Apple Watchを中古で購入する際、注意点がわかっていないと失敗する可能性があります。
本記事では中古のApple Watchをお得に購入するために
- 購入前に必ずチェックするポイント
- おすすめの購入場所
- パターン別で狙いたいおすすめのモデル
について紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。
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Apple Watchの中古を買う時に注意するチェック項目
Apple Watchの中古を買う時に注意するチェック項目は以下になります。
- 外観の様子、傷などの有無
- バッテリーの状態
- 最新OSに対応するモデルか
- アクティベーションロックが解除されているか【超重要】
- 記載されている情報に「嘘」が混じっていないか
外観の様子、傷などの有無
モデルによって傷つきやすい部分が違うので、重点チェックする箇所を紹介します。
ステンレスモデルは本体側面の傷をチェック
ステンレスモデルは鏡面仕上げになっているので、傷が目立ちます。
できるだけ傷がついていないモデルを選びましょう。
逆に自分で研磨してキレイにすることも可能なので、傷が多くて安くなっているものを選ぶのもアリです。
ステンレスみがきクロスで根気よく磨くだけ。
実際に自分で磨いている人の記事を見つけたので、検討している人は参考にしてください。
アルミニウムモデルは液晶ガラスをチェック
アルミニウムモデルの画面は強化ガラス(Ion-Xガラス)が使われています。
モデルの素材 | 液晶画面の素材 | 特徴 |
---|---|---|
アルミニウム | Ion-Xガラス | (比較的)傷つきやすい |
ステンレススチール | サファイアクリスタル | 傷つかない |
チタニウム | サファイアクリスタル | 傷つかない |
ステンレスモデルと比較すると傷がつきやすい素材なので、目立つ傷が無いかチェックしてください。
バッテリーの状態
中古のApple Watchを購入する際、可能であればバッテリーの状態をチェックしてください。
残念ながら、Apple Watchの中古販売ではバッテリーの状態が確認できないことが多いです。
モデルにもよりますが、新品の場合は最大18時間持つように設計されています。
バッテリーの状態はApple Watchが初期化されている前であれば「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」でチェックできます。
80%を下回ると一日中ハードに使うには厳しいかなといった印象です。
バッテリーの交換はできないわけではありませんが、かなりハードルが高いです。
Apple Watchのバッテリー交換に関してこちらの記事でまとめているので、参考にして下さい。
最新OSに対応するモデルか
現在の最新OSは「WatchOS 10」です。(記事執筆時点)
対応するモデルは以下になります。
シリーズ | 発売日 |
---|---|
Ultra 2 | 2023年9月 |
Ultra | 2022年9月 |
Series 9 | 2023年9月 |
Series 8 | 2022年9月 |
SE(第2世代) | 2022年9月 |
Series 7 | 2021年10月 |
Series 6 | 2020年9月 |
SE(第1世代) | 2020年9月 |
Series 5 | 2019年9月 |
Series 4 | 2018年9月 |
最新のOSでない場合は一部機能が制限されますが、睡眠やアクティビティ計測などの基本的な機能はSeries3以前のモデルでも問題なく使うことができます。
必要な機能が絞れているなら、逆に安く手に入る最新OSに対応していない前モデルを選ぶのもありです。
古いOSはセキュリティに問題がでる可能性もあるので、不安な人は最新OSに対応したものを選んでください。
アクティベーションロックが解除されているか【超重要】
中古のApple Watchを購入する際、一番気をつけておかないといけないのが「アクティベーションロックが解除されているか」です。
アクティベーションロックはデバイスが紛失や盗難に遭った場合、第三者に使われないように保護する仕組みです。
データを初期化しても、このロックは解除できません。
元々の所有者しかロック解除できないのが厄介で、Appleのサポートに問い合わせても不可能です。
メルカリやヤフオクなど、個人でやり取りする場合がとにかく危険。
相手がアクティベーションロックのことを認識しておらず、後から依頼してもクレーマー扱いされてしまうかも…
大手ショップではアクティベーション解除されているものしか販売されていないので、特に気にする必要はありません。
記載されている情報に「嘘」が混じっていないか
Apple Watchはリセールバリューが高い人気商品です。
それにも関わらず相場より値段が安いのは「おかしい」です。
少しでも高く売るために、傷やバッテリーの状態について「嘘」をついている可能性があります。
嘘情報に騙されないための注意点をまとめました。
- 明るい画像で、鮮明に見えるか
- 写真が加工されていないか
- バッテリーの状態はスクリーンショットではないか
上記のことを必ずチェックするようにしてください。
中古のApple Watchを探すのにおすすめの場所
中古のApple Watchを探すのにおすすめの場所を紹介します。
先ほど紹介した注意点を気にする必要が無いよう、以下の項目を満たしたものを紹介します。
- 傷の状態が書かれている
- アクティベーションロック問題を気にする必要がない
大手の中古販売サイト、店頭ショップ
大手の中古販売サイトは取扱量が多く、好きなカラーやモデルから選ぶことができます。
例えばiPhoneの中古販売で有名な「イオシス」はApple Watchも豊富に取り扱っています。
シリーズごとにページがまとめられているので欲しいモデルが探しやすいです。
あの有名な「GEO」のオンラインストアもApple Watchを取り扱っています。
イオシスと比べるとちょっと探しにくいですが、販売数はこちらのほうが多いですね。
どちらも店頭ショップを展開しているので、実際に見て確認することもできます。
Appleの認定整備済製品
Appleは中古品を自社で動作テスト行って再整備したものを「認定整備済製品」として販売しています。
製品保証が1年間と長く、新品と変わりません。
新品に近い状態で安く買えるため、人気なうえに販売数が少ないのが欠点です。
- 販売されているかはタイミング次第
- 欲しいモデル、カラーがあるかわからない
- あったとしても争奪戦
と購入できたらラッキーくらいで見ておくのが吉。
楽天リーベイツというサイトを経由するだけで楽天ポイントが追加でもらえるので、認定整備済製品を購入する人は忘れずに活用してください。
メルカリ、ヤフオクでは買わないほうが正解
中古といえばメルカリやヤフオクが思い浮かぶかと思いますが、できればやめておいたほうが良いです。
懸念点が多いので、何かあっても自己責任です。
アクティベーションロックの解除が不安
販売されている商品は「アクティベーションロック」が解除されている保証がありません。
出品者がApple製品に詳しくなくて、ロックが解除されていないかもしれません。
初期化しただけで「すべて完了した!」と思い込んでいる場合もあります。
そもそも相手が販売しているものが「盗品」の可能性すらあります。
盗品の場合、当たり前ですが元の所有者がロック解除するわけがありません。
手元に届くのは「Apple Watchの形をした文鎮」かもしれません…
嘘情報、または出品者にとって都合のよい「優良誤認」の可能性がある
出品者は「少しでも高く売りたい」というのが本音。
見にくい部分の傷やバンドの使用感など、都合の悪い情報は伏せる可能性があります。
相手がヘビースモーカーで、タバコの嫌な臭いがしてくる…といったこともありえます。
大手ショップでは発覚すると大問題になりますが、メルカリやヤフオクは個人の取引なので泣き寝入りのリスクがあります。
取引でのトラブルが多い
メルカリやヤフオクのトラブルはネットに溢れるほど取り上げられています。
何かトラブルがあった時に、まともに対応してくれない可能性があります。
こちらとしては真っ当な依頼でも、相手がクレームとして判断するかもしれません。
トラブル対応する時間がもったいないので、慣れていないのであればやめておくに越したことがありません。
対して安くない
メルカリやヤフオクをチェックしてみるとわかりますが、中古ショップと比較しても大きな金額差はありません。
相手は少しでも高く売りたいハズなので、安い場合は「あやしい」です。
取引相手が「問題無い」といった場合でも疑いは晴れません。
安くなっている明確な理由があり、それをあなたが許せる内容なら購入しても大丈夫。
納得して、自己責任で問題ないと考える場合のみメルカリやヤフオクを活用してください。
【パターン別】おすすめモデルの紹介
Apple Watchのシリーズ(モデル)ごとに機能が一目でわかるように表でまとめました。
シリーズ | Ultra | Ultra | series9 | series8 | SE 第2世代 | series7 | series6 | SE 第1世代 | series5 | series4 | series3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本体サイズ | 49mm | 49mm | 45mm 41mm | 45mm 41mm | 44mm 40mm | 45mm 41mm | 44mm 40mm | 44mm 40mm | 44mm 40mm | 44mm 40mm | 42mm 38mm |
画面常時表示 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
容量 | 64GB | 32GB | 64GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 16GB | 8GB |
プロセッサ | S9 SiP | S8 SiP | S9 SiP | S8 SiP | S8 SiP | S7 SiP | S6 SiP | S5 SiP | S5 SiP | S4 SiP | S3 SiP |
高速充電 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × | × | × | × | × |
皮膚温センサー | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × | × | × | × |
光学式心拍 センサー | ◎ 第3世代 | ◎ 第3世代 | ◎ 第3世代 | ◎ 第3世代 | ○ 第2世代 | ◎ 第3世代 | ◎ 第3世代 | ○ 第2世代 | ○ 第2世代 | ○ 第2世代 | △ 第1世代 |
電気式心拍 センサー | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
心電図 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
血中酸素 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | × | × | × |
転倒検出 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
衝突事故検出 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × | × | × |
水温センサー 水深計 | ○ | ○ | × | × | × | × | × | × | × | × | × |
耐水性能 | 100m | 100m | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m |
サイレン | ○ | ○ | × | × | × | × | × | × | × | × | × |
発売年 | 2023年 | 2022年 | 2023年 | 2022年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 |
※発売日があまりにも古く、おすすめできないものは除いています。
使い勝手として大きく変わってくる項目を太字にしています。
Apple Watchは毎年進化していますが、ねらい目は使い勝手が大きく変わるseries7、5、3の奇数モデルです。
Series5が機能と価格のバランスが最高
機能と価格のバランスを考えるとSeries5がベストです。
ここを基準に考えると、モデル選びがスムーズになります。
画面の常時表示に対応しているので、チラっと見るだけで時間がチェックできます。
一般的な各種センサーを備えているので、通常のアクティビティ計測には十分です。
- 血中酸素や皮膚温度など、体調チェック機能をより求めるならより上位モデル
- 画面の常時表示が不要ならシリーズ4、SE
といった調整に向くので、はじめの一本としておすすめモデルですね。
基本の機能が充実していたらOKという場合はSeries3
series3は2022年8月まで販売ラインナップにあったモデルです。
最新のWatchOS9には対応していませんが、フィットネスや睡眠の測定目的であれば全く問題ありません。
まずはApple Watchの便利さを体験したい!と考えているならリーズナブルで手に入るseries3を選びましょう。
マスクを着用した状態でiPhoneのロック画面が解除できて便利ですよ!
ストレージ容量が8GBと小さいため、ランニング用に大量の音楽を保存したい!という場合は向かないので注意してください。
高速充電を求めるならSeries7
できるだけ充電時間を短くしたい!という場合は高速充電機能のあるSeries7を選びましょう。
夜遅くに帰ってきた際、「寝るときのアラームとして使っているから少しの時間しか充電できない…」というときも安心して使えます。
Apple公式では約45分で0%から80%まで充電されると公表しています。
私の場合、お風呂に入るときにApple Watchを充電し、一時間ちょっとしてから身に着ける運用でちょうど100%まで回復しています。
高速充電に対応していないSeries5を使っていたときは2時間ほど充電していたので、かなり早くなったと感じています。
早く寝たいのに、充電待ちで寝れない…なんてことが嫌な人は高速充電対応のSeries7がおすすめです。
GEOオンラインストアでApple Watch Series7 を探す
とりあえず試してみたい!という場合はレンタルもあり
試して使うためにApple Watchの中古を探しているんだ…という場合はレンタルサービスを使うのもアリです。
1か月ほど使うことで自分の生活にApple Watchが合うかわかるので、中古を購入するより安く試すことができます。
たとえば高級腕時計レンタルサービスの「KARITOKE」はApple Watchのレンタルも可能です。
レンタル料50%オフや、初月無料レンタルできるキャンペーンを定期的に開催しているので、とても安い金額でApple Watchを試すことができます。
モデルによってはそのまま実際に購入することもできるので、レンタル料が無駄になることもありません。
Apple Watchをレンタルできるサービスを特徴ごとにまとめているので、ぜひ参考にして下さい。
まとめ
本記事はApple Watchの中古を買う時に注意すること、またおすすめモデルについて紹介しました。
- 外観の様子、傷などの有無
- バッテリーの状態
- 最新OSに対応するモデルか
- アクティベーション解除【超重要】
- 記載されている情報に「嘘」が混じっていないか
機能と価格の面から、中古Apple Watchのおすすめモデルは以下の3つです。
- Series7
- Series5
- Series3
大手ショップで購入するのが確実です。
メルカリ、ヤフオクはリスクが高く、思った以上に安くなりません。
トラブルが多い商品だと理解した上で、自己責任で購入してください。