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3年使ったApple Watchを見て保護フィルムの必要性を考える

by よしじゅん

Apple Watchユーザーなら誰もが一度は悩むであろう、保護フィルム問題。

保護フィルムのメリット・デメリットを検討したうえで、私はApple Watch7をフィルムを貼らない、いわゆる裸運用を選んで3年間使ってみました。

その時の判断が間違っていなかったか再確認するためにも、改めて3年使ったApple Watchを見て保護フィルムの必要性を再度考えたいと思います。

保護フィルムを貼らずに、3年使用した様子

私はメリットよりデメリットのほうが多いと感じ、保護フィルムを貼らずに運用しました。
3年間使った様子が以下になります。

Apple Watch 傷

液晶画面がついている状態がこちら。

Apple Watch 傷

お風呂に入るとき以外は常に付けていて、野球やテニス、スノーボードといったスポーツはもちろん、海や川遊びなどのアウトドアレジャーでも活用していました。

大きめな傷が3カ所、その他細かな傷は結構ついていますが、視認性に大きな影響はありません。
ワークアウトや睡眠アプリの内容確認はもちろん、写真アプリで見るときも全く問題ないですね。
待ち受け画面を表示してみても、じっくりと目を凝らすようにしなければわからないレベルです。

Apple Watch 傷

逆に何も映っていないときのほうが傷が目立つように感じます。

Apple Watch 傷
画像に補正をかけて、傷が目立つようにしています。

手触り、操作性もとくに変わりません。
大きめな傷がついている箇所をあえて爪で擦ると引っかかる感じはありますが、普段使うような指先での操作では違和感はほぼありません。

感情面の振り返りとしては、最初傷がついた時はちょっとショックだったのを覚えています。
ただ、一度傷がついてしまった後は気持ちが開き直って、Apple Watchが多少何かにぶつかったとしても気にならなくなりました。

モデルによって、画面の傷つきやすさは変わる

Apple Watchはモデルによって液晶画面に使われているガラスの素材が違います。

モデル液晶の材質
アルミニウムモデルIon-Xガラス
チタニウムモデルサファイアクリスタル
ステンレスモデルサファイアクリスタル

この素材の違いによって、液晶面の傷つきやすさが大きく変わっています。

アルミニウムモデルは割と傷つく

アルミニウムモデル Ion-Xガラスが採用されています。
Ion-Xガラスは「アルミノケイ酸ガラス」という強化ガラスで、iPhoneの液晶と同じものになります。

傷つきにくいよう加工されているガラスではありますが、モース硬度が6~7と土や砂埃に混じっている石英(モース硬度7)と同等又はそれ以下なので、日常生活で使っているだけでも細かな傷は避けられないと思っていたほうが間違いありません。
(GoogleのAI「Gemini」で教えてもらった結果なので、間違っていたらごめんなさい…)

こちらの記事でIon-Xガラスの耐久テストを行っていますが、やはりヤスリなので擦ると傷ついています。

チタニウム、ステンレスモデルは傷つきにくい

チタニウム、ステンレスモデルは高級腕時計でも採用されている「サファイアクリスタル」が使われています。

サファイアクリスタルのモース硬度は9で、ダイヤモンドの次に硬い素材です。(ダイヤモンドのモース硬度は10)
石英のモース硬度より硬いので、日常の砂埃程度では傷つきません。

一般的に使っているくらいでは傷がつかないほど硬いので、保護フィルムはいらないと考えられます。
ただ、1点への強い衝撃に対しては弱いという弱点はあるので完璧というわけではありません。
ただサファイアクリスタルが割れてしまうような衝撃が加わった場合、保護フィルムの有無は関係ないと思われます…

保護フィルムを貼ることによるメリットとデメリット

Apple Watchが傷つかないほうがいいのは当たり前ですが、そのためには傷から保護するフィルムを貼る必要があります。
改めて保護フィルムを貼ることによるメリット、デメリットを考えていきます。

私はメリットとデメリットを天秤にかけて、保護フィルムを貼らないという選択をしました。

もし、保護フィルムを貼るという選択をする場合はガラスタイプではなく、柔らかいフィルムタイプ(TPUフィルム)を使うようにしてください。

メリット

  • 傷がつかず、綺麗な状態を保てる
  • 傷に怯えることが減り、心理的に安心する
  • リセールバリューが上がる

保護フィルムを貼る一番の目的は綺麗な状態を保つことです。
Apple Watchはファッション性も高いアイテムなので、綺麗な状態を保てることは最大のメリットで、心理的な安心にも繋がります。

Apple製品はリセールバリューが高く、Apple Watchが綺麗な状態であればその分買取価格も高くなります。
ただ、Apple公式の下取りサービス「Apple Trade In」は多少傷がついていても満額査定してくれるので、そこまで大きなメリットにはなりません。

デメリット

  • 手触りが悪くなり、高級感が落ちる(特に柔らかいタイプ)
  • 画面端の操作性が悪く、思ったように操作できない(特にガラスタイプ)
  • 画面端が曲面になっているので剝がれやすい
  • 劣化が激しく、何度も買い直す必要がある

保護フィルム(柔らかいタイプ)はザラザラとした手触りになり、引っかかりを覚えて高級感を感じにくくなります。

また使い勝手に直結する操作感の悪化はかなり深刻な問題です。
以前Apple Watch5を使っていた際にガラスフィルムを貼ったときの操作性は本当に最悪でした。
画面端からのスワイプする操作が上手くできず、一部の機能が実質封印状態となってしまいました。

以前使ったガラスフィルムのレビュー記事はこちら。

Apple Watch5を使っていたときは液晶画面をガラスコーティングしていましたが、Apple Watch7では面倒くさくなってコーティング作業すらしていません。

またフィルムは消耗品ですが思った以上に劣化が早く、特に画面端が曲面になっている部分が捲れて剝がれやすくボロボロになりやすいです。
iPhoneのフィルムのように一年ももたず、すぐ張り替えることになります。

まとめ

私が3年の間、保護フィルムを貼らずに使ったApple Watchの様子と、画面の傷に関連する情報を紹介しました。

私の場合、メリットとデメリットを天秤にかけた結果として「これくらいの傷であれば裸運用のほうがいい」と判断しました。

ガジェットブロガーの立場としては、保護フィルムの必要性を訴えて買ってもらうほうが紹介料をもらえるのですが、本音は偽れません。

本記事があなたの保護フィルムを貼る・貼らない問題の参考になれば嬉しいです。

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(yoshijun blog)

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