Apple Watch series6(以下Apple Watch6)とApple Watch SEが発売されました。
良い機能が追加されていたら買い換えようかな?と思いしっかり調べました。
Apple Watch5を使っている私の目線からモデルごとの機能差に注目して、なぜ乗り換える必要がないかを分かりやすく説明していきます。
【追記】
2021年にApple Watch7が発売され、画面サイズは変わらずに液晶の表示範囲が大きくなりました。
Apple Watch7を実際に使ってみたレビュー記事でも紹介していますが、使い勝手が大きく改善されて満足しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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Apple Watch6、5、SEの比較 一覧
Apple Watch6、5、SEの比較を一覧でまとめます。
スペック、機能 | Apple Watch series6 | Apple Watch series5 | Apple Watch SE |
---|---|---|---|
本体(ケース)のサイズ | 44mm or 40mm | 44mm or 40mm | 44mm or 40mm |
液晶の画面 | Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ |
画面常時表示 | ○ | ○ | × |
感圧タッチ対応 | × | ○ | × |
モデル | GPSとCellularモデル | GPSとCellularモデル | GPSとCellularモデル |
容量 | 32GB | 32GB | 32GB |
プロセッサ | S6 SiP | S5 SiP | S5 SiP |
デジタルクラウン | ○ | ○ | ○ |
光学式心拍センサー | ○ | ○ | ○ |
電気式心拍センサー | ○ | ○ | × |
血中酸素ウェルネスセンサー | ○ | × | × |
耐水性能 | 50m | 50m | 50m |
比較して違っているところを細かく解説していきます。
Apple Watch6と5の違い
Apple Watch6と5の違いについて詳しく見ていきます。
Apple Watch6は血中酸素の計測ができる
Apple Watch6の目玉機能として血中酸素の計測があります。
Apple Watchをより健康デバイスに結びつける機能で、流行している新型コロナウイルス感染症を意識した内容です。
私は医者でもなければ専門家でもないので参考サイトとしてNHKのクローズドアップ現代「「重症化に気づかない『幸せな低酸素症』の実態 注意点は?」を紹介しますが、低酸素血症を事前に防ぐのに役立つ機能になります。
健康管理をより便利にしたい!という人にとって助かる機能です。
ただ注意点として本機能は医療用ではなく、あくまで一般的なウェルネスとフィットネス用と表記されています。
医療器具ではないことを念頭に入れておく必要があります。
Apple Watch6はプロセッサの性能が高い
Apple Watch6 は最新のプロセッサ「デュアルコア S6 SiP」を搭載しています。
Apple Watch5は1世代前のプロセッサ「デュアルコア S5 SiP」で、性能の差は最大で20%高速になっています。
Apple Watch4から5に新しくなった時も約20%高速になっているので、モデルが新しくなるごとに20%良くなっているということですね。
Apple Watch6は感圧タッチ機能が削除された
Apple Watch5までは感圧タッチ機能がありましたが、Apple Watch6は感圧タッチ機能が削除されました。
iPhoneでも同様のことが起こっています。
旧モデルのiPhoneには感圧タッチ機能(3D Touch)がありましたが、現行機種は削除されて長押しする触覚タッチ(Haptic Touch)に変更されています。
だからといってできることが制限されるわけではなく、感圧タッチでも触角タッチでも機能的に変わらないので削除されたのだと思います。
Apple Watch5も「Watch OS7」に更新すると感圧タッチ機能が使えなくなり、触覚タッチ機能に切り替わっています。
今後使われない機能が無くなったということなので、感圧タッチ機能が搭載されているApple Watch5が優れているというわけではありません。
【参考】Apple Watch6の技術仕様から表示が消えた、液晶画面の素材について
これまでApple Watchの技術仕様には液晶画面の素材について表記されていました。
Apple Watch5の時は本体の素材によって液晶画面の素材が違っており、以下の表でまとめました。
Apple Watch本体の素材 | 液晶画面の素材 | 特徴 |
---|---|---|
アルミニウム | Ion-Xガラス | (比較すると)傷つきやすい |
ステンレススチール | サファイアクリスタル | 傷つかない |
Apple Watch6の技術仕様には液晶画面の素材について表記がなくなりましたが、AppleのSupport Communitiesで以前と変わらないとの回答があったとのことです。
参考サイト Apple Watch Series 6のディスプレイは、従来と同じ「Ion-X ガラス」と「サファイアクリスタル」を継続採用
アルミニウムのApple Watchに使われているIon-Xガラスは結構傷つきやすいので、液晶画面が傷つかないように保護をおすすめします。
「Apple Watch SE」と5の違い
今回Apple Watchは初めてSE(スペシャルエディション)を発売しました。
Apple Watch SEと5を比較してわかった違いを解説します。
Apple Watch SEは画面を常時表示できない
Apple Watch SEは4以前のモデルと同様に画面を常時表示させることはできません。
腕を傾けて時計を覗く仕草をすることで画面が表示されます。
Apple Watch5は画面を常時表示させ、腕時計をのぞいていない時は画面が少し暗い状態で表示されます。
比較画像ですが、Apple Watch5の画面を覗いている時の表示です。
画面を覗いていない暗い表示はこのように変化します。
画面が常時表示されている方がチラッと時間を確認するような腕時計本来の使い方ができます。
商談の多い営業マンや手早く時間を確認する機会が多い人はSEはやめておいた方が良いかもしれません。
電気心拍センサーが付いていない
Apple Watch SEは光学式心拍センサーはついていますが、電気心拍センサーはついてません。
ただ現状日本では医療機器認定の関係で使うことができない機能なので、あまり気にする必要ありません。
Appleが認定されるようにいろいろ働きかけているとのことなので、そのうち使うことができるかもしれません。
本体の素材がアルミニウムしか選べない
Apple Watch SEは本体の素材がアルミニウムモデルしか選ぶことができません。
Apple Watch5、6は本体の素材がアルミニウムとステンレススチールモデルから選ぶことができます。
ただステンレススチールモデルはかなり高いので、お得にかえるアルミニウムモデルを検討している人にとっては関係ありません。
時計に装飾品として高級感を求めるのであればステンレススチールの方がおすすめです。
まとめ Apple Watch5から見ると、6はあまり変わらず、SEは下位互換だが安い
Apple Watch5からみた、Apple Watch6、SEへの評価をまとめます。
- Apple Watch6…基本的な使い勝手は変わらず、少し性能が良くなった
- Apple Watch SE…Apple Watchの下位互換だけどリーズナブル
Apple Watch6に追加された血中酸素計測にどれほど価値を見るかで買い替えるかの判断になります。
私の意見としてですが、Apple Watch5から6、SEに乗り換える必要性は無いと感じました。
あなたのApple Watch選びの参考になれば幸いです。