書かれています。
収納時にイヤホンの左右がバラけないようにまとめるクリップがついてます。
エージングはできればしたほうが良い
メーカーや人によって意見は様々ですが、Final公式としてはエージングを推奨しています。
本製品については、小口径である為、エージングの変化がわかり難くなるまでに長めの時間が必要です。概ね150~200時間程度、通常の使い方を続けて頂けましたら、繊細さが増したと感じられる筈です。
引用元 Final公式サイト
感覚的な話ですが、2ヶ月ほど音楽やゲームで使い続けて音が馴染んでクリアになりました。
とはいえ、VR用であれば音質より臨場感に重点を置くので、エージングにそこまで力を入れる必要がないかもしれません。
エージングはあまり気にせず、普通に使い続けて「おっ、耳に馴染んできたかな?」と楽しむくらいで十分かと思います。
実際に使ってわかった良かった点
「Final E500」を実際に使ってわかった、良かった点を紹介します。
- ・音の方向、距離感が明確にわかって臨場感がエグい
- VR機器に沿わせてスッキリ配線できる
音の方向、距離感が明確にわかって、臨場感がエグい
「Final E500」は音響工学、音響心理学、空間音響学に基づいて設計されたイヤホンなだけあって、実際に使ってみて臨場感の凄さを実感しました。
ASMR音源を聴くと、本当に耳元で音を出されているような感覚になってゾワゾワします。
臨場感が良いのでVRにうってつけのイヤホンで、Oculus Quest(Meta Quest)と一緒に使うと没入感がハンパないです。
Final公式サイトにもOculus Questと一緒に使われることを想定した画像が載っています。
実際にVRChatで遊ぶときも使っていて、
- どっちの方向から音がしているのか
- どのくらいの距離感で会話をしているのか
といったことが現実世界での会話と同じようにはっきりわかります。
会話に没入できるので、コミュニケーションを取るのが楽しいですね。
「Gun Club VR」で遊ぶ時も構えた銃の発砲音、ボルトアクションやチャージングハンドルを引いた時の「チャキン」という音がリアルに伝わってきます。
ゲーム世界への没入感も間違いなく上がるので、気分が上がりますよ。
注意点として、音質については価格帯から考えると十分良いですが、めちゃくちゃ良い!というほどではありません。
ビートセイバーなど、臨場感より音質を重視する場合は他のイヤホン、ヘッドホンでも良いかもしれません。
あくまで高級イヤホン、ヘッドホンと比べた場合の話で、約2000円で買えるというコスパを考えると十分すぎる良いイヤホンです。
L字プラグかつ柔らかいケーブルで、VR機器に沿わせてスッキリ配線できる
「Final E500」は機器に接続するプラグがL字になっていて、配線をスッキリさせることができます。
特にVR機器と相性が良く、「Oculus Quest(Meta Quest)」の本体に沿って配線できるので、腕を動かしても引っ掛けることがありません。
太めなケーブルですが、柔らかく動くので配線しやすいのもグッドポイント。
VRを楽しむとき、没入感を損なわないイヤホンなので本当に重宝しています。
「Final E500」実際に使ってわかったイマイチな点、注意点
「Final E500」を実際に使ってわかったイマイチな点、注意点を紹介します。
- イヤホンの左右表記が見にくい
- タッチノイズが発生しやすい
イヤホンの左右(L/R)表記が見にくい(対策あり)
「Final E500」はイヤホン本体にL/R表記がありますが、明るい部屋でギリギリ認識できるレベルでぱっと見ではまず見分けられません。
Final公式サイトで綺麗に撮られた写真ではわかりますが、肉眼ではめちゃくちゃ見にくいです。
トイレ休憩から戻ってきて、再びイヤホンを装着するのに手間取るのが面倒くさいですね…
対策として、イヤーパッドの色を覚えておくことで、サッと認識できるようになります。
私はイヤホンの左側にカラー付き(赤)、右側にはカラー無し(グレー)で見分けるようにしています。
体を動かしたとき、タッチノイズが発生する(対策あり)
「Final E500」はカナル型イヤホンのため、ケーブルに体が触れた時のザッというタッチノイズが発生します。
タッチノイズはカナル型イヤホンの宿命ですが、対策としてケーブルを短く結ぶことでケーブルの擦れが少なくなってノイズを減らせます。
マジックテープでコードを束ねるとさらに発生する機会が減るので、使い勝手に支障を及ぼさない範囲でイヤホンのケーブルを短くして運用してください。
まとめ この臨場感でこの価格は良い意味でおかしい
本記事は「Final E500」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介しました。
音の臨場感が凄いイヤホンで、約2000円で買える値段を考えるとコスパの良さがエグい。
VRやASMR用として用意する価値は、間違いなくありますね。
もちろんオーディオ沼に使っていない人であれば、普段使いのイヤホンとして使うのも全然ありです。
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