初代AirPods Proを6年ほど使い続けてバッテリーの持ちに限界がきていました。
さすがに買い替えかな…と思っていたところ、ちょうど「AirPods Pro 3」が発売されました。
これはいいタイミングだと思ってさっそく買い替えたので、「AirPods Pro 3」と「初代AirPods Pro」の比較を中心に、本音でレビューしていきます。
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外観レビュー
今回レビューするのは「AirPods Pro 3」です。
充電ケースの見た目は初代からほぼ変わらず、正面の変化はLEDインジケーターがぱっと見ではわからなくなっているくらいですね。
充電時、起動時はライトで光るのは変わらず。
充電ケース側面にはストラップを通すリングがあります。
本体下側の充電差込口の規格がUSB-Cになっていて、その横にはスピーカーがあります。
充電時や「探す」アプリを使って位置を見つける際に音が出てきます。
イヤホンの見た目も初代を踏襲した形状で、よく見たら少し大きくなっているかな?と感じるくらいです。
詳しい比較は後ほど紹介していきます。
AirPods Pro 3と初代を比較
AirPods Pro 3と初代を項目ごとに比較していきます。
外観の比較
3のほうがイヤホン本体、ケース共に少し大きいですね。
とはいっても誤差レベルで、手にしてみるとほとんど違いがわかりません。
参考までに、寸法の違いを比較表でまとめました。
仕様 | AirPods Pro3 | AirPods Pro初代 |
---|---|---|
高さ | 30.9mm | 30.9 mm |
幅 | 19.2mm | 21.8 mm |
厚さ | 27.0mm | 24.0 mm |
重量 | 5.55g | 5.4 g |
仕様 | AirPods Pro3 | AirPods Pro初代 |
---|---|---|
高さ | 47.2mm | 45.2 mm |
幅 | 62.2mm | 60.6 mm |
厚さ | 21.8mm | 21.7 mm |
重量 | 43.99g | 45.6 g |
サイズが微妙に異なるため、本体ケースは使いまわしができないので注意が必要です。
またイヤーチップも接続部の形状が違うので、これも使いまわしができません。
初代のときに「アユート AZLA SednaEarfit Crystal for AirPods Pro」を愛用していたので、AirPods Pro 3用のイヤーピースも早く発売開始して欲しいですね。
音質の比較
買う前は正直、一番期待していなかった音質の比較です。
聞き比べにはiPhoneに接続して、アプリはApple Musicを使って再生しました。
AirPods Pro 3を使ったあとの本音ですが、AirPods Pro 3と初代で一番変化しているのは音質だと感じています。
音質の面は昔から他メーカーと比較しても特段評価されているわけでもないAppleのイヤホンなので(これは納得したうえで初代の時から買っていますが)、どうせAppleだし今回も大したことがないだろう…と舐めてました。
音作りの方向性が変わったわけではなく、より解像度が高くなった感じです。
AirPods Pro 3は音の粒が立っていて、ロック系の音楽を聴くときドラムのスネアやタムの音がくっきりと耳に入ってきます。
BUMP OF CHICKENやRADWIMPS、その他いわゆるロキノン系が好きなのですが、ボーカルの聴きやすさはそのままにギター、ベース、ドラムの音がしっかり響いてきて気持ちいいですね。
AirPods Proシリーズといえばおなじみの「空間オーディオ」もより立体的に、より深みのある音に進化しています。
音楽はもちろん、映画などの動画を見た時の没入感がさらに高まっています。
Apple TV+で「その年、地球が変わった」というドキュメンタリーを見ていたのですが、動物たちの鳴き声が鮮明に聴こえてきます。
これまで初代で何の不満も持っていなかったのに、聞き比べてしまった後ではこんなに曲を楽しめていなかったのか…と自覚しました。
ノイズキャンセリングの比較
ノイズキャンセリングの機能は順当に進化していて、AirPods Pro 3は幹線道路でも小さい音量でしっかり聞こえます。
Apple公式ではAirPods Pro 3と初代では最大4倍の差と発表していますが、具体的な数値では測れるものではないですが性能差はかなり感じます。
毎朝Podcastを聞きながら車通りの多い幹線道路沿いを歩いているので、同じポッドキャスト番組をどのくらいの音量で聞き取れるか実験してみました。
AirPods Pro 3は音量4で声が明瞭に聞き取れて、初代は音量6でようやくかき消されずに聞こえると感じました。
音量が小さい状態で聴きとれるほうが当然ですが耳にも優しいので、耳の健康を考えてもAirPods Pro 3に買い換えてよかったと感じますね。
特にノイズキャンセリングの効果で大きな違いを感じたのは、トラックが近くを通った時ですね。
初代を使っていたとき、自家用車くらいなら問題ありませんが、トラックが近くを通った時は騒音で話が聞こえず、聴き直すシーンがよくありました。
そのたびにiPhoneを取り出して作業をするのが結構面倒だったんですよね…
AirPods Pro 3はトラックが通った時の騒音をかなりシャットアウトしていて、近くを通ってもPodcastの声がかき消されることが無くなりました。
普通の自家用車の音はPodcastに集中していると気づかないほど小さくなるので、周囲を注意して歩かないといけないなと思うレベル。
手間に感じていた作業が無くなったのも、個人的にはデカいですね。
外部取り込み機能の比較
外部取り込み機能は初代の時から聞こえやすかったですが、AirPods Pro 3はより自然な聞こえ方に近づいています。
とはいえ、もともと十分な性能を持っていたので感動はあまりしませんでした。
外部取り込み機能自体、店員さんとの会話をする際や電車のアナウンスを聞きたいときなど、使いたい場面は限定的です。
音質を気にするような状況では無いので、聴こえ方が良くなっていてもそんなに大きな影響が無いですね。
もし外部取り込み機能を目的に買い替えをするのであれば、ちょっと拍子抜けするかもしれません。
操作、その他便利機能の比較
AirPods Pro 3になって追加された操作、機能を初代と比較していきます。
音量の上げ下げは便利
AirPods Pro 3は本体側面の平たくなっている部分を上下に擦ると音量のアップ/ダウンができます。
音量の調整にiPhoneやApple Watchを触る必要が無いのが地味ですが便利で、かなり活用しています。
「心拍数センサー」はApple Watchを持っていたら不要
AirPods Pro 3から心拍数センサーが追加されました。
トレーニング時の心拍数と消費カロリーを計算してくれる機能です。
またAirPods Proシリーズを買うようなユーザーであれば、たいていApple Watchを持っていると思います。
Apple Watchのほうがより詳細な計測をしてくれるので、正直Apple Watchユーザーなら不要な機能ですね。
Apple Watchを使っていない人であれば価値のある機能だと思います。
「ライブ翻訳」はiPhoneの機種変更待ち
「ライブ翻訳」はApple Intelligence対応のiPhoneが必要ですが、私の持っているiPhoneが13miniと古くて試すことができませんでした。
- iPhone 15 Proモデルのみ
- iPhone 16 全モデル
- iPhone 17 全モデル
日常で英語を使うことは全くなく、今後も当面は行く予定が無い海外旅行くらいでしか利用シーンが想定できないので、個人的には実質死に機能ですね。
iPhoneを機種変更したら、洋画の字幕版で遊んでみようかとは思っています。
MagSafe充電対応は本当に便利
AirPods Pro 3はMagSafe充電に対応しています。
マグネットの力でしっかりと密着し、ズレることが無いので便利ですね。
充電ミスの心配が無くなります。
初代も普通の置くだけ充電には対応していますが、設置した際に充電位置がズレてしまって充電できていなかった…というケースが結構な頻度でありました。
これまで充電はケーブルだったよ!という人にも、ぜひ一度試してみて欲しいです。
まとめ
初代AirPods Proを使い続けている人であれば、バッテリーの持ちも厳しくなっているハズなので今すぐ買い替えを推奨ですね。
機能面は申し分なく、こんなにも進化しているのか…と感動することができますよ。