見た目良し、音良し、かつ手ごろな価格のイヤホンが欲しい…と贅沢な?悩みを抱えている人にぜひ検討してほしいイヤホンが「iBasso Jr. GELATO」です。
ステンレス製のシンプルでオシャレなボディの中に、ハイエンド機種にも採用されている素材を内部に使いながらも価格を抑えたエントリーモデルのイヤホンで、特に最近のJ-pop気持ち良く聴こえる音を楽しめます。
そこまで予算が無いけど、ちょっといいイヤホンに手を出してみたい!と考えているならぴったりな「iBasso Jr. GELATO」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介します。
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外観レビュー
今回紹介するのは「iBasso Jr. GELATO」です。
カラーはシルバーとブラックの2種類あり、今回紹介するのはシルバーになります。
筐体(ハウジング)にはステンレスが採用されていて、シンプルかつオシャレなデザインです。
控えめなロゴマークが記載されていて、左耳側は「iBasso Jr.」、右耳側には「gerato」となっています。
内部構造はこんな感じになっています。
GELATOのフラッグシップクラスにも匹敵する、ベリリウムメッキドーム型コンポジット・ダイヤフラムと、ヘルムホルツ共鳴デュアルチャンバーテクノロジーを採用することで、優れたサウンドを生み出す基礎となっています。
引用元 MUSIN公式サイト
そして、ステンレス製筐体は、手触りが滑らかで剛性・質感共に優れたクオリティを実現しており、GELATOはサウンド・デザインの双方を高い水準で再現することを叶えたイヤホンです。
使われている材質には正直詳しくないので、商品紹介ページの記載をそのまま引用しました。
高級機種に使われている素材とテクノロジーを採用しているにも関わらず、手ごろな価格がウリのイヤホンですね。
イヤホン内側には青色と赤色のマークがあります。
青が左耳、赤が右耳です。
イヤホンのケーブルは独立しているタイプです。
付属のケーブルは銀メッキが施された高純度銅線の3.5mmステレオケーブルになっています。
0.78mm_2pinで好きなケーブルに変更することもできます。
実際に使ってわかった良かった点
「iBasso Jr. GELATO」を実際に使ってわかった、良かった点を紹介します。
流行りのJ-popが気持ち良く聴こえる音
「iBasso Jr. GELATO」は最近のJ-popが気持ち良く聴こえるイヤホンです。
Macのイヤホンジャックに接続したパターンとUSB-DAC「iBasso Jr. Macaron」に接続したパターンの合計2パターンで、音源はApple Musicにて以下の楽曲を聞いてテストしました。
総評としては
- 高音、中音が気持ち良く、澄んで聴こえる
- 低音は強すぎず、ズンズン響く感じではない
クールに聞こえる感じで、トータルではどの音もバランスよく聴こえます。
長時間聴いていても疲れない音です。
宇多田ヒカルの「First Love (Remastered 2014)」はクリアな高音のサビがとても心地いいですね。
Mrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」はもともとノリの良い曲ですが、このイヤホンで聞いているとサビの盛り上がる部分でさらに気分がノリノリになりますね。
ボーカルの中高音が気持ち良く出てきて、低音もしっかり主張してきます。
USB-DAC「iBasso Jr. Macaron」に接続すると音に奥行きがでるように聞こえてきます。
さすが同シリーズ・同時発売なだけあって、相性もバツグンです。
持っている中で近い価格帯のイヤホン「final E500」と並べてみました。
「iBasso Jr. GELATO」は音楽を楽しむ用で設計されていますが、E500はASMR用で設計されています。
そのため普通の音楽でもサラウンド感がすごく、同じ曲を流しても全く違うように聞こえます。
音楽を聴くためのイヤホンを探しているなら「iBasso Jr. GELATO」で、映像作品を楽しむためのイヤホンを探しているなら「final E500」ですね。
特に最近のJ-popやロックを聴くのであれば「iBasso Jr. GELATO」のほうが楽しめます。
それぞれイヤホンの方向性が違うので、用途に合わせて使い分けする予定です。
おしゃれで所有欲を満たせる秀逸なデザイン
「iBasso Jr. GELATO」を実際に手に取ってみると高級感が感じられて、所有欲を満たしてくれてちょっとテンション上がります。
これまでプラスチックのイヤホンしか使ってこなかったので、何も知らなかったら高級イヤホンと言われてもわからないレベル。
付属のイヤホンケーブルは銀メッキされている線がツイストしており、こちらもいい感じの質感です。
同シリーズのDAC「iBasso Jr. GELATO」と組み合わせるとさらに統一感が出てオシャレです。
出先でMacを使いながら気持ち良く音を聴きながら作業したいな~というタイミングにぴったりですね。
「iBasso Jr. GELATO」実際に使ってわかったイマイチな点、注意点
「iBasso Jr. GELATO」を実際に使ってわかったイマイチな点、注意点を紹介します。
イヤホンを片づけるときにちょっと注意が必要
「iBasso Jr. GELATO」はハウジングがステンレスで作られているため、片づけるときにちょっと苦労しています。
これまで私はプラスチック製のイヤホンしか使ったことが無く、イヤホンを以下の方法で片づける癖がついていました。
- プラグ部分を持った状態でハウジング部分をパッと手放す
- ダランとぶら下げた状態でイヤホンを揃える
- クルクル巻いてケースに収納する
この方法だと、パッを手を放したときにイヤホン同士がぶつかって「カンッ」と音が鳴ります。
音にビックリするのはもちろん、ハウジング同士が衝撃で傷がついたりする可能性があります。(今のところはなんとか大丈夫ですが…)
気を付けていればいいだけの話なのですが、なかなか人間の癖は抜けないものです。
何気なく片付けようとしたときについ癖が出て、あっ!と気が付いた時にはぶつけてしまうことが多々あります。
私と同じように、プラスチック製のイヤホンを普段使いしていた人は注意してください。
イヤーピースは変えたほうがいいかもしれない
付属してくるイヤーピースはとても柔らかいシリコンタイプです。
「iBasso Jr. GELATO」は重量があるイヤホンなので、慣れるまで「しっかり入ってるかな?」と装着してから調整し直すことがありました。
好みもありますが、人によってはイヤーピースをウレタンにしたほうが密着度があがって快適になるかな~と感じました。
また低音をもっと強くしたい!という場合もウレタンに変更したほうがいいですね。
私の場合は低音を強くしたくなかったので、シリコンのままにしています。
まとめ
本記事は「iBasso Jr. GELATO」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介しました。
見た目良し、音良し、値段も安いと本当にいいとこどりのイヤホンです。
リケーブル対応なので、ケーブル変更による音の違いを楽しむことができるのでオーディオ沼にハマる布石になるかもしれません。
ちょっといいイヤホンを買ってみたい!と考えている場合に良いイヤホンなので、ぜひ一度聴いてみてください。