つい夜更かしして睡眠時間が不足してしまいがちなので、睡眠の量が足りない分は質でカバーしようと思って「Soundcore Sleep A10」を使ってみました。
スリープミュージックのおかげでいい感じに騒音を防いでくれるので、寝ているときの途中覚醒が無くなりました。
本記事は「Soundcore Sleep A10」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介します。
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「Soundcore Sleep A10」の外観レビュー
今回紹介するのは「Soundcore Sleep A10」です。
イヤホンケースは少しシルバーのようなホワイトです。
イヤホンはかなり小ぶりで、耳にすっぽりとおさまるサイズです。
横向きの体勢になっても、マクラに圧迫されないので耳が痛くなりません。
イヤホン裏側には充電コネクタと、L/Rの表記があります。
装着方法は箱に図解で説明されているので、迷うことなく簡単です。
充電ケースの側面に充電用USBーCポートがあります。
「Soundcore Sleep A10」を使ってわかった良かった点
「Soundcore Sleep A10」を実際に使ってわかった、良かった点を紹介します。
つけ心地が良く、どんな向きで寝ても気にならない
「Soundcore Sleep A10」は睡眠に特化されているだけあって、仰向けでも横向きでも違和感なく快適に眠れます。
耳の中にすっぽりと収まるので、どの向きで寝ても圧迫されることがありません。
イヤーチップとイヤーウィングは、デフォルトのものに加えて様々なサイズ・形が用意されています。
デフォルトのイヤーチップと、出っ張りが出ていないタイプを使ったけどどちらも痛くなることはありませんでした。
ただ、使っている枕が固い場合は少し違和感を感じる可能性があります。
私は柔らかい枕を使っているので気になりませんが、試しに枕なしでマットレスに横たわると圧迫感を感じました。
もし「Soundcore Sleep A10」を付けて寝た時に違和感を感じるのであれば、枕を変えることを検討するのもアリですね。
自分の選んだ世界観で快適に眠れる
「Soundcore Sleep A10」から流れるスリープミュージックのおかげで、自分の好きな音に包まれて心地よく眠ることができます。
私は雨の音が好みなので、いつも雨音と共に眠りについています。
スリープミュージックにはノイズマスキング効果があり、外から聞こえる音を低減してくれるので睡眠中の途中覚醒が減りました。
外の音が完全に遮断されるわけではなく、緊急車両の音は問題無く聴こえるので安心です。
耳にフィットしているので、寝返りを打っても外れにくい
「Soundcore Sleep A10」はフィット感バツグンなので、寝返りを打っても耳から外れにくくなっています。
朝起きたら外れてた…なんてことがほとんどありません。
あまりにも寝返りをたくさん打った日はさすがに外れましたが、そんなときは眠れず意識が覚醒しているのですぐに付け直すことができます。
様々なイヤーチップがあるので、自分にピッタリ合うものを選ぶことでさらにフィット感が増して外れなくなります。
これまで使っていたBoseの「Sleepbuds II」は寝ている途中に耳から外れることが多かったので、とてもストレスが溜まっていました。
音で起こされる確率があがるのはもちろん、忙しい朝に見失ったイヤホン探しで時間がとられるのは本当に嫌でした…
イヤホンの挙動が安定していて、寝る前にイライラしない
これまで以下の睡眠イヤホンを3種類使ってきましたが、「Soundcore Sleep A10」が一番安定して動いています。
- Ankerの「Soundcore Sleep A10」
- BOSEの「Bose Sleepbuds II」
- BOSEの「Bose Sleepbuds(初代)」
イヤホンをケースから取り出したときのiPhoneへの接続やアプリの音量調節など、スムーズに操作できます。
ただ、「Soundcore Sleep A10」が一番安定している挙動とはいえ、2週間に一度ほど睡眠中にスリープミュージックが切れることがあります。
それでもBOSE製睡眠イヤホンの酷さを考えると可愛いレベルで、寝ている途中で音楽が止まるだけなので気になりません。
割と基本的なことですが、以前使っていたBOSEの睡眠イヤホン「Bose Sleepbuds II」、初代「Bose Sleepbuds」を使っていたときは、本当に酷かったです。
イヤホンがなかなかiPhoneと接続しないのでマスキングミュージックが再生できず、早く寝たいのに寝れない状況になってイライラしました。
何度「もういいわ…」と諦めてそのまま寝たことか。
初代「Bose Sleepbuds」はメーカーが正式に全額返金保証して回収したほどの低クオリティでした。
2代目の「Bose Sleepbuds II」も動作が不安定で、こちらはメーカーに問い合わせても何も対応してもらえませんでした。
最終的には超高級な付け心地普通の耳栓に成り下がりました。
「Soundcore Sleep A10」を使って感じたイマイチな点
「Soundcore Sleep A10」を実際に使って感じた、イマイチな点、注意点を紹介します。
ノイズキャンセリング機能はない(マスキング効果はある)
快適な眠りに導いてくれるスリープミュージックですが、あくまでノイズマスキング効果のある音楽です。
音を打ち消すようなノイズキャンセリングではありません。
AirPods ProやSonyのワイヤレスイヤホンのように音が消えるような感覚ではありません。
正直BOSEの睡眠用耳栓「Sleepbuds II(スリープバッズ2)」と比較した場合、マスキング音楽の性能は「Soundcore Sleep A10」が負けているかなと感じます。
「Soundcore Sleep A10」と「Sleepbuds II」を同じ音量にした時、イビキや道路の騒音は「Sleepbuds II」の方が感じにくいですね。
値段が全く違うので、値段相応と思えば仕方がないかなと思います。
そもそもBOSEの「Sleepbuds II」はまともに動かないという致命的な問題を抱えているので、おすすめしません。
イヤホンのボタン機能が誤作動しやすい
「Soundcore Sleep A10」のイヤホン側面がボタンになっていて、デフォルト設定では「2回タップ」の機能がオンになっています。
これが誤作動を起こすことが多く、2回タップしているつもりはなくても指が軽く触れるだけで「睡眠モード」から「音楽モード」に切り替わってしまうことがありました。
モードを戻そうとタップしても一度でスムーズに切り替わらないことがあってプチストレスがたまりました。
画像のようにアプリ側からボタン機能をオフに設定ことができるので、私と同じように誤作動が多い場合は参考にして下さい。
音楽モードの音質はオマケレベル
「Soundcore Sleep A10」はあくまで睡眠イヤホンで、音楽を聴く用途としては向きません。
とりあえず音が流れるよ!レベルです。
以下のイヤホンと聞き比べましたが、比較するたびに「Soundcore Sleep A10」で音楽を聴くことは無いだろうな…と感じました。
- Appleの「AirPods Pro」
- Ankerの「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」
- Soundpeatsの「Engine4」
- Soundpeatsの「Gofree2」
音質を気にしなくても大丈夫な音源を再生する用のイヤホンとしてはギリ使えるかなと思いました。
寝ながらradikoやポッドキャスト、Audibleを聴きたい!というのであれば選択肢に入ります。
音楽が目的なら素直に他のイヤホンを購入することをおすすめします。
睡眠記録はiPhoneのヘルスケアと連動しない
「Soundcore Sleep A10」は睡眠の質を記録する機能がありますが、iPhoneのヘルスケアと連動してくれません。
あくまでAnkerのアプリから確認する必要があります。
また睡眠記録もイヤホンとiPhoneが接続している状態でしか確認できません。
睡眠データを確認したいときは起きているときのスキマ時間がほとんどなので、使い勝手が悪いと感じました。
睡眠モニター目的であればApple WatchなどiPhoneと連携が良いアイテムを使うべきですね。
まとめ
本記事は「Soundcore Sleep A10」を実際に使ってわかった良かった点、イマイチな点や注意点を紹介しました。
付け心地が良く、スリープミュージックが騒音を軽減してくれるので心地よい睡眠を楽しめます。
リスニングや睡眠モニター機能はありますが、あくまでオマケと考えたほうがいいですね。
本記事があなたの睡眠の質向上に繋がれば嬉しいです。