本サイトはAmazonアソシエイト・プログラム他、一部PRを含みます。
記事内容については、感じた内容をありのまま表現しています。
本サイトはAmazonアソシエイト・プログラム他、一部PRを含みます。
記事内容については、感じた内容をありのまま記載しています。

【Air Pods Max レビュー】思ったより人を選ぶ理由

by よしじゅん

Apple初のヘッドホン「Air Pods Max」を発売日に購入しました。

ただ期待が大きすぎたのか、「あれ?」と感じる点がチラホラ…

正直に言います。人を選ぶヘッドホンです。

  • 「ぶっちゃけ、ヘッドホンとしてアリなの?」
  • 「細かいところの使い勝手が知りたいんだよね」

といった悩みを持っている人はぜひ読んで見てください。

特に購入を検討している人に参考となるレビューになっています。

Apple Music

音楽に包まれよう。
1億曲と30,000プレイリスト以上が聴き放題。

Air Pods Maxの外観

「Air Pods Max」の外箱です。

Air Pods Max

今回はスペースグレイを選びました。

フタを開けるとSmar Coverに覆われたAir Pods Maxが入っています。

Air Pods Max

Smar Cover自体にも保護フィルムが貼られています。

Air Pods Max

Air Pods Max本体です。

鈍く光るスペースグレイのアルミニウム部分がむちゃくちゃカッコいいです。

Air Pods Max

イヤーカップを最大まで捻ってみた状態です。

一方の方向には90度回りますが、逆側には5度くらいしか回りません。

Air Pods Max

内側は柔らかいメッシュ素材のイヤーパッド。

Air Pods Max

イヤーパッドはマグネットで着脱式になっています。

Air Pods Max

イヤーパッドの中央にR,Lの表記があるので間違えることはありません。

Air Pods Max

右側の上部分には音量と再生/停止/進む/戻るを操作するDigital Crownがついています。

Air Pods Max

ヘッドホンの長さ調節は無段階で、ちょっと固めなので好きな位置にピタッと設定した後はズレることがありません。

Air Pods Max

Smar Coverは結構硬めの素材でできています。

Air Pods Max

上の部分を開いて、Air Pods Maxをスライドして収納します。

Air Pods Max

充電ケーブルはLightningーUSB-Cのケーブルがついていますが、充電ポートはついてないので各自用意する必要があります。

Air Pods Max 付属品

説明書は図でApple端末への接続方法が書かれています。

Air Pods Max 付属品

ぶっちゃけ説明書は見る必要なく、Air Pods Maxと接続させたいiPhone、iPadを近づけるだけなので失敗することはありません。

Air Pods Max

Air Pods Maxの良かった点

Air Pods Maxを使ってわかった、よかった点を紹介します。

「外音取り込み」の性能が私の耳より良い

外部取り込み

Air Pods Maxにはヘッドホンを付けた状態でも外の音を自然に取り込んで聴くことができる「外音取り込み」機能がありますが、びっくりするほど綺麗に聴こえます。

周囲の会話、車の音、エアコンの動作音がとってもクリアに聴こえます。
正直、何も付けていない時よりAir Pods Maxの「外部取り込み」機能の方が良い耳をしているかもしれません。

ただマナーの問題もあるので、会話の時はヘッドホンを外した方がいいかもしれません…

店員さんと話をするときは首にサクッとずらしてかけるようにしています。

Air Pods Max

AirPods Proでも同じく「外音取り込み「機能がありますが、こっちの方が断然性能が上です。

AirPods Proは「外部取り込み」を使うと音楽が外音にかき消されますが、AirPods Proはどっちもしっかり聴こえます。

音質はとてもフラットで馴染みやすい

Air Pods Max

「Air Pods Max」のフラットな音質で、高音も低音も聞き取りやすくて馴染みやすいです。
他社製のヘッドホンの場合、メーカーごとによる味付けがありますがそれが感じられません。

Appleが「原作に忠実」と表現している意味がわかりました。

これまでのEar Pods、Air Podsシリーズの音が好きなら間違いなく満足できます。

Ear Podsが正統進化したクリアな音が楽しめます。

「空間オーディオ」の迫力は圧巻

空間オーディオ

「Air Pods Max」の目玉機能、「空間オーディオ」の迫力が物凄いです。
臨場感マックスで、音が四方八方から迫ってくる感じ。

まるで映画館で聞いているようで、画面に右耳を向けるとそっちから音が聞こえてきます。
すごすぎて首をグルングルンして遊びたくなります笑

Apple Musicで音楽を聴いた時、目の前で演奏してくれているような聴き心地でめちゃくちゃ気持ち良いです。
SpotifyやAmazon Musicでは体験できないので、AirPods Maxを使うならApple Music一択ですね。

Apple Music

音楽に包まれよう。
1億曲と30,000プレイリスト以上が聴き放題。

AirPods Proでも空間オーディオは楽しめますが、迫力が別次元です。

20時間稼働できる十分なバッテリー

Air Pods Max バッテリー

Air Pods Maxは20時間連続稼働できるバッテリーを搭載しています。

「今日は一日、映画を楽しむぞ!」という日でもバッテリーを気にすることなく楽しめます。

そこまでヘビーな使い方をしなくても、バッテリー容量が多い=充電の手間が少なくなるので便利です。

普通の使い方なら3日に1日充電したら充分。

私の場合、家に帰ってから1日2時間ほど音楽を聴くので、1週間に1回充電するだけでOKでした。

AirPods Proは連続稼働時間が最長4.5時間なので、一日中充電せずに使うことはできません。

長時間、ぶっ続けで音楽を楽しみたい人はAir Pods Maxがおすすめです。

「Air Pods Max」を使ってわかった、気になる点

「Air Pods Max」を使ってみて、正直に「アレ?」と感じたところを紹介します。

購入を検討している人に事前に知っておいてほしいです。

圧迫感(側圧)が強い

Air Pods Max

Air Pods Maxを着けた時は心地良いイヤーカップに耳が包まれます。

ただ、側圧が強くて圧迫感を強く感じます。

長時間付けているのがしんどく、耳の下にある骨の部分が痛くなってきます。

Air Pods Max 側圧

メガネをかけていてもツルの部分は痛くならないので、なんでこんなところが痛くなるんだろ?と不思議に感じます。

本体の重量はかなり気になる

「AirPods Pro」の重量は約385gとヘッドホンの中では重たい部類です。

メーカー名称(型番)重量
AppleAir Pods Max385g
SonyWH-1000XM5250g
BOSENOISE CANCELLING HEADPHONES 700252g
SennheiserMOMENTUM 4 Wireless293g

「付け心地で思った以上に重く感じない」という感想をチラホラ見かけますが、そんなことありません。

長時間つけているとフツーに疲れます。

疲れない人は多分アメフト選手など、首をガチンガチンに鍛えてる人に違いない。

下を向いた時(うつむいた時)にAir Pods Maxがちょっとズレ落ちてきます。

手を洗うときや靴紐を結ぶときなど、日常生活では何気なく下を向く機会が多いので地味にイラッとします。

ノイズキャンセリングのホワイトノイズが強過ぎて、車の近くで聞くと圧がきつい

Air Pods Maxにはノイズキャンセリング機能が付いていますが、性能が良すぎます。

性能が良すぎて「今しっかりノイキャンが働いてる」というのがわかるくらい。

ノイズキャンセリングが働きすぎて、車が近くを通る時「ボンッ」と圧を感じます。

イメージですが、車でトンネルに入ったときのようなあの感覚を想像してください。

幹線道路沿いでは連続でボンボン圧を感じるので、思わずAir Pods Maxを外したくなるくらいキツいです。

私がよく通る国道43号線沿いでは着けないことを決めました…

ぶっちゃけ、AirPods Proの方が自然で圧を感じません。

ホワイトノイズの強すぎる圧が苦手な人はAirPods Proの方がおすすめです。

「Digital Crown」の操作感が微妙

Air Pods Maxの「Digital Crown」はApple Watchと全く同じデザインです。

Air Pods Max

音量を上げる/下げる、曲の再生/停止を操作に使います。

誤作動は少なくて良い操作方法なのですが、Apple Watchと比べると操作感が微妙に悪くなっています。

Air Pods MaxのDigital Crownは音量を上げ下げする際、ヘッドホン内部から小さいカチカチ音で知らせてくれます。

このカチカチ音がとにかく聞き取りにくい。

聞いている音楽にかき消されるし、「外音取り込み」にしていると全くと言っていいほど聴こえません。

Apple Watchのように振動で指に伝える方式の方がよっぽど使いやすい。

せっかくモチーフを同じにしているのに残念です。

やっぱり「Smart Cover」はダサい

Air Pods Maxを持ち運ぶ際、ケースの代わりに「Smart Cover」をかぶせて傷をつかないようにします。

Air Pods Max

でもやっぱり「Smart Cover」はダサい。

ダサいうえに、入れにくいので使いづらい。

フタが閉まらないように片手で支えながらスポッと嵌め込む動作がなかなか難しい。

Air Pods Max

これが普通のケースなら入れて終わりなのに…

実用性も見た目も悪いって、これ本当にAppleが考えたの?って疑いたくなります。

「空間オーディオ」を楽しめるサービスがApple TVしかないし、Macでは使えない→アップデートで他サービスでも擬似的に楽しめるようになった

Air Pods Max独自の機能「空間オーディオ」ですが、現状楽しめるサービスが「Apple TVアプリ」しかありません。

Apple TVアプリ自体のコンテンツ量がとても少なく、サブスクリプションサービスの「Apple TV+」なんてガチれば2〜3ヶ月で全て見終わってしまうレベルです。

Apple TV

せっかくの目玉機能を使う機会がないのは寂しいです。

しかも「空間オーディオ」はiPhoneとiPadにしか対応しておらず、大画面で楽しみたいMacでは使えません。

Apple…しっかりしてくれよ…

【2021年9月追記】

iOS15、iPadOS15がリリースされ、「ステレオを空間化」という機能が追加されました。

Apple MusicやPodcastはもちろん、Spotifyやradiko、YouTubeなどApple純正アプリ以外でも音に包まれるような体験ができます。

YouTubeやAmazonプライムビデオなどの動画コンテンツの場合は画面から音楽が聞こえるようになります。

あくまで疑似的に対応させているので、正式な空間オーディオ対応コンテンツ(DolbyAtmos対応コンテンツ)と比べると没入感は少し劣ります。

それでも手軽に楽しむには十分なので、良いアップデートでした。

Macでは空間オーディオが楽しめないのは相変わらず…

通話時、マイクが周囲の音を拾い過ぎてしまう

Air Pods Maxはヘッドホンを着けた状態のまま通話することができます。

しかし通話時のマイクが周囲の音を拾いすぎてしまうことがわかりました。

Discordというグループ通話アプリを使って通話した際、何気なくいつも通りに冷蔵庫から飲み物を入れていると「何してんの?」と気付かれました。

コップを置く音、飲み物を注ぐ音などの生活音がダダ漏れしてたみたいで、ちょっと恥ずかしかったです…

全く同じことをAirPods Proでしても全く気付かれません。

声の聞こえ方は変わらないらしいので、AirPods Proの方が声だけをしっかり拾っていることになります。

Appleデバイスを3台以上持っていない場合、親和性の恩恵が少ない

Apple端末 複数台

Air Pods MaxはAppleデバイスとの親和性が高く、使う端末に合わせて自動で接続を切り替えてくれます。

ただ、その機能はAppleデバイスが3台以上あってこそ意味がある機能です。

他社製ワイヤレスヘッドホンの場合、2台のデバイスにマルチペアリングする機能が付いています。

ということは2台までの端末しか使わないならAir Pods Maxでなくても良いということ。

私のようにiPhone、iPad、Macを切り替えて使うなら、Air Pods Maxの「自動切り替え機能」はむちゃくちゃ便利です。

しかし使う端末が限られている場合、あえてAir Pods Maxを選ぶ必要はないかもしれません。

正直、値段が高過ぎる

Air Pods Maxの値段は61,800円(税込67,980円)です。

Air Pods Max

めっちゃ高いです。

「高くない」とか「価値を考えると妥当」とか言っている人もいますが、それ本音で言ってる?と問いたい。

少なくとも「安いくらい」と言うコメントを見たことがありません。

7万近い価値があるかと言われると、実際に使った身としては正直微妙だと思います。

他社の同グレード帯だと、性能や音のレベルがAir Pods Maxと変わらないのに半額から2/3の値段で購入できます。

メーカー名称(型番)値段(2023年5月3日時点Amazonより)
AppleAir Pods Max81,374円(税込)
SonyWH-1000XM550,000円(税込)
BOSENOISE CANCELLING HEADPHONES 70042,500円(税込)
ゼンハイザーMOMENTUM 4 Wireless48,480円(税込)

音質と機能だけ考えると、価格差をひっくり返すほどの価値はありません。

音質だけを考えるなら、私が既に持っている「ゼンハイザー HD598」で十分でした。

HD598SR

こちらは有線の開放型ヘッドホンなので比較とは言えませんが…

音質と機能以外で価値を感じるなら、もちろん購入をおすすめします。

冷静に考えて「ん?」と悩むことが一つでもあるなら、再検討したほうが間違いありません。

Apple製品は気軽に返品できるので、迷ったらとりあえず買ってみてもいいかも

Apple製品はオンラインストアから購入した場合、購入してから2週間は無料で返品することができます。

理由に関わらず返品できるので、使ってみて「ちょっと合わないな…」と感じたら遠慮することなく返品しちゃいましょう。

Apple公式サイト 返品・返金について

【参考】アップル公式HPで購入するのに、楽天ポイントがもらえるお得な裏ワザ

最速で確実に「Air pods Max」を購入する場合、Apple公式HPで購入することになります。

アップル公式HPで購入する場合、楽天ポイントをもらってお得になる裏ワザがあります。

楽天リーベイツのサイトを経由してアップルの公式HPに移動するだけで、楽天ポイントがもらえます。

もちろん、支払い金額は普通に公式HPで購入するのと変わりません。

「なんで楽天リーベイツを経由するだけで楽天ポイントがもらえるの?」と思いますよね。

楽天リーベイツを経由することで、「楽天がアップル公式HPを紹介した」という形になります。

楽天がアップルから広告料をもらい、購入するあなたにもポイントが還元される仕組みです。

アップル以外にも、400以上の公式ストアで使うことができますので、アカウントだけでも作っておくと便利ですよ。

楽天リーベイツの公式HPを見てみる

有名サイトでの買い物にプラス1ステップで、楽天ポイントが貯まっちゃう!

まとめ 「Air Pods Max」は万人に勧められるヘッドホンではない

Air Pods Maxは外で聞くより、家の中で聞くことを考えて作られたヘッドホンだと感じました。

外で気軽に音楽を楽しむならAirPods Proで充分(というかそっちの方が使い勝手が良い)です。

正直、課題が多いヘッドホンだと思います。

AirPods Maxじゃなきゃいけない理由がある人にはおすすめのヘッドホンですが、万人におすすめするのは難しいですね。

あなたの購入の参考になれば幸いです。

Apple Music

音楽に包まれよう。
1億曲と30,000プレイリスト以上が聴き放題。

あわせて読みたい!

コメントを書く

©ガジェット漬けの生活

(yoshijun blog)

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

生活の質が上がる情報を届け!