これまでカナル型イヤホンをまったく出してこなかったAppleが、いきなりノイズキャンセリングを搭載したイヤホンを販売しました。
- 「実際使ってみた感想はどうだろう?」
- 「他社製品との比較はどんなかんじ?」
と気になっている人に、実際に使ってみたレビュー、前に使っていたSONYの「WF-1000X」と比較をまとめています。
買い替えを検討している人は、是非参考にして下さい!
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「AirPods Pro」外観レビュー
「AirPods Pro」の外観からレビューしていきます。
外箱はいつも通りのApple、シンプルです。
箱の裏側には簡単な商品説明が記載されています。
ケースをオープンするとイヤホンがお出ましです。
ケースの裏側はこんな感じ。
フタが約120度ほど開く構造になっています。
底面にLightningケーブルを差し込む穴があります。
ワイヤレス充電、差込充電どちらも使えます。
イヤホンをケースから取り出すとこんな感じ。
裏側はこんな感じ。
黒色の部分が外音を集音するマイクになっています。
イヤーチップは最初からMサイズが付けられています。
少し縦長のデザインです。
付属品は充電ケーブル、イヤーチップです。
ケーブルは片方がLightning端子、もう片方がUSB Type-C端子になっています。
Mac Book との接続を考えているんでしょうね。
「AirPods Pro」の外観レビューは以上です。
「AirPods Pro」ペアリング設定方法、使い方
「AirPods Pro」のペアリングを画像と一緒に説明します。
iPhoneに近づけた状態でケースを開くと、画面に接続開始のアナウンスが表示されます。
「接続」を押すだけでペアリング完了です。
接続後に「AirPods Pro」の使い方が紹介されます。
見るだけでわかるので、便利ですね。
AirPods Pro、iPhoneのどちらでも操作可能です。
最後に着信メッセージ読み上げ機能の設定をして終了です。
1度接続した後は、AirPods Proのケースを開くとiPhoneに充電量が表示されるようになります。
初期設定にはありませんが、自分の耳とイヤーピースが合っているか確かめる機能があります。
AirPods Proの設定方法は以上になります。
「AirPods Pro」の良かった点
「AirPods Pro」を使ってみてわかった、良かった点を紹介します。
ノイズキャンセリングのおかげで、小さな音量で聞こえて耳に優しい
「AirPods Pro」は電車の中で音楽を聴くのに最高のイヤホンです。
よしじゅんがイヤホンを選ぶ時、ノイズキャンセリング機能は必須です。
ノイズキャンセリングがあれば電車の中で音漏れせず、小さな音で音楽を楽しめます。
これまでまともなノイズキャンセリングといえば「BOSE」か「SONY」くらいしか作っていませんでした。
そのため、6年以上SONYのイヤホンを使い続けていました。
「MDR-EX31BN」を4年、「WF-1000X」を2年使っていました。
今回から初めてノイズキャンセリング機能が追加された「AirPods Pro」をつけてみて、マジで衝撃を受けました。
「AirPods Pro」を耳につけてから1秒後に、外からの音がスッと消えます。
これまでつけていたSONYのノイズキャンセリングより性能は完全に上です。
Appleがここまで完成度の高いものを出すとは思っていませんでした!
アップル製品同士の親和性が高い
ガジェットを多く使っている人にとって、製品同士の親和性はとても大切です。
それぞれ使うタイミングが違うので、接続先を切り替える必要があります。
よしじゅんはiPhone、iPad、Apple Watch、Macと多くのアップル製品を使っています。
「AirPods Pro」はアップル製品同士との親和性が本当に高く、ストレスフリーです。
メインの接続先をiPhoneにすることを前提で紹介します。
iPhoneからApple Watchに切り替える場合
何も設定する必要がありません。
普段はiPhoneで音楽を聴いて、ランニングの時だけApple Watchで音楽を聴くなどの運用が簡単にできます。
iPhoneからiPad、Macに切り替える場合
コントロールセンターから簡単に接続先が切り替えられます。
コントロールセンターのミュージック右上にある「Air play」を押して、出てくる「AirPods Pro」を選択して完了です。
わざわざ設定画面を開いて切り替えをしなくていいのが本当に助かります。
直感的で、使い方がとても簡単
「AirPods Pro」は本当に直感的で、ワイヤレスイヤホンが初めての人でも簡単に使うことができます。
「AirPods Pro」本体を使って行う操作は以下の6通りです。
- 耳から片方を外したら音楽が止まる
- 感圧センサーをワンクリックで、音楽の再生、停止
- 感圧センサーをダブルクリックで、次の曲へ
- 感圧センサーをトリプルクリックで、曲の初め、前の曲へ
- 感圧センサーを長押しで、外音取り込みモードとノイズキャンセリングモード切り替え
- Siriを使いたい時は、「Hey Siri」と呼びかける
操作はこれだけで、左右どちらでも大丈夫です。
1回使えば、簡単に覚えられます!
操作方法の紹介画面も流れるので、安心して使うことができます。
外音取り込み機能で、会話の時に耳から外す手間がいらない
カナル型のイヤホンは外の音が遮断できますが、店員さんとの会話や車掌さんのアナウンスが聞こえないのが弱点です。
わざわざ外す手間って、結構めんどうなんですよね…
「AirPods Pro」は外音取り込み機能があり、なにも耳につけていないかのような自然な音が聞こえます。
「AirPods Pro」を使ってわかった、最高の機能です!
外音取り込み機能のおかげで必要以上に大きな声を出してしまって相手を不快にさせることや、わざわざイヤホンを外してレジでもたつくことがありません。
電車の緊急アナウンスが流れても、わざわざ外す手間がいらなくて、聞き逃すこともありません。
普段は外音をシャットアウトして、必要な時にすぐ聞こえるのは本当に便利です。
AirPods Pro本体、iPhoneのどちらからでも簡単に切り替えることができます。
カナル型のイヤホンが好きで、会話する機会が多い人にピッタリのイヤホンです。
ケースが小さくて軽いので、持ちやすい
ワイヤレスイヤホンのケースは大きいものが多いのですが、「AirPods Pro」のケースはとても小さいです。
たまご一個ほどの大きさなので、片手で持ちやすいですね
「AirPods Pro」の重さは56gととても軽いです。
また、AirPods Proは色々なケースカバーが売られていて、自分の好きなようにカスタマイズできます。
よしじゅんは以前「FANVS AirPods Pro ケース」のグリーンを使っています。
AirPods Proが発売されてからそれほど日が経っていないのに、結構多くのメーカーがケースカバーを販売しているのが驚きです。
今はウォールナットで作られたケースを使っています。
ワイヤレス充電対応で、適当に置くだけで充電できる
「AirPods Pro」はワイヤレス充電に対応しています。
これが本当に便利で、家に帰ってきてポンと適当に置くだけで充電されます。
雑な性格のよしじゅんには、本当にぴったりです!
また、嬉しいことに家の中で充電コードを探すことがなくなりました。
いろいろなガジェットを使っていると家の中がコードまみれになってしまうのですが、ワイヤレス充電のおかげで助かっています。
我が家ではiPhone、Apple Watch、AirPods Proが置くだけなので、コードが不要です。
ミニマリストを目指している人に「AirPods Pro」のワイヤレス充電は本当におすすめです。
AirPods Proのイマイチ点
「AirPods Pro」の実際使ってみてわかった、ちょっとイマイチな点を紹介します。
イヤーチップが変えられない
「AirPods Pro」のイヤーチップは独特な形状をしています。
耳に入れる部分は普通なのですが、「AirPods Pro」本体と接続する部分の形が変わっています。
一般的なイヤホンと形が違うため、イヤーピースを交換することができません。
好きなイヤーピースじゃないと嫌だ!という人にはイマイチかもしれません。
また、もしイヤーピースを無くしてしまった場合、Appleストアにて450円で購入することができます。
ちょっと割高な値段ですね…
少しケースから取り出しにくい
「AirPods Pro」はツルツルとした手触りです。
ケースから取り出す時はつまむように取り出すのですが、ちょっとつまみにくい形状をしています。
取り出そうとするとき、ポロッと落ちないように気をつけましょう。
駅のホームなど、落としたらマズい状況では丁寧に取り出してください。
長時間つけていると耳が痛くなる
「AirPods Pro」はカナル部分とプラスチック部分が耳に引っかかって支える構造です。
人にもよると思いますが、長時間つけていると耳が痛くなります。
私の場合、約2時間つけ続けていると耳が少し痛くなってきます。
iPhoneについてくるイヤホンをつけていても問題なかった人は大丈夫かと思いますが…
つけ心地が気になる人は、事前に試してみることをおすすめします。
ホコリが少し目立つ
「AirPods Pro」は本体、ケースともに白色です。
特に本体のほうにホコリが入り、少し目立ちます。
ポケットに入れて持ち歩いたら、細かいホコリが入ってしまいました…
気になる人は定期的にお手入れが必要です。
本体にシリコンケースをつけることで、少しホコリが入りにくくなりました。
ホコリが入るのが嫌な人は参考にしてください。
耳から圧を感じる瞬間がある
「AirPods Pro」はノイズキャンセリングで外音のノイズをシャットアウトしてくれます。
ただ、音の種類によっては耳に圧が感じられる瞬間があります。
個人的に感じるのは、強い低音が聞こえる時に圧を感じます。
大型トラックやクレーンなどの重機が近くを通る時ですね。
しっかりとノイズキャンセリングが効いている証拠なのですが、苦手な人は低音が聞こえる時は外音取り込みモードにしてください。
「AirPods Pro」とSONYの「WF-1000X」を比較
「AirPods Pro」を購入するまで使っていたイヤホンはSONYの「WF-1000X」です。
2017年に発売されたイヤホンで、ノイズキャンセリング機能がついています。
「AirPods Pro」と「WF-1000X」を比較していきます。
ワイヤレスイヤホンは2年でこんなに進化するんだなぁ…と驚いた気持ちになりました。
外観の比較
好みがわかれるところですが、「AirPods Pro」は白を基調としたシンプルなカラーです。
棒の部分も前モデルから比べると短くなっていて、「耳からうどん」ではなくなっています。
「WF-1000X」はプラスチック部分とゴールドの塗装部分の差がはっきりとわかります。
他人から見られやすい部分はゴールドで塗装されているところだけが見えるようになっています。
ボタンもわかりやすい部分にあることから、メカニックな印象を受けます。
シンプルなデザインを求めるなら「AirPods Pro」、メカニックなデザインが好きなら「WF-1000X」がおすすめです。
装着感の比較
「AirPods Pro」はカナル部分と、本体のプラスチック部分が耳に密着して固定されます。
プラスチック部分の影響で、ちょっと硬い装着感になります。
iPhoneについてくる「Ear pods」に、シリコンのカナル部分が付いたイメージで問題ありません。
「WF-1000X」はカナル部分と、シリコン部分を耳に引っ掛けて固定します。
耳にはプラスチック部分は当たらないので、柔らかい装着感になります。
長時間つけていて、痛くならないのは「WF-1000X」です。
音質の比較
「AirPods Pro」のほうが高音がきれいで、万人受けする音質です。
女性ボーカルの曲が好きな人に向いています。
「WF-1000X」の方が低音で重量感を感じられます。
ヘビメタなど、響いてくる音が好きな人に向いています。
音質は好みにも分かれる部分ではあるので、あくまで参考としてください。
また、SONYのほうはアプリにイコライザー機能があり、自分の好きな音質にカスタマイズすることができます。
気軽に音楽を楽しみたい人はAirPods Pro、本格的に音楽を楽しみたい人はSONYがおすすめです。
接続の比較
接続の性能については、大きな性能差があります。
「AirPods Pro」は人が集まる場所でも接続が途切れたりせず、ストレスフリーです。
大阪駅、ヨドバシカメラ大阪では全く途切れませんでした。
「WF-1000X」は人が多いところに行くと定期的にポツポツと接続が切れてしまいます。
どちらも接続が切れるというよりは、片方だけ接続が切れてしまうことが多いです。
右側だけが途切れることが結構ありますね…
接続の良さ、ストレスフリーを求める人は「AirPods Pro」がおすすめです。
ノイズキャンセリングの比較
「AirPods Pro」のノイズキャンセリングはしっかりと外音を消してくれます。
周りの環境にもよりますが、無音の感覚になります。
「WF-1000X」のノイズキャンセリングは外音をマイルドに消してくれます。
外からの騒音にホワイトノイズを被せているような感覚です。
ノイズキャンセリングの質が、両社で違うように感じます。
電車の中など、騒音の激しい環境では「AirPods Pro」がおすすめです。
より小さい音で音楽が楽しめるので、耳に優しいのも嬉しいポイント。
ケースの比較
ケースの大きさは差がはっきりとしています。
横幅を比較すると、「AirPods Pro」が半分くらいで非常にコンパクト。
ケースの厚みはほぼ変わりません。
ケースの高さも大きく変わりません。
コンパクトに持ち歩きたい人は、「AirPods Pro」がおすすめです。
使い勝手の比較
使い勝手は圧倒的に「AirPods Pro」が上です。
「AirPods Pro」は両方はもちろん、左右のどちらかだけで使用することができ、どちらのイヤホンを使っても操作方法が同じです。
耳から外すと音楽が止まる機能など、「何気なく感じるめんどくささ」がありません。
「WF-1000X」は常に両耳で使うことを前提としています。
左側のイヤホンが親機となっているので右耳単体では使用することができず、それぞれのイヤホンで操作できる内容が違います。
しっかりと操作方法を覚える必要があるので、地味にめんどくさい感覚があります。
使い勝手を優先するのであれば、AirPods Pro 一択です。
通話の比較
通話性能も圧倒的に「AirPods Pro」が上です。
「AirPods Pro」は相手の声がとてもクリアに聞こえるので、長時間会話しても疲れません。
左右のどちらでも通話することができます。
「WF-1000X」は左側のイヤホンでしか通話することができません。
両耳つけていても、右からは声が聞こえてきません。
また通話相手にとっての聞き取りやすさも「AirPods Pro」のほうが良いです。
妻によると、途切れたりすることもなくてiPhoneで話しているのと変わらないほどクリアな音声みたいです。
「AirPods Pro」の在庫状況、どこで買うのがお得なのか
発売されてからどんどん人気が上がっている「AirPods Pro」ですが、常に品薄状態です。
多くの人が高評価で、より在庫がなくなっている状況です。
早く、確実に手に入れるならAppleストア
最速で「AirPods Pro」を手に入れたい場合、Appleストアが確実です。
ただアップル公式HPでも、購入してから届くまでの日数がどんどん伸びています。
発売日は2週間待ちだったのですが、2019年12月3日現在では1カ月かかります!
【追記】コロナで一時期品薄になった時期はありますが、今では購入から2〜3日後には手元に届きます。
- Appleストアなら確実に手に入るが、それでも予約待ち
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ただ、あまりに安く売っているストアは偽物の可能性があるので注意してください。
- Appleストアよりは少しお得
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「AirPods Pro」レビューまとめ
本記事は「AirPods Pro」を実際に使ってみたレビュー、これまで使っていた「」との比較について紹介しました。
さすがアップル、とても満足度の高いワイヤレスイヤホンです。
アップルの本気を感じられました!
通勤に電車で乗る人にとって、これ以上ない最高のイヤホンですね。
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